概要
OLYMPUSの社名はギリシャ神話の神々が住むというオリンパス山「Mt. Olympus」から。
大正8年(1919年)10月12日に山下長が「株式会社高千穂製作所」設立と、なかなか長い歴史を持つ。
- オリンパスイメージング株式会社:デジタルカメラ・録音機等の製造販売
- オリンパスメディカルシステムズ株式会社:医療用内視鏡等医療機器の製造販売
- アイ・ティー・エックス株式会社:情報通信サービスを基盤とした、テレコム事業及びサービス・ソリューション事業
と3つに分かれている。
2020年6月に、カメラの製造販売を行う映像事業を国内の投資ファンドに譲渡すると発表。([1])2021年1月、OMデジタルソリューションズとして再出発した。今後OLYMPUSブランドを廃止し“OM SYSTEM”に切り替えられるが、各製品のブランド名は維持される。
その他
2009年には会社創立90周年記念事業として「オリンパス・スペース・プロジェクト」を実施。
宇宙飛行士・若田光一さんが「国際宇宙ステーション」へ行く際に、同社のデジタル一眼レフカメラ「E-3」が搭載された。採用理由として過酷な宇宙環境に耐えうる防塵・防滴性能と、スペースシャトルを打ち上げる時には少しでも重量を軽くする事が必須であり、小型軽量というE-システムが適任だったようである。
デジタル一眼レフは比較的大きいサイズ・重量の物が多い中、オリンパスは率先して小型・軽量化を進めている。
フォーサーズシステム(E-システム)を発展させたマイクロフォーサーズシステムを2008年8月5日に発表。ミラーレス一眼の先駆けとなり、レンズ交換可能という一眼レフの機能と画質を持ちつつ小型・軽量を実現した。
パナソニックからDMC-G1が最初に発売されてから何かと話題を集めている。しかしAPS-Cやフルサイズ市場でミラーレス機を投入したライバルに画質で太刀打ちできず、会社の不祥事もあって映像事業は赤字に転落、売却を余儀なくされた。
2011年に損失隠し及び粉飾決算が発覚し、騒動となった(オリンパス事件)。バブル崩壊で発生した損失を10年以上も隠し続けていた。
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関連項目
脚注
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