「希望」を掴みとれ──
maimai公式のPANDORA PARADOXXX出現時ツイートより
PANDORA BOXXXとは、maimai FiNALEで開催されたmaimai旧筐体史上最大の解禁イベントである。
尚、本記事にある楽曲はmaimai でらっくすで既に無条件解禁されている為、あくまでも「こういう仕様でした」程度に理解して頂きたい。
概要
2018年12月5日に行われた「『maimai』重大発表 ゲキ!チュウマイ公式生放送」にて、maimai FiNALEの稼動開始予告の際に新解禁システムとして発表された。
その後稼働開始からしばらく遅れた12月18日に最初の楽曲が解禁可能となり、以降段階的に解禁可能曲が追加されていった。
殆どの楽曲にはモチーフとなったバージョンがあり、その楽曲のコンポーザーも当該バージョンでボス曲を提供したコンポーザーとなっていて、まさにFiNALEと呼ぶにふさわしい構成となっている。
楽曲解禁条件
共通の解禁条件として
- 楽曲やモチーフとなったバージョンに関係する条件を達成する(難易度不問)
- その次のプレイからPANDORA BOXXXカテゴリに当該楽曲が追加される
- 最終トラックまでの全曲でランクSを獲得しPANDORA BOXXXカテゴリを開放する
- そこでプレイしLIFEをひとつでもを残して完走する
- 通常の楽曲セレクトに解禁される
という形になっているのだが、1つ目の条件はbeatmania IIDXのLincle Kingdom等の様に「全てのステージで特定の楽曲をプレイ」の様なワンプレイで達成できる物と、「特定の楽曲を全てCLEAR」や「特定の達成率を取る」の様な下手したら何十クレジットもかかる条件が設定されている物があった。
楽曲一覧
ここに書かれている「旧レベル」はFiNALE時点、「現レベル」はでらっくす UNiVERSE PLUS現在の難易度。FiNALE以前にはBASICの下に難易度EASYが存在したがでらっくすで全削除されたため省略。
PHASE #1 GreeN
曲名 | QZkago Requiem | ||||||||
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アーティスト | t+pazolite | ||||||||
BPM | 257 | ||||||||
解禁条件 | アーティスト名義が「t+pazolite」となっている楽曲(全7曲)全てをCLEAR | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 6 | 9+ | 11+ | 12 | 13 | ||||
現レベル | 7 | 9+ | 13 | 14+ | 14+ | ||||
譜面製作者 | - | - | 小鳥遊さん | チャン@DP皆伝 | Garakuta Scramble! |
楽曲記事→QZkago Requiem
一曲目のPANDORA BOXXX楽曲。
音源はMiLK PLUSで行われていたプレゼントキャンペーンの商品CDのシークレットトラックから一部が変更されたものを使用(CD音源の曲名には[rehearsal]と表記がある)。t+pazolite本人曰く「Garakuta Doll Playの正統続編」。
Garakuta Doll Playに似たフレーズやオーマイガァァァァァ声ネタが含まれており、譜面にもガラクタを彷彿とさせる配置があって曲どころか譜面も正統続編となっている。
ちなみにBGAはOshama Scramble!でお馴染みの百舌谷氏が担当。ジョーカーが取り憑いた牛乳を飲んでしまい体を乗っ取られたみるくが街を破壊し、それをしゃまが止めるというストーリー。そこからおしゃまを意識したのか、Re:MASTERではブレイク前の大回転がだんだん早くなっている。 (あと宴じゃないのにSLIDEが止まった)
余談だが、公式によると「※極秘情報※「Garakuta Scramble!」は2人組。Garakutaさんが作った凄まじい初稿を元に、人類向けにカスタムしたMASTER。限界を攻めたのがRe:MASだって。さあ誰でしょう?(Jack)」とのこと。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/maimai_official/status/1255071822313164802
PHASE #2 maimai
曲名 | Schwarzchild | ||||||||
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アーティスト | Tsukasa | ||||||||
BPM | 188 | ||||||||
解禁条件 | いずれかの楽曲で100%(SSSボーダーちょうど)を達成 | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 6 | 8+ | 11 | 13 | 13+ | ||||
現レベル | 7 | 8+ | 12+ | 14 | 14+ | ||||
譜面製作者 | - | - | Jack | "H"ack | "H"ack underground |
初代で猛威を振るったFragranceの続編曲。
Fragranceと同じ建物がBGAに現れている。
MASTER譜面はFragranceと比較すると乱打が見やすくなった代わりにSLIDEとの絡みが複雑化し、グレや抜けが多発する流しが存在。
Re:MASTER譜面はFragranceのMASTER譜面をベースとしつつも24分が増量され、それ以外にもゴリ押し配置が至る所に散りばめられ、ある意味でFragranceをリスペクトし、またある意味でとんでもない喧嘩をふっかけた譜面。
PHASE #3 PiNK
曲名 | Alea jacta est! | ||||||||
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アーティスト | BlackY fused with WAiKURO | ||||||||
BPM | 162 | ||||||||
解禁条件 | チャレンジトラック対象楽曲(全34曲)を全てCLEAR | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 6 | 8+ | 11 | 13 | 13+ | ||||
現レベル | 6 | 8+ | 11 | 14 | 14+ | ||||
譜面製作者 | - | - | サファ太 | “Carpe diem”* HAN∀BI | 小鳥遊さん fused with Phoenix |
PiNK PLUS最後のチャレンジトラックで配置ミスのせいで1人もLIFE1完走を出さなかったAMAZING MIGHTYYYY!!!!のWAiKUROとSDVXの公募でお馴染みの自給自足ゴリラBlackYによる一人合作曲。(この辺から続編呼びしにくい)
第5回天下一音ゲ祭の決勝課題曲として初披露された。
MASTER譜面はアメマイのRe:MASTERとMASTERのマッシュアップが多くなっている。
Re:MASTER譜面は全体的に流しが多く、研究しないと厳しいEACH流し、更には骨を折りにかかっているとしか思えない配置もあって体力消費がエグい形に。
PHASE #4 MURASAKi
曲名 | FFT | ||||||||
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アーティスト | cybermiso | ||||||||
BPM | 180 | ||||||||
解禁条件 | 1クレジット全て宴会場から選曲(クリア不問) | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 6 | 8+ | 11 | 13 | 13+ | ||||
現レベル | 7 | 8+ | 12 | 14 | 14 | ||||
譜面製作者 | - | - | サファ太 | safaTAmago | JAQ |
Panopticonのcybermiso氏による楽曲。低速なんてなかった
FFTとは高速フーリエ変換の略であり、英数字による何らかの略称である事から氏のシリーズ楽曲の1つと推測されている。
MASTER譜面は軌道かぶりのEACH SLIDEの難しさが全面に押し出されているせいで意図せずSLIDEを巻き込んでしまう事が多発してしまう害悪譜面。
Re:MASTER譜面は軌道かぶりSLIDEが無くなった代わりにHOLDが長くなったり、16分が増えたりとMASTERが正統強化された譜面となった。
PHASE #5 MiLK
曲名 | 雷切-RAIKIRI- | ||||||||
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アーティスト | kanone | ||||||||
BPM | 165 | ||||||||
解禁条件 | BGAにしゃま・みるく・乙姫・ラズ・シフォン・ソルトのうち誰か一人でも登場している楽曲(全6曲)を全てCLEAR | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 6 | 8 | 11 | 13 | 13+ | ||||
現レベル | 7 | 8 | 12+ | 14 | 14+ | ||||
譜面製作者 | - | - | サファ太 | 某S氏 | Phoenix |
MiLK PLUSで花と、雪と、ドラムンベース。を提供したkanone氏による楽曲。共通点が和風という点しかない
MASTER譜面は超物量型となっており、32分大回転からの16分EACH縦連を始めとするBPM165とは思えない体力消費を強いられてしまう。
Re:MASTER譜面ではついにBPM160超えの32分を叩かせる配置が現れてしまった。はたラク2000かな?
PHASE #6 ORANGE
曲名 | the EmpErroR | ||||||||
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アーティスト | sasakure.UK | ||||||||
BPM | 240 | ||||||||
解禁条件 | 曲名に「the」を冠する楽曲(18曲)全てをCLEAR (THEORYやTHEMEなどの英単語ではないものも含む) |
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譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 5 | 9+ | 12 | 13 | 13+ | ||||
現レベル | 5 | 9+ | 13 | 14+ | 14+ | ||||
譜面製作者 | - | - | すきやき奉行 | 小鳥遊さん | -ZONE- SaFaRi |
sasakure.UKによる過去の楽曲要素がふんだんに盛りもまれたささくれ節全開の楽曲。こいつやりやがった
MASTER譜面にはJack-the-ripper◆の難所ができて当たり前のように置かれており、ラストにはまさに死ぬがよいの一言が似合う圧巻のラス殺しが。爆発しろ
Re:MASTER譜面はただでさえ取り切れない全体難に加えてバケモノレベルの局所難、さらにゲシュタルト崩壊必至のラストと、これでもかってくらいの難易度となった。やっぱり爆発しろ
PHASE:?
曲名 | PANDORA PARADOXXX | ||||||||
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アーティスト | 削除 | ||||||||
BPM | 150(150-225) | ||||||||
解禁条件 | (後述) | ||||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 7+ | 10+ | 12+ | 13+ | 14 | ||||
現レベル | 7+ | 11 | 13+ | 14+ | 15 | ||||
譜面製作者 | - | - | 譜面-100号 | PANDORA BOXXX | PANDORA PARADOXXX |
楽曲記事→PANDORA PARADOXXX
ヘンテコBPMに定評のある削除による旧筐体最難関楽曲。
全ての難易度で最高レベルを更新、更にOur Wrenally以来の初期ライフ完走者がが現れなかった楽曲となった。
解禁条件はまず今までの6曲を同じ難易度で一定ランク以上(初期はSS、最終的にAまで緩和)のスコアを獲得した上で完走し、エンブレムを獲得する。そのエンブレムを全消費して挑戦出来る。閉店してしまうとエンブレムは集め直しとなってしまうが、今まで通り完走すれば解禁となる。
譜面はまさに地獄そのもので、MASTERでは13の難所はできて当たり前レベルに存在し、削除氏特有のヘンテコリズムにより20分音符というわけのわからない物まで置かれている。
Re:MASTER譜面はmaimaiとは何かというレベルの難易度となっており、32分大回転をさせつつ6分刻みの短HOLDを捌かせた挙句96分音符が出現し、ラストに至ってはBPM225の24分トリル(=秒間22.5打)までさせられる始末。わけがわからないよ(・д・`*)
EXTRA TRACK
曲名 | Believe The Rainbow | ||||||||
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アーティスト | Shoichiro Hirata feat.Sana | ||||||||
BPM | 133 | ||||||||
解禁条件 | PANDORA PARADOXXX Re:MASTERの完走 (6/21以降は難易度不問) |
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譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | ||||
旧レベル | 4 | 7+ | 8+ | 12 | - | ||||
現レベル | 4 | 7+ | 10 | 13 | - | ||||
譜面製作者 | - | - | 某S氏 | はっぴー | - |
maimai史上最悪の厄災を乗り越えたものだけが見ることを許される感動のフィナーレ。リザルトの直後になんの前触れも無く現れる
作者はBEMANIシリーズ初期の楽曲を手がけてきた2人。
この組み合わせによる楽曲は2006年に稼働したpop'n music 15 ADVENTURE収録「ウィンディダンス/FU-FA」以来、実に13年ぶりのタッグ結成になるのだが、同曲はグラディウスでお馴染みの東野美紀とのコラボレーション曲であった事から、純粋な2名による合作は2003年のbeatmania IIDX 9th styleの「真夏の花・真夏の夢」以来の16年振りとなる。
MASTER譜面はSLIDE譜面となっており、レギュレーション違反ギリギリな多重SLIDEが存在。まさにmaimaiの最後にふさわしい楽曲となっている。
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