PONGとは、以下のことを表す。
この記事では1のPongについて説明する。
Pongとは世界で最初に商業的な成功を収めたTVゲームである。日本語表記はポン。
概要
米国のATARI社が作ったビデオゲーム。上下に動く棒を操作して、ボールを打ち合うというシンプルなもの。
よくテニスのようなゲームと言われる。
経緯
初めはアーケードゲームとして販売された。当時、零細企業であったATARIは売り込みに苦労したが、酒場に出展した所、朝から行列ができ、コイン入れから25セント硬貨が溢れかえるほどの大成功を収めた。
その後の流行でATARIに多くの利益をもたらし、家庭用のPongも発売されたが、
その辿った経緯は必ずしも光の部分だけでなく、闇の部分ももたらした。
まず、マグナボックス社からの訴訟である。実はこのゲーム、世界初の家庭用テレビゲーム機であるオデッセイに搭載されていたゲームの一つ、テニスを模倣したものだったのである。尤も、いろいろな偶然が重なって模倣というより影響を受けた程度の形であったが、少なくとも作り初めはオデッセイのテニスを真似しようとしていたのは確かである。そのため訴訟を起こされ、ATARIはマグナボックス社に対しライセンス料を払う羽目になった。
次にコピーゲームの登場である。ポンは非常に真似されやすく、結果多くのコピーゲームが生まれてしまった。しかし、ATARIは家庭用のPongも含め、訴訟を起こすことがなかった。当時、ATARIはPongの製造に忙しく、訴える暇がなかったのである。「コピーゲームが生まれるのなら、新しいゲームを作ればいい」というATARIのスタンスもあった。
この後、ATARIはブロックくずし(ブレイクアウト)を製作し、大成功を収めることになる。
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この本にPongのことが書かれている。
関連項目
- ゲーム
- オデッセイ(ゲーム機)
- テレビゲーム15
- Pongが収録されている
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