R2BEAT(アールツービート、ハングル:알투비트)は、レースゲームにリズムゲーム(音ゲー)の要素を組み合わせた、一風変わった韓国産ネットゲーム。株式会社シードナインエンタテインメントにより開発された。
概要
任意の曲を選択し、その曲に合わせて迫りくる障害物を華麗に越えつつ、最速ゴールを目指すのが目的。操作は矢印キーとCtrlキーのみという比較的シンプルなものであり、障害物の種類に応じて押すキーの組み合わせが異なるというシステムになっている。
障害物が来るタイミングとほぼ同時にキーを押すと障害物を乗り越え先に進むが、ある程度タイミングがズレたり押し損ねたりするとミス。ミスした場合、その場でしばらく操作キャラクターがピヨり、同時にBGMもしばらく停止する。
障害物をかわし続けていると少しずつゲージが上昇し(アイテム戦ではゲージ無し)、ゲージMAXの状態でCtrlキーを押すと「ブースト」がかかり、一定時間通常の倍[1]の速度で走る事が可能になる。またその際BGMも倍速になる。
無事最終地点まで到達するとゴール。同時にBGMも終了する。
上記の流れにより「レース完走」は即ち「BGM完奏」となり、故に「走る音ゲー」と称される。ただ、ゲーム自体は対戦モードが重視されている事、また好成績であればある程経験値や資金が稼げるという事もあり、全体としては「走り」に重点が置かれていると思っていいだろう。
単純操作であるが故に一つのミスが致命傷になり易く、また曲のテンポが速くなればなる程レース自体のスピードも速くなる為、目で障害物を追っているだけでは完全制覇が難しくなってくる。対戦モードでは時間制限もあり、ミスが続くと時間切れで完走出来ずにレース終了なんて事も。完全制覇の為にはコースの暗記が必要不可欠である。
アイテム戦では、上記に加えてプレイヤー同士による支援や妨害が発生し得る為、更なる対策が必要とされる。
なお、開始直後は一部の曲や難易度(星)しか選択できない仕様。開始直後に選択できない曲・難易度は「ライセンス」を取得する事で初めて選択できるようになる。取得可能なライセンスは月・太陽の2種類で、初期の星も含めた難易度の位置関係は太陽>月>星[2]となる。
楽曲
基本的には開発スタッフによるオリジナル曲やアレンジ曲が中心。日本版は加えて、日本人クリエータ(外注)による曲が独自に追加されている。
稼動初期には有名どころのK-POP(KOYOTE、BADA等)も少ないながら収録されていたものの、少しずつライセンス期間満了に伴い削除されていった。
しばらくすると、同グループ内の会社同士という関係からか、ペンタビジョン製の音ゲー「DJMAX Online」の曲も徐々に追加されるようになった。その数ヶ月後にDMOのサービスが終了し、それを期にR2BEATを始めたプレイヤーも少なくなかった模様。
なお、収録曲の一部(27曲)で構成されたオリジナルサウンドトラックも発売された。もっとも、あくまで日本版のOSTという事もあり、開発元がどの程度関与していたのかは不明。
日本版オリジナル曲としては、声優の清水香里が歌う「You'll be free!」のフルサイズバージョンが収録されている。
サービス状況
2009年9月8日に日本版サービスが終了。その一足先に香港・台湾(繁体字中文)版も終了している。
本家韓国版や中国版[3]は(2009年11月現在)稼動中で、特に中国ではかなりの人気ゲームとなっている模様。
2009年12月末日、R2beat Global公式サイトが誕生。2010年1月20日よりオープンベータテストが開催されている。
関連項目
外部リンク
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脚注
- *実際の倍率はそこまで大きくない。
- *その上で更に数値化(「☆」の数で表現)され、最低は☆0.5(☆の左半分のみ)から、最高は☆8(☆☆☆☆☆☆☆☆)まで区分されている。
- *簡体字でのタイトルは「音速」。
- *主要言語は英語だが、whois情報によるとサーバは韓国にある模様。
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