概要
2010年代後半から次々に新規IPを立ち上げて来たブシロードが 「BanG Dream!」、「スタァライト」、「D4DJ」 に続く大型メディアミックスタイトルとして企画し、2020年9月25日の新プロジェクト発表会にて情報公開された。
バンドリ!等と並び称されてはいるものの、キラキラとした10代の夢追う少女たちを描いた先の3タイトルとはベクトルが大きく異なり、ギラギラとした欲望渦巻く大人の男たちによるSF“任侠”エンターテイメントとされている。男性キャラクターが中心となるブシロードのメディアミックスは「ARGONAVIS from BanG Dream!」以来2例目。完全新規タイトルとしては初の試みとなる。また主要キャラに男女両方が含まれるのも上記タイトルの中では初。
プロジェクトの先駆けとして2020年12月の舞台公演が決定しており、主要キャストにはライダー俳優 舞台や特撮を中心に著名な俳優陣が名を連ねている。ブシロードコンテンツは舞台/ライブで口火を切り、舞台キャストは後のアニメやアプリゲームでも同役でアフレコを行うのが通例ではあるが、本作においてはどのようなメディア展開になるのかを含め、プロジェクト内のキャストの今後は未発表となっている。
世界観
舞台は東京――天海区東京湾を貫く「国道59号線」。その先に続くのは欲望で輝く、世界有数の摩天楼。
湾に浮かぶ巨大人工島に、 国内外から莫大な資金が投入されて誕生した 眠らない街「天海区」である。
幾重にも開発が行われた街は 昔日の匂いを残す雑然とした旧市街区と、 洗練された新市街区が渾然一体となっている。
用語
- 国道59号線
- タイトルの由来ともなっている、現実では欠番の「実在しない」国道。メタ的に言えば59道(ゴクドウ)の洒落。本作の舞台となる人工島に通じる道路という意味では、文字通り「裏社会への一本道」でもある。
- 天海区
- 本作の舞台となる、東京湾に造られた巨大人工島。ジンギ達からなる四つの勢力が裏社会の覇権を争っている。
- ジンギ
- 血の盃(物理)を介して受け継がれる異能であり、またそれを持つ者を指す。ジンギとなった者は人の道を外れ、二度とカタギには戻れないとされる。そのルーツは神代にまで遡り、歴史の闇の中で脈々と受け継がれてきた。漢字表記では「神祇」とも記述されている。
- 夜真多大蛇(ヤマタノオロチ)
- スサノオノミコトが出雲で退治した事で有名な怪物と同名だが、一般的な漢字表記とは異なる。本作では東京湾の地下に首が封印されてるらしいので神話のそれとは別物かも知れない。その血を飲むことで古のジンギが持っていた神に等しい力を得られるとされる。
キャラクター
時代のしがらみにとらわれない、自由な気風の組。普段はまとまりのない組員たちだが、ひとたび問題が起こればそれぞれの得意分野を活かして事にあたる。
- 八薙バクト(やなぎ ばくと)
- 演:君沢ユウキ
- 普段は人を食ったような態度ばかりとっているが有事にはぶっ飛んだ行動力を発揮し、なんだかんだで人望はある。組の実質的なリーダー。
- 成山誓吾(なるやま せいご)
- 演:前田誠二
- 参謀兼ツッコミ役。ジンギとなった影響で視力が強化されすぎたため、平時は眼鏡で視界を抑えている。
- 大井町高久(おおいまち たかひさ)
- 演:白又敦
- 交渉担当の詐欺師。
- 桐宮ユウト(きりみや ゆうと)
- 演:鮎川太陽
- 春雲組で最年少の構成員。
- 藤堂時雨(とうどう しぐれ)
- 演:山本康平
- 飄々としているが思慮深い年長者。抗争で妻子を殺された過去を持つ。
- 結津万清信(ゆつま きよのぶ)
- 演:京本政樹
- 春雲組の当代組長。
伝統と格式を重んじる関西系の組。悩み多き若き組長代行と彼を支える組員たちは、家族のように強い絆で結ばれている。
金と権力でのし上がった天海区の最大勢力。しかし肥大化した組織の裏側では、冷酷なトップによる独裁への不満が渦まき、内部抗争の火種を燻ぶらせている。
世界規模で展開する海外マフィアの連合組織。結果主義のリーダー達が、海を越えて繋がる「ビジネス」の要衝として、天海区は狙いをつけられている。
テーマソング
- 「Exterminate」
- 歌:GACKT
スタッフ
原作 | ブシロード |
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製作総指揮 | 木谷高明 |
ストーリー原案・構成 | 毛利亘宏 |
キャラクターデザイン | ぎどら |
統括プロデューサー | 中山雅弘 |
製作 | ブシロード・ミュージック エークスルー・エンタテイメント |
エグゼクティブプロデューサー | 都田和志 |
関連項目
関連リンク
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