ReadSpeakerとは、HOYA株式会社の音声合成ソフトウェアである。旧名「VoiceText」。
概要
元々はペンタックスの子会社「ペンタックス ボイスウェア カンパニーリミテッド」(大韓民国ソウル市)が開発。現在はHOYAに移管され同社が運営している。
独自のアルゴリズムにより、人間の声に近い自然な音質が特徴で、日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語などの5ヶ国語に対応している。
製品の機能として組み込まれたり、ナレーション作成から自動応答システムなどにも扱われている。
OSにとらわれず、iPad/iPhoneやAndroidのスマートフォン向けの製品も用意されている。
Web上でもサンプルとして使用可能。
日本語ワープロソフトである一太郎のプレミアム版に「詠太(えいた)」という音声読み上げソフトが付属しているが、こちらのエンジンにVoiceTextが使用されている。
またWeb API(β版)が無料公開されており、開発ソフトに機能を組み込むことができる模様。
2020年5月20日に製品名が「VoiceText」から「ReadSpeaker」に変更されている。[1]
開発[2]
開発は2003年に始まった。ペンタックス(当時)が新規事業として始めた語学学習サービスがきっかけとなり、自社開発を開始。当初は「波形接続型」を採用していたが、2010年にHMM型(隠れマルコフモデル)を採用している。
声質
日本語 | 英語(アメリカ) | 英語(イギリス) | 中国語 |
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中国語(台湾) | 韓国語 | スペイン語(アメリカ) | フランス語(カナダ) |
関連動画
関連リンク
関連項目
- 音声合成
- SofTalk / AquesTalk
- LaLaVoice
- VOICEROID
- モヤモヤさまぁ~ず2 / ショウ君
- ついまる
- 棒読みちゃん
- 長野原みお
- テキスト読み上げシリーズ
- かなちゃん
- しゃべってコンシェル
- おこってるシリーズ
脚注
- *VoiceText製品名変更のお知らせ 2020.5.20
- *ひっそり成長「合成声優」ヒカリちゃん(21) 「声優さんの仕事を代替したい」――VoiceText開発者の挑戦 (1/2) 2018.6.1
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