Richard Burns Rallyとは、SCiから発売したWindows、Xbox、プレイステーション2用のラリーシミュレーターである。
概要
Richard Burns Rally(以下RBR)は、2001年世界ラリー選手権(WRC)チャンピオンのリチャード・バーンズ監修によるラリーシミュレーターである。2004年7月9日に発売。
日本ではプレイステーション2用のみの発売になり、2005年9月29日にキッズステーションにより日本語版がリリースされた。
リチャード・バーンズの監修によるリアルな挙動が話題になり、2010年現在も史上最高のラリーシミュレーターとの呼び声が高い。
監修に関わったリチャード・バーンズは2003年に発見された脳腫瘍のために療養のために2004年にラリードライバーから実質引退になってしまい、闘病生活を送っていたが、2005年11月25日に脳腫瘍で死去。
世界中のラリードライバー、ファンがバーンズの早すぎる死を惜しんだ。
ラリーシミュレーター
RBRの特筆すべき点として、リアルなラリー表現がある。
リチャード・バーンズ監修の自動車の挙動や、天候の変化や路面の変化。
ミリ単位でのセッティング変更、そしてラリーカー特有のアクティブデフの再現などがある。
なお、WRCでは2006年にアクティブデフの使用が禁止された。
ステージも英国、日本、アメリカ、オーストラリアのグラベルステージ、フランスのターマックステージ、フィンランドのスノーステージがあり、バラエティの富んだステージが楽しめる。
レイアウトも景色は違うものの実際のステージを再現しており、有名なステージとしては実際に大ジャンプが存在するオーストラリアのMineshaftが収録されている。
自動車は実際のWRカーと、おまけとしてS1600カーを収録している。
- スバル・インプレッサWRC 2003年スペック
- 三菱・ランサーエボリューションⅦ
- トヨタ・カローラWRC
- ヒュンダイ・アクセントWRC
- プジョー・206WRC
- シトロエン・クサラWRC
- スバル・インプレッサWRC 2000年スペック
- MG・ZR Super 1600 (この車のみFF駆動である。)
Windows版
発売から約6年経った現在でも、Windows版RBRの人気は健在である。
ユーザーにより、最新のWRカー、S2000カーの自動車Modを始めとして、実際に使用されたスペシャルステージを完全再現したステージのModも存在する。
RBRではオンライン対戦は存在しないものの、チェコのRICHARD BURNS RALLY CZECHで行われているRBR Tounrmentではタイムアタック形式のオンライン対戦が可能である。
ニコニコ動画では、痛車スキンを適用したラリーカーで走らせる動画や、コドライバーの音声を初音ミクやSofTalkの音声に置き換えた動画などがある。
関連動画
関連商品
関連項目
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