SCP-1144-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『世界の異常で大きな偏り または堅物で融通の利かないハンマーがサイト-81AMの建設現場で見つかるまでにある作業員の昼食に起こりつづけた一種の小さな悲劇』。
概要
SCP-1144-JP | |
基本情報 | |
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OC | Thaumiel |
収容場所 | サイト-81AM標準収容ロッカー |
著者 | stengan774 |
作成日 | 2019年10月23日 |
タグ | 共著 外部エントロピー 容器 惑星 時空間 瞬間移動 道具 食物 |
リンク | SCP-1144-JP |
SCPテンプレート |
SCP-1144-JPはネイルハンマーである。一見ただのネイルハンマーであるのだが、こいつで何かしらを叩くと、後に定める指標1144-JPを除いた地球上の全物体、および地球そのものが質量に関わらず、SCP-1144-JPで対象に与えた衝撃に応じて移動する。
つまりこれを旨く使えば、地球の公転軌道をずらし、地球温暖化防止や奇跡論的手法・魔術・召喚儀式の妨害が可能となる。よって、このアノマリーをその衝撃の強さとそれを与える方向を計算できる計算エンジン、および複数のアノマリーと組み合わせることで財団はこのような脅威に対して対応してこれているというわけである。具体的には2桁数の神格実体の召喚阻止と17回の天体衝突をこのアノマリーで避けられている。しかも地球そのものと地球上の全物質が動くため、本オブジェクトを知らずにこれに気付くことは困難である。
よって本オブジェクトを逆に盗まれたり利用されると人類の危機であるため、Thaumielアノマリーとして情報公開範囲を限定している。
なお、こんなとんでもないオブジェクトながら、発見されたのはとある財団のサイト建設中に、その作業員のひとり[1]の弁当だけがいつも偏るという経緯による。SCP-1144-JPの周囲直径30mの球形の範囲内に存在する、四角形の容器に収まった白飯、しらす、シソ、野沢菜、ブロッコリー、任意の煮物から構成される内容物で構成される指標-1144-JPのみ、このSCP-1144-JPの影響を受けず、逆説的に本オブジェクトが運用されたかどうかを判別することに使用できる。たまたまその作業員さんの弁当が上記条件を満たしていたため、毎回ネイルハンマーの衝撃に容器以外は影響を受けず、結果として弁当容器に押し付けられ偏る。現在は財団がその人の弁当のレシピを再現して指標として運用している。
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関連項目
脚注
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