KeterクラスのSCPオブジェクトが大量に収容エリアを飛び出していく光景を見たくないのであれば、SCP-118-KOの収容に総力を注がなければならないという事実を忘れないでください。
SCP-118-KO - SCP財団より,2022/09/19閲覧
SCP-118-KOとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
概要
SCP-118-KO | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Keter |
収容場所 | 要求:セキュリティクリアランスレベル5 |
著者 | youngguc |
作成日 | 2015年1月9日 |
タグ | マナによる慈善財団 瞬間移動 精神影響 金属 |
リンク | SCP-118-KO |
SCPテンプレート |
SCP-118-KOは成分の不明な金属で構成された、大きさが10cmの歯がついた円形の物体であり、半径1km以内に生命の危機(殺害・拉致監禁・事故・災害など[1])に陥った人物がいると、その人の頭上に移動し、その人を助けるためにあらゆる手段で危機を取り除く。
- 脅威をもたらす人間や動物に穏やかで幸せな感情を植え付ける精神操作を行い、敵愾心を取り除いて撤退させる。
- 天災・交通事故の際は物理的に持ち上げて安全な場所に移動させる。
- 守ろうとした人物が死にかけの場合その場にワープすることも。
SCP-118-KOは要注意団体『マナによる慈善財団 (MCF)』が、危機的状況に陥った人を助けるために飛ばしたものであり、このオブジェクト自体は他者に危害を加えることはない(むしろ危害から守ってくれる)が、財団はこれをKeterとし、収容サイトの情報すら隠匿するほど危険視している。これはハルプス博士の通告のとおりである。
SCP-118-KOは客観的な価値判断をせず、危険に瀕するだけでそれがどんな人間であってもその危機的状況から救いだします。このことは、9歳の純粋な子供であろうと数十人の人間を殺した殺人鬼であっても危機に陥りさえすれば無条件で助けてしまうという意味です。
今これを財団に代入してみてください。世界の滅亡を遅らせるためにとても言葉で表現できない苦痛を受けている女性、現実改変能力のために一生を眠ったままで過ごし廃棄が検討されている少女、それに加えてクソアベルの収容状態を危機的状況だと判断して収容違反させてしまう可能性があります。財団内にはこのような苦痛を与えて絶望させることにより、世界を救うことができるSCPオブジェクトが数え切れないほど多いという事実を確認すればSCP-118-KOの危険性も十分理解できるはずです。
SCP-118-KO - SCP財団より,2022/05/29閲覧
しかしMCFといえば難民や困窮者を助けるボランティアのはずなのだが、他国を侵略したり国民から食糧と富を吸い上げたりするような独裁者がこのSCP-118-KOによって救われる可能性とかは考えなかったのだろうか。文字通り『万人の救世主』というのも考えものである。
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
脚注
- 0
- 0pt