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ショパンゴジラ
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Drugie przyjście

 

 

SCP-1710-JP

ョパン・ゴジラ

 

 

SCP-1710-JPとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

カノンハブ1998年』のはじまりのオブジェクトであり、いわばプロローグに当たる。

概要

ポーランドはマウォポルスカ県に存在する、最大幅120mの巨大な陥。今に至る前でこのの底は確認されておらず、未知のポケットディメンションに接続すると考えられている。このからは毎年6-8月にかけて1-2万匹ほどのセミ (SCP-1710-JP-A)が出現する。このセミは通常のセミと遺伝的には同じだが、顔が故フレデリック・フランソワ・ショパンに酷似しており、その楽曲を発する。このセミが初めて登場したのは1998年イベントペルセポネと定されたとある事件である。このイベントペルセポネとは1998年7月12-13日に発生した、一連の奇跡論的イベント名前である。奇跡論というのは雑に言えば『魔法』ということである。

ポーランド要注意団体に『ショパンカルト (GoI-484)』というものがある。1年に1度、ショパンを召喚しようとするカルトであり、異常性のあるコンサート催している。このショパンカルトには、の他にいくつかの分が存在しており、そのうち聴者を殺し得る異常性を持つオブジェクトを運用する『ブラッディー・ショパンカルト』の、更に分であるGoI-484E ("ショパン再誕のための音術師協会")という団体が、このイベントペルセポネを引き起こした。この団体はヴォイチェフ・ノヴァ祭が率いており、現実改変奇跡論行使を有しそれによって常的な音楽や大衆人気の獲得、聖人(歴史的な音楽家)の召喚を行うことで、ポーランド内のメディアに一定のを有していた。

彼らの的もまた、ショパン、すなわちフレデリック・フランソワ・ショパンの召喚である。より丁寧に言うなら、格化したフレデリック・フランソワ・ショパンの召喚が最終的となる。GoI-484Eのなかではショパンが全音楽を統べるとして信仰されており、そのの維持と異常の獲得の契約的に様々な頽儀式が敢行されてきた。しかし財団進学部門は、彼らの崇めるショパンが、実際にはショパンはなくそれに擬態したピスティファージ実体である可性が高いとされている。ピスティファージ実体とはSCP-ENで言うところのSCP-3004 (イマーゴ)やSCP-6777 (バーチャルライバー一富士ばくぅ)に代表される「知性体の信仰を餌に生きる実体」である。メディアミックス東方Project』の神様を想像するとわかりやすいかもしれない。彼女たちも信仰がなければ存在を維持できないように、この『偽ショパン』もショパンカルトショパンに対する信仰をごはんとして生きているわけである。

イベント・ペルセポネ

このGoI-484Eのリーダーノヴァ祭はメンバーに、音楽界への接続システムの構築を依頼していた。メンバーは、数人の思考を接続して音楽界を具化させることをしていた。このシステム開発は難航していたが、ノヴァ祭はふとよそのシステムを拝借することを思いつく。そうしてGoI-484Eはプロメテウス研究所という異常技術を専門としたコングロマリットの、ひとつの子会社を襲いその技術資産を強奪。こうしてなんとかショパン召喚への筋をつけていた。

しかし、大きく暴れておいてまったく警されないわけもない。世界オカルト連合 (以下GOC)はGoI-484Eの動きを問題視しはじめ、GoI-484Eのメンバーと交戦したり、計画に探りを入れ始めた。これを危機と感じたノヴァ祭は、本来なら2001年していたこのシステム完成1998年めさせたのである。

GOCとしても一刻もくこのイカれたカルト叩きたかったが、財団敷地内であることと、財団ほど優秀な記憶処理技術がないことを理由に財団に協を要請していた。しかしその会議中にカルトサイドめにめた工期で儀式を決行する。ショパンの楽曲を演奏し、円にはとあるの住人を磔にして強制的に意識を接続させ、機械音楽魔法で、ショパンの召喚に取り組んだ。やがて円からはの柱が立ち上がり、Drugie przyjście(再臨)というとともに、何かしらの実体が現れた。

当初こそカルトは歓喜していたが、やがての羽音のような音がくと、不安のを上げ始める。彼らはその場から逃げようとするが、彼らをおおかた上述のショパンの顔をしたセミたちが襲い、喰らい尽くす。そして――

 

 

 

 

セミ巨大不明生物、襲来

 

 

 

 

ショパンの顔をしたセミの幼のような実体 (UE-1076)が出現した。幼なのだが、このUE-1076は見立て90m弱にも及び、先程まで散々述べてきたSCP-1710-JP-A、つまり成体のショパン顔のセミ揮し、彼らに自身の餌をとってこさせるというとんでもないバケモノとなっていたのである。

更にこの巨大不明生物は、ゆったりと民家を破壊しつつ北上。財団とGOCは速やかにSCP財団=世界オカルト連合合同大神格実体対策本部を設立し、対応に当たる。偵察に向かった財団ヘリ、及び財団とGOCの武装した航空部隊セミの大群に襲われ撃墜。追加で別の部隊が、格実体に対して有効となる弾を掃射するも、巨大不明生物から放たれたビーム状の極高度アスペクト放射により弾丸と機体が溶解してしまう。

財団とGOCポーランド政府に協を要請。この間で民間人は既に1万名の死者をだし、気がつけば巨大不明生物サイズ140mほどまでに成長していた。財団神学部門は「セミが幼であり、進行方向と実体の創造背景を考えると、このセミショパンの生誕地であるジェラゾヴァ・ヴォラで"羽化"するのではないか?」という提言がなされる。論、そんなことになればK-クラスシナリオ待ったなしであるため、財団とGOCはなんとしてもその手前であるプロショヴィツェで実体への総攻撃を仕掛けることを計画。そして財団・GOC・そしてやってきたポーランド軍によって戦闘資産が展開されるとともに、GOCポーランド南部全体に魔術結界を敷いて総攻撃を開始。

数万匹のショパン顔のセミに囲まれた巨大不明生物は240mにまで成長しており、財団・GOCポーランド軍の前にセミの総数は減ったものの、それでも三軍する。

しかし万事休すと思われた矢先、この巨大不明生物にヒビが入り、が漏れ出て周辺現実が落ち着く。弱体化したのである。このときショパンカルトがワルシャワの十字架教会で、そこに保管されているショパン心臓を使い、儀式を行っていたのだ。要は馬鹿なことをやらかした挙げ句後始末すらできなくなった分ケツを拭いて巨大不明生物の鎮静化を図ったのだ。こうして弱体化した巨大不明生物は、財団・GOCポーランド軍の続く攻撃に耐えられず爆死

こうして辛くも勝利を収めたものの、爆死した巨大不明生物極大規模の奇跡パルスを発生させ、武資産のみならず、ポーランド南部もろとも溶解させ消失させてしまった。流石に、この規模の常事件を隠蔽する手段は財団もGOCもあいにく持ち合わせてはいない。財団とGOCは、この事件、そして二大正常性維持期間である自分たちを社会に知らせることに合意した。

社会は当然混乱した。いと思っていた魔法の存在、ポーランドを襲った巨大な怪獣、そしてメン・イン・ブラック染みた研究機関 (財団)と、数多くの陰謀論体となった国連下部組織 (GOC)の実在、更に神様異常存在・異常技術、そしてそれらを扱う組織が山のように存在することを一度に知らされたのだ。

世界は、不条理を受け入れて次の時代に進んでいく。

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SCP-1710-JP

1 ななしのよっしん
2022/06/19(日) 05:13:43 ID: I/18k1l85F
1998もこれ単体ならよかったんだけどな
あとはもういらん要素後付け後付けで見てらんねえ
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2 ななしのよっしん
2022/06/21(火) 12:23:35 ID: CKiNUjlSRV
1998だとこれと2041がトップクラスに好き
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