SHIN-MENとは、クレヨンしんちゃん20周年記念作品である。
概要
2010年に、臼井儀人の漫画及びそれを原作としたアニメ「クレヨンしんちゃん」の20周年を記念して作られたアニメ・漫画作品。名前は「X-MEN」のパロディ。本作が始まる前年の2009年に原作者の臼井儀人が死去しているが、臼井の生前から原作者との話し合いのもと動いていた企画である。
アニメ版は「クレヨンしんちゃん」内のコーナーアニメとして、2010年11月26日から2012年9月14日まで放送されていた。放送分はDVDにまとめられて発売されている。
漫画版は『まんがタウン』2010年12月号から2013年6月号まで、「クレヨンしんちゃん SHIN-MEN」(脚本:中島かずき、作画:相庭健太)のタイトルで連載された。単行本は全3巻。
中島・相庭コンビは後に映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』のコミカライズも担当している。
あらすじ
ぶりぶりざえもんが支配する世界「しん次元」ではTON-MENが悪だくみをしていた。それをSHIN-MENが救う。
登場人物
SHIN-MEN
- ファイヤーSHIN-MEN ゴウ(CV:矢島晶子)
- 炎の使い手。料理が得意。きれいなおねいさん好きなど性格は野原しんのすけそのもの。決めポーズはコマネチ。DSのゲーム「ショックガーン」ではしんのすけのコスプレの一つ。
- ウィンドSHIN-MEN ヒュー(CV:水島大宙)
- 風の使い手。ボツワナワナの王子。旅をしながら野生動物の保護をしている。冷静でしっかりしている。作中なぜかカン(後述)を意識している。
- アイアンSHIN-MEN カン(CV:斎賀みつき)
- 鉄の使い手。スーツを変形できる。デタホイトのモーター会社「AKALUISLAR」の社長。姉のキン、コンがおり、実はSHIN-MEN紅一点の女の子。
- ウォーターSHIN-MEN スイ(CV:ゆきじ)
- 水の使い手。南極にある町で天然ミネラル化粧水を作っており、エステをやっている。涙もろいが、怒ると別人のように巨大化、凶暴化する。
- プラントSHIN-MEN ニョキ(CV:吉野裕行)
- 緑の使い手。手足を自由自在に伸ばせ、複数の作業をこなせる。サルサチャチャ(漫画版のみ名前登場)で人気歌手として活躍中。なんと妻子持ち。
- パラボン(CV:かないみか)
- SHIN-MENを世話するマスコット。「SHIN-MENハウス」という家に変身できる。
TON-MEN
- レッドブタ赤ぶりぶり(CV:中田譲治)
- TON-MENのリーダー。イケイケだが空回りばかり。トンタンク1号の操縦主。
- ブラックブタ黒ぶりぶり(CV:小杉十郎太)
- 計画を立てるのが好きだがせこい。トンホーク2号の操縦主。
- ゴールドブタ金ぶりぶり(CV:拡森信吾)
- 人が良く引っ込み思案で、いつも何か悩んでいる。トンバルーン3号の操縦主。
- ブルーブタ青ぶりぶり(CV:辻親八)
- メカについては天才的だが、それ以外は全くダメ。トンシャブマリン4号の操縦主。
- ホワイトブタ白ぶりぶり(CV:楠見尚己)
- 独特の美学を持つオカマのブタ。トンドリル5号の操縦主。
- ブリットニー(CV:甲斐田裕子)
- TON-MENの美人秘書。残業は絶対にしない。
余談
ぶりぶりざえもんが声出しするのは 、声優・塩沢兼人の没後以来では初めて。ただし、TON-MENはぶりぶりざえもんに似ているだけで、ぶりぶりざえもん本人ではない。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt