代償と犠牲の先にある魔法
誕生
『SOUL SACRIFICE』(ソウルサクリファイス)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントより2013年3月7日に発売されたPlayStation Vita(PS Vita)専用ゲームソフト。マーベラスAQLが開発を担当。
ストーリー
なんの説明もなく狭い牢獄に閉じ込められている、残忍な魔法使いに飼われた奴隷――
それが、主人公だ。
刻々と死の瞬間が近づく中、1冊の「本」が目の前に現れる。
それは記述された内容が実際に体験できるという不思議な効力を持つ魔導書だった。
プレイヤーの前に現れた1冊の「本」。
正確に言うと「本の姿をした化物」である。
主人公の敵なのか?それとも味方なのか?
想像を絶する闘いの幕が開く。
概要
コンセプターの稲船敬二氏が魔法について独自の解釈を行い、その魔法を使用して魔物倒すゲーム。
本作の目玉である代償魔法は、ブッ飛んだ物が多い。自分の脊髄を取り出し、「自分にしか抜けない剣、エクスカリバーを作る」という奇行をはじめ、「仲間の全身の骨を攻撃に転嫁する、グングニル」、「自分の片目を引きちぎって使用する、ゴルゴーン」など、超魔法アクションを体現した作品である。
協力ではなく、共闘に重きをおいた作品らしいのだが協力とはどう違うのか?情報がなくまだ何とも言えないが、それは体験版でのお楽しみ。
また本作の音楽は、光田康典氏と鋒山亘氏が手がけており、今作におけるSCEの本気が見て取れる。
略称はソウサクではなくソルサク。稲船「ソウサクだと海賊版とみなします(笑) 」
2014年3月に新作「ソウルサクリファイス デルタ」が発売される予定であることが発表され、3月6日に無事発売された。
登場人物
Character
- 主人公
マーリンによって生贄として捕らえられている奴隷の一人。
いずれ生贄として殺されるという避けられない運命に直面していたが、リブロムとの出会いにより大きな変化を迎える。 - ある魔法使い
遠い昔に存在したとある魔法使い。
主人公が追体験することになる日記の書き手にして、プレイヤーが実際に操作することになるキャラクターである。
すでに名も姿も忘れ去られた存在のため、書きかえることで衣装や髪型はもちろん、顔や性別、名前すらも途中で変更できる。ある魔法使いはキャラメイクにおけるデフォルトネーム。
リブロムの巻末のあとがきにその本当の名前が記されているが、汚れのせいで見ることはできない。 - リブロム
主人公に魔法の何たるかをを教えてくれる、喋る魔導書。リブロムは言う。自分には全てのこと、世界がこうなってしまった理由、生贄の存在意義、そして生贄の運命から
逃れる方法さえも「記憶」として記されているのだと・・・・・・。
もともとは主人公の隣の牢の男が所有していたが、男がマーリンに生贄にされてしまったため主人公の元にやってくる。 - ニミュエ
主人公が本の中で最初に組むことになる相棒。
秘密結社「アヴァロン」に加入するための試験で組むことになった女魔法使い。この魔法使いの試験においては二人一組で行動しなければならず、彼女は主人公に「足を引っ張るなら、オマエを殺すぞ」と言い放つ。主人公とニミュエは次第に打ち解けあうが・・・・・・。 - マーリン
この世界を支配する残酷な魔法使い。主人公を含む多くの人間たちを捕らえては生贄にしている。
リブロムの追体験内ではある魔法使いの相棒として登場するが、現実のマーリンと違い物静かで思慮深い性格の人物として描かれている。
予知能力を持つが、その代償として老化速度が異様に早く、生贄を捧げなければ三日と持たない。
本人はその特殊体質に悩まされており、「まともな肉体」になることを望んでいる。 - モルガン・ル・フェ
旅を続ける主人公とマーリンの前にたびたび姿を現す謎の女魔法使い。
胸から下腹部にかけて前の大きく開いた道化師のような法衣を着た女性で、彼女いわく「マーリンから捨てられた元相棒」。現在マーリンと組んでいる主人公に敵意をあらわにする。しかし肝心のマーリン自身には、彼女についての記憶は一切ないという。 - レッドフード
悪名高い魔術師レッドフードの三代目。幻惑の魔法を得意とする。 - ペンドラゴン
アヴァロン最高指導者「ペンドラゴン」の13代目。現存する全ての魔法を記憶する代償として新しい記憶を常に失ってしまう。 - ターリア
「グリムの予言」を信奉するグリム教団の教祖。 - ボーマン
同行者シナリオ「悪徳魔法使い」で主人公と組むことになるアヴァロン所属の魔法使い。
右半身が黄金や宝石に浸食された肥満体の男で、富への執着の無い魔法使いの中でも珍しく金にがめつい性格をしている。 - パーシヴァル
同行者シナリオ「魔物の子供」で主人公と組む魔法使い。
右半身が木の根に浸食された少年で、口調は幼い子供のようにたどたどしい。
胸を血が出るまで掻き毟る癖があり、どこか感情が欠けているかのような振舞いを見せる。 - ガウェイン
同行者シナリオ「狼男の苦悩」で主人公と組む魔法使い。
毛皮のような法衣を纏い、右目が眼帯に覆われた屈強な体つきの赤毛の男性。
自分の周囲に被害を与えている「ワーウルフ」と呼ばれる魔物を長年追い続けている。 - ランスロット
同行者シナリオ「復讐の騎士」で主人公が出会った魔法使い。
右腕が黒金の甲冑のようなものに浸食された痩身の男性。魔法使い嫌いで知られるレオデ王に仕えている。
「権力の犬」「腰巾着」と陰で呼ばれながらも、とある目的のために王に仕え続けている。 - エレイン
6月6日のDLCで追加された同行者シナリオ「異端の救済者」で主人公と組む魔法使い。
全身ギプスや包帯まみれのショートヘアの女性。魔物の救済を信条とする秘密結社「サンクチュアリ」に加入するための試験で主人公と組むことになる。 - モルドレッド
同行者シナリオ「裏切りの殺し屋」で主人公と組むサンクチュアリ所属の魔法使い。
アヴァロンを裏切りサンクチュアリに加入した名うての魔法使い専門の殺し屋。 - ガラハッド
同行者シナリオ「人と魔の狭間で」で主人公と組む魔法使い。 - ディンドラン
同行者シナリオ「汚れた血を持つ女」で主人公と組む魔法使い。
麻薬「ソーマ」を悪と断じた相手へ売りつけ魔物化させてから殺している 。 - ガングラン
同行者シナリオ「呪われた自己陶酔」で主人公と組む魔法使い。 - ルンペル
同行者シナリオ「失われた歌声」で主人公と組む魔法使い。 - 死神
同行者シナリオ「死神の憂鬱」で主人公と組む魔法使い。
Monster
己の欲望の赴くままに魔法を使い続け、闇に堕ちた人間の成れの果て。人間時代に暗い過去を持つものも多い。
魔法使いは、この魔物たちを駆除する使命を負っている。しかし、彼らの言葉に耳を傾け、「救済」することもできる。ただし、誰かを救うことは、他の誰かを殺すことになるかもしれない。
モンスターにはそれぞれバックストーリーが存在し、ダメージを与えることで画面上に赤い血文字として浮かび上がる。
モンスターの名前はRPGやファンタジー作品で目にする伝説の動物や精霊の名を冠しているが、その見た目は我々が知っているものより醜くおぞましい姿をしている。
魔物に負わされた傷や生贄にしたことが原因で同じ魔物と化した者を「ドッペルゲンガー」。魔物化する際に複数体に分裂した者を「ジェミニ」と呼称する。
下級モンスター
- ゴブリン
魔法使い特製の毒餌を喰らいながらも生き延び、魔力を得たネズミたちが一つに集まって生まれた魔物。長い左腕による引っ掻きや身体を群れに分裂させて奇襲を行う。また仲間と連携することで一度に複数のゴブリンが分裂攻撃を仕掛けてくる。下級モンスターの中で最も種類が多く、鉄柵や十字架を取り込んだ灰色の「墓柵ゴブリン」、背にいくつもの武器が刺さった褐色の「鋼刺ゴブリン」、財宝を取り込んだ金色の「金欲ゴブリン」、酒瓶や盃を取り込んだ紫色の「酒豪ゴブリン」、背にキノコを生やした緑色の「毒茸ゴブリン」、珊瑚を生やした青色の「珊瑚ゴブリン」、燃え盛る燭台を背から生やした赤色の「火焔ゴブリン」の7種類の亜種が存在する。 - オーク
ゴブリンに対抗して魔力を取り込んでいったネコの魔物。魔力だけでは飽き足らず飼い主を含む人間をも襲うようになった。ブヨブヨに太った身体と大きな口を持つグロいネコバスのような見た目で、口からゲロ弾を吐き出してくる。また瀕死になった小型モンスターを見つけると積極的に捕食して巨大化し、吸い込み攻撃を行うようになる。耐久力やカウンター動作と相まって下級モンスターの中では強敵。緑色の体で毒を吐きだす「毒緑オーク」と氷を吐きだす水色の「氷塊オーク」の2種類の亜種が存在する。 - コボルト
魔力を取り込み「自由に動き回りたい」という願いをかなえた樹木の魔物。足と知識を得た事と引き換えに死への恐怖に囚われるようになった。
葉が茂ってる普通のコボルトに加え、花を咲かせた「花樹コボルト」、木の実を実らせた「木の実コボルト」、葉っぱの無い「葉無コボルト」の4種が存在するが、いずれも魔法使いを見かけると一目散に逃げ出す。 - グール
魔法使いの死骸を喰らって魔力を得たカラスの魔物。種の反映のために人間の真似をしており、下級のカラスたちが集めてきた光り物で自身を飾り付けている。常に空を飛んでいるため遠距離魔法がないと厄介な相手。
王冠をかぶり体中を宝石や黄金で飾り立てた「成金グール」、翼を医療器具で飾り立て注射器を放つ「医者グール」、機械の部品を身に纏い放電能力を得た「電磁グール」の3種が存在する。 - ネクター
魔力の影響を受けて、獲物を誘惑する術を得た蜘蛛の魔物。見た目は胴体部が真っ赤に熟れた果実になった蜘蛛で、元が蜘蛛なだけあって粘着性の糸を飛ばして捕縛してくる。
中には果実の部分を失ってしまい、代わりに腐った卵を身につけ毒を吐く障害物を設置する「腐卵ネクター」やランタンを代用し爆弾を設置してくる「蝋燭ネクター」が存在する。 - マンドラゴラ
叫び顔を浮かべた伸縮する風船のような頭を持つ植物の魔物。全部で5色が存在し、攻撃されると頭部が大きく膨れ上がり、色に対応した属性を伴う大爆発を引き起こす。
他の下級魔物と違って雑魚ではなく障害物として扱われる。
人型モンスター
傲慢
- ワルキューレ
高名な騎士である父からの愛を求めて人外の力を手にした女騎士。ファザコン
剣や冑で武装した金髪の女性で、冑から大きな白い翼を生やしている。高速で空を舞い、雷による攻撃や素早い剣戟を繰り出してくる。 - ヒュドラ
蛇の毒を盛られ剣を握れなくなった九刀流の剣士が魔物化した姿。
腹から舌が鋭い刃になった毒蛇の触手が8本伸びている。
行動パターンは後述のクラーケンによく似るが、攻撃はすべて毒を帯びている。 - トロル
5月16日のDLCで新たに追加された魔物。
背から醜悪な巨人の上半身が生えている全身甲冑の騎士。普段は騎士の部分が四つん這いでゆっくり移動しているが、巨人側に支配権が移ると巨体を揺るがしながら素早く襲い掛かってくる。巨大な体を生かした肉弾戦に加え、爆発する火球による遠距離攻撃を行う。元はほらふきの騎士。確かな武勇を持っていたが繰り返し武勇伝を語る内に飽きられ次第に嘘をつくように。聖杯に願いを告げた結果自らが嘘の武勇伝で語ったような化物と化した。 - ベルゼバブ
6月6日のDLCで新たに追加された魔物。
強烈な自尊心ゆえに従うものがいなくなってもなお誰かの上に立つことを強く望み、ハエの王となった没落貴族。背から黒い翼を生やし、頭に王冠をかぶり貴族の衣装を身に纏ったハエ男。玉座に傲然と腰かけながらフィールド上をテレポートし、距離をとってはしもべのハエたちをけしかけてくる。 - ブレーメンの音楽隊
デルタで新たに追加された魔物。楽隊の男とペット達が魔物化した姿。加齢により演奏ができなくなり除隊された老人を哀れみ、彼のペット達が次々と自ら生贄になった結果生まれた数珠つなぎの怪物。
嫉妬
- サイクロプス
ライバルに勝ち己の名を世界に轟かせるため、自身の目を代償に最強の武器を生み出した鍛冶屋。
頭頂部に巨大な一つの目が見開いた巨人の魔物。腰に鍛冶屋の前掛けを身につけただけの半裸の姿で背からはいくつもの武器が突き出ている。己の鍛え上げた無数の目がついた三叉の槍を手に魔法使いたちに襲い掛かってくる。 - リヴァイアサン
常に双子の兄と比較され続け、兄への嫉妬を燻ぶらせてきた弟王子。
全身を鰐の鱗に覆われた巨大な首長竜の姿をした魔物。本作に登場する魔物の中で最大級の大きさを誇り、リヴァイアサン戦は彼の背中の上で戦うこととなる。竜の頭部に元の姿の顔がそのまま貼りついた見た目は、シンプルながらも体のデカさと相まって見た者に強烈なインパクトを与えた。 - シンデレラ
デルタで新たに追加された魔物。とある姉妹の三女が魔物化した姿。長女と次女を毒で黙らせて舞踏会へ行くが王子に足を舐められた際に別人だとバレ逃げ出す。王子に気に入られようと美しい足を次々と入れ替えるうちにムカデの様な怪物と化した。(ちなみに王子は足フェチではなく足の匂いフェチだった) - サキュバス
デルタで新たに追加された魔物。男運のない蝋燭売りの女が魔物化した姿。クズ男ばかり愛する性であった彼女は幸せな生活の幻影を求めて放火をするように。警察に捕らえられるも彼氏の存在も妄想であることが発覚する。現れた聖杯に願いを告げ彼氏の存在を証明するために頭を蝋燭に変え、今も妄想の火の粉を振りまいている。
強欲
- グリフォン
元の姿は領民から重税を取り立てては私腹を肥やしてきた悪徳貴族。徴収した黄金の像を愛するあまり一体化し魔物と化した。巨大な黄金の翼をもった巨鳥の形にねじ曲げられた人間のような姿で、全身が黄金や宝石に浸食されている。このような姿になってもなお、胸に大きな金塊を抱きかかえており、そこからまばゆい光を発してこちらの視界を奪ってくる。 - ワイバーン
元の姿は自身を蝙蝠と重ね合わせてきた暗殺者。忠を尽くしてきた主に裏切られ始末されそうになるたびに代償を捧げていき魔物と化した。
蝙蝠と人間が融合したかのような姿で、耳が変化した巨大な蝙蝠の翼をもつ。その姿や背景は飛竜というよりも吸血鬼や悪魔を思わせる。両腕のブレードによる斬撃、影に潜行して奇襲、影分身に煙幕と暗殺者らしい素早く変則的な戦法をとる。 - ペガサス
領主を蹴落とし、自分が新たな領主になることを画策していた奸臣。追手から逃れるためにイカロス牧場のロウの翼と融合を果たした。見た目は翼の生えた馬だが、魔物化する際に虻に刺されたためか複眼や虫の顎などの虫の要素が取り込まれてしまっている。ロウでできた体を維持するために常に全身が冷気に包まれている。 - スライム
欲望を叶えるために自分の肉体を代償に捧げた者のなれの果て。よく見られる魔物で、その正体は自分の肉体以外に捧げられるものの無い貧しい人間であることが多い。
四本の足と口を持つゲルの塊のような魔物で、身体には取り込まれた犠牲者の顔が浮かび上がっている。巨大な身体から常に粘液の塊をばら撒きながら、伸縮自在な触手を振り回して襲い掛かってくる。
全身から金貨や宝石が湧き出ている『金欲スライム』と骨付き肉やフォークに刺さった肉が突き出た『食欲スライム』の2種類が存在する。 - ウロボロス
5月2日のDLCで新たに追加された魔物。
新たな技術の開発を追求した結果、自身が発明そのものとなってしまった男。抜け殻となった自身の肉体を捻じり伸ばしてできた車輪の中心に雷雲となった男の顔が浮かんでいる奇天烈な姿の魔物。雷を纏いながら常にフィールド上を転がり続けている。 - レプラコーン
6月20日のDLCで新たに追加された魔物。
偉大な父の後を継ぐために互いを生贄に捧げ合った靴職人の三兄弟。
手足が生えた靴のような三体の魔物が縦に重なった姿をしている。手にした巨大な金槌を振るいながら、息の合った動きで襲い掛かってくる。 - キメラ
デルタで新たに追加された魔物。とある戦士の息子が魔物化した姿。怪我で戦士を引退した父は虫も殺せぬ優しい息子を戦士にするために試練を課し、ヤギの槍、蛇の盾、ライオンの鎧を作らせ最期に自らを殺させようとした。恐怖した息子は聖杯に感情を捧げ、父が夢見た理想の戦士が完成した。 - ギガース
デルタで新たに追加された魔物。女戦士が魔物化した姿。戦いの最中谷に墜ち負傷するが同じく墜ちていた魔術師に助けられた。魔術師への恋慕はやがて無視された恨みに変わり殺そうとするが、魔術師は自らを助けたあと怪我が原因で死んでいることを知る。
憤怒
- ケルベロス
蛮族から故郷を守りたいがため、剣を手にした衛兵の成れの果て、それが彼である。
鎧を纏い胸を長い槍に貫かれた3頭の犬の顔を持つ巨大な人狼のような姿をしている。衛兵が当時飼っていた愛犬2匹と融合したため尻尾が二本ある。二足歩行と四足歩行の二つのスタイルを使い分け、強靭な四肢を使った突進や巨大な鉤爪による攻撃、さらに放電ブレスや槍による電撃攻撃を仕掛けてくる。
全モンスターの中で最初にデザインされたモンスターで、本作の顔と言えるモンスターである。 - ミノタウロス
とある好色な領主と小間使いの女との間に産まれた不義の娘。自分を幽閉し、母の心を壊した正妻と父への復讐のために魔物と化した。
外見は顔に角着きの鉄仮面をつけ、母が姿を変えた大きな斧を携えた魔人。縦に割れた仮面からは崩れたように歪んだ顔が覗いている。普段は斧の魔力で常に回復しているが、斧が破壊されると怒り狂い積極的に攻撃してくる。 - クラーケン
海賊に奪われた愛船を取り戻すためにすべてを捧げ怪物となった商船長。
人の手足がついた青い大ダコのような姿で胴体部からは愛船を再現したマストや船首が伸びている。
フィールド全体を海に沈め、こちらの動きを遅くしてくる。 - バジリスク
5月16日のDLCで新たに追加された魔物。
信頼していた女性から裏切られ、死の淵に立たされた盲目の男性が姿を変えた魔物。目玉が連なったような奇怪な翼を頭から生やし、みぞおちに一つの大きな目が見開いている。翼で空を自在に飛び回りながら、目から放たれる毒液による攻撃を行ってくる。 - 白雪姫
デルタで新たに追加された魔物。自己顕示欲の強い母親に顔を鏡に変えられた少女。聖杯に願い目を取り戻した結果、真実を知り母親に復讐を遂げた。 - ハーメルンの笛吹き男
デルタで新たに追加された魔物。ネズミと友達だった男が魔物化した姿。人さらいの犯人と疑われ友達のネズミを殺された時にネズミと融合し魔物と化した。偶然いじめっ子を殺してしまったいじめられっ子を救うために人さらいの狂人を演じ続ける。
色欲
- エルフの女王
自分の子供が欲しかった女と子孫を繁栄させたい谷底のタンポポが融合して生まれた魔物。
植物と融合したドレスに身を包み、鋭い爪のついた4本の腕と一対の大きな白い翼をもつ金髪の女性の姿をしている。周囲にタンポポの綿毛のような『エルフ』たちを率い子供を攫う。 - セイレーン
幼馴染の男に裏切られて失恋し、復讐のために自分の歌声を捧げた歌姫。
ヒレや鱗に覆われた手足を持ち、頭頂部に唇がついた金髪の女巨人。唇のようになったホラ貝で作られた巨大な楽器から呪われた歌や水流による攻撃を繰り出してくる。 - デュラハン
4月4日のアップデートで新たに追加された魔物。
拘束具や拷問器具を思わせる刺々しい鎧に身を包んだ首無しの騎士。近接では左手の刺々しい巨大なカギ爪で、距離をとると右手の鎖でつながった自分の頭を振るって襲い掛かる。
その性質はドM。戦闘中に自分の身を痛めつけることでパワーアップを図る。 - アイアンメイデン
7月4日のDLCで新たに追加された魔物。
憧れの騎士のために女性のなれの果て。
見た目はデュラハンの女性版といったところだが、行動パターンが微妙に違う。 - インキュバス
6月20日のDLCで新たに追加された魔物。
自分の見た卑猥な夢をより鮮明に描こうとするあまり、自身が作品そのものとなってしまった絵師。
見た目はまんま手足が生えたキャンバスで、キャンバス地からは絵の具でできた触手が飛び出す。
絵の具による属性攻撃や描いた下級魔物を具現化させて襲い掛かる。 - 裸の王様
元は善政を行う良き王だが、次第に露出癖に目覚め夜な夜な町を裸で出歩く。しかし王に似た変質者が出たと誰も自分であることを信じてもらえなかった。聖杯により半透明の魔物と化し本当の自分を見てくれる人を待ちわびている。 - カエルの王様
デルタで新たに追加された魔物。汗っかきの王様。自分と同じ汗っかきの女中に告白するが好きな人がいると断られてしまう。彼女の恋を応援するも汗っかきであることを理由に彼女の恋は拒絶され、怒り狂った王は男を処刑してしまう。悲しんだ女中はカエルへと身を変じた。実は男に救われたカエルが魔法で変身していたのだった。王はカエルに付きまとい続け、遂に聖杯に願いカエルを人間に戻し、自分がカエルになればいいと願った。 - ウサギとカメ
デルタで新たに追加された魔物。ドМ男とドS女が魔物化した姿。激しいプレイをしていくうちにエスカレートし、ついには女は自殺することで究極の放置プレイを実行した。男は聖杯に願い女の死体を兎に、自分の体を亀に変じた。
怠惰
- ケンタウロス
半人半馬のオーソドックスな見た目の前半身に荷馬車と融合した後半身という珍妙な姿をした魔物。爆弾をばら撒きながら高い機動力で逃走し、離れた所から高威力の火矢の雨で一掃してくる。
ハイスペックヒキニートのなれの果て。 - ガーゴイル
周囲の煩わしさから解放されたいあまり、孤独と静寂を求めて石ころとなった美少年。
石でできた丸い身体に手足がついたような姿の魔物で、身体には目鼻が福笑いのようにバラバラにくっついている。
行動パターンは後述のランタンとほぼ同じだが、体が大きく転がる速度も速いため油断は禁物。 - ケットシー
6月6日のDLCで新たに追加された魔物。
自由を求め、猫の魔物となった小国の王子。目に見えない何かがネコの毛皮をかぶっているような見た目で、ネコならではの俊敏性を生かしたスピーディーかつトリッキーな動きでプレイヤーを翻弄する。
暴食
- ハーピー
失恋のたびに過食していた貴族の女性…惚れた相手の男と妻の仲睦まじい姿を見た時、彼女は、嫉妬とは別の感情に支配されたのであった・・・・・・。
太った女性と鳥が融合したような姿の魔物で、大量のよだれを垂らしながら襲ってくるその姿は醜悪の2文字が浮かび上がることだろう。暴食が原因で魔物化しただけあってその食欲は旺盛で、某ピンクの悪魔のごとき吸引力で敵味方問わず辺りにあるものを吸い込んで咀嚼する。
なお公式サイトにてハーピーの公式イラストを見ることができる。胸を凝視してみて欲しい。が・・・・・・この事実に気がついても誰も幸せになれないだろう。 - ベヒモス
4月4日のアップデートで新たに追加された魔物。
口のついたリンゴの実をたわわに実らせた巨大なリンゴの樹の魔物。魔物自身の動きは緩慢だが、攻撃を加えると樹に実ったリンゴの実が落ちて本体と別行動することで、一対多数の戦いを強いてくる。
正体は旺盛すぎた食欲のせいで両親から勘当されたリンゴ好きの少年。 - ドワーフ
4月18日のDLCで新たに追加された魔物。
肩車をしている酒樽を着た3人のおっさん小人の魔物。一番上の小人は酒がなみなみと注がれたジョッキを、真ん中の小人は巨大なハンマーを両手に携えている。戦闘中に酒を飲み酔っ払うことで変則的な動きをとるようになる。
元の姿は酒に溺れ職を失い、死にかけながらもなお酒を求め続けた3人の炭鉱夫。 - オーガ
4月18日のDLCで新たに追加された魔物。
外見はコック帽をかぶり手に大鎌を携えた2本角の鬼。捧げた”代償”を隠すために顔の下半分は包帯で覆われている。元調理人らしく地面を煮込むことで、煮えたぎった食材を投げたり無数の火柱を起こしてくる。
元の姿は王を喜ばせる料理を作るために代償を捧げた宮廷料理人の女。 - ヘンゼルとグレーテル
デルタで新たに追加された魔物。口減らしとして森へ追い出された兄妹。聖杯の力で肉体をお菓子に変え家へ帰ろうとするが拒絶されてしまう。蝗の群れに襲われる内に聖杯へ家族が欲しいと願った結果、蝗はクリームに変わり森へ迷い込む者を貪り喰らう魔物と化した。 - 三匹の子豚
デルタで新たに追加された魔物。怠惰な三兄弟。父が死に母親に家を追い出され傭兵として食い扶持を稼ぐことに。試験に合格するためそれぞれ聖杯に願い長男は鎧に、次男は盾に、三男はメイスに変身してしまう。現在は自らを装備する寄生先を探して彷徨っている。
生欲
- ジャック・オ・ランタン
戦場で散った兵士たちの無念が甲冑の残骸を寄せ集めて実らせた“カボチャ”の魔物。
激しく燃え盛る丸い身体を生かして転がって突進してくる。 - ジャックフロスト
王の命令に従い「寒さ」の討伐に遣わされた騎士団員。吹雪に対抗しようとした結果、寒さそのものとなった。丸い氷塊に甲冑の手足がついた姿で、自身が転がったり雪玉を生み出して転がしてくる。
氷の魔物なのにやたらセリフが熱血。 - ユニコーン
暗殺された前王に代わって新たに王となった男。暗殺を異様に恐れるあまり人間不信となり、「絶対安全」のために完璧な防具を求めた。甲冑を纏った半人半馬の前半身と鋼や盾で武装された戦車の後半身を持ち、頭には氷の矢が刺さってできた一本の角が聳えている。ケンタウロスと違いこちらは両腕のブレードや氷の矢で積極的に攻撃を仕掛けてくる。 - フェニックス
不毛だった人生をやり直すために自分の体を”代償”と共に燃やすことで若返る力を得た老婆。
蛾の翅と触覚を生やした老婆の顔をした赤子のような外見の魔物で、炎に包まれた全身から火の粉を振り撒きつつ空中から襲い掛かる。 - ゴースト
5月2日のDLCで新たに追加された魔物。
死ぬことを恐れ、「死ぬ権利」を放棄し漂う発光体と化した女性。宙に浮かぶ極彩色に光るローブのような見た目の魔物で、フードからは長い髪が覗き、腹部は裂けて口のようになっている。透明になって身を隠しながら、小幽霊召喚や怨霊弾による変則的な攻撃を行う。 - リザードマン
デルタで新たに追加された魔物。不死の秘薬エリクサーを作る禁呪に失敗した者の成れの果て。自我を代償とする魔法であるがみなすべての自我を捨てることに失敗してしまう。 - バハムート
デルタで新たに追加された魔物。リザードマンがオルハリコンを取り込み進化した姿。リザードマンは寿命を手にし、オルハリコンは肥大化した自我を受け入れてもらうという一種の共生関係にある。 - 赤ずきん
デルタで新たに追加された魔物。初代レッドフードが魔物化した姿。自分の息子に調理した自分を食べさせることで肉体を乗っ取り魔物化した。 - アリス
デルタで新たに追加された魔物。アリスという名の魔法使いが魔物化した姿。娘が変じたというワンダーランドという地を探す旅に出た。しかし魔物化が進行したことで自らの後継者を探そうとし、聖杯を使い自らを巨大な洞窟へと姿を変えた。
システム
魔法
どんな魔法でも、魔法を使用するのには犠牲が必要でありその犠牲というのは「供物」と「代償」という2種類に大別される。
供物魔法
魔物を生贄にして獲た生物や植物、鉱物などの「供物(くもつ)」を犠牲に捧げて発動させる魔法。貴重な供物ほど強力な魔法が放てる。
供物魔法の中にはフィールド上に隠されているものもあり、後述の心眼で探し出して一度だけ使用することができる。
禁術
仲間を生贄にしたり、時には自らの肉体を捧げることで発動できる強力無比な魔法。強力な魔法であるがゆえ、その代償として失うものも大きい。
- グングニル
倒れた仲間を生贄に捧げることで発動する生贄魔法。生贄にした仲間の全身の骨と内臓を無数の槍に変え体外に引きずり出し、対象を刺し貫く。生贄に捧げられた仲間は死亡する。 - サラマンダー
全身の皮膚を代償に発動する禁術。発動すると自分の体が炎に包まれ、エリア全体を焼きつくす。
発動後は自身の耐久力が半減し、敵からの被ダメージ量が増加する。 - グレイプニル
右腕を代償に発動する禁術。腕の骨や神経で作られた呪われた鎖を放ち、対象を捕縛する。
発動後は右腕にセットした刻印(モンスターハンターでいう装飾品)の効果が消失する。 - ゴルゴン
片目を代償に発動する禁術。攻撃ボタンを押している間、前方に石化効果のある光線を放ち続ける魔眼を複数召喚する。発動後は自身の周囲が暗くなり、視界が大幅に狭まる。 - エクスカリバー
心臓を代償に発動する禁術。自身の脊髄と内臓を引きずり出し、対象を追尾して貫く剣を生み出す魔法。ソウル・サクリファイスの世界観を象徴する魔法で、パッケージ絵にも登場している禁術の代表格。
発動後は常に体力が減少し続けるようになる。 - ヴァルカン
一定時間動けなくなる代わりに、魔力の剣を生み出す錬成体となる禁術。
エクスカリバー同様心臓を代償に発動する禁術だが、こちらは仲間に使ってもらうことが前提のサポート向けの禁術。
発動後は自身の体力が半減する。 - ベルセルク
4月4日のDLCで新たに追加された禁術。
脳を代償に発動する禁術。肥大化した脳から発せられる念力で敵味方問わず周囲のものを吸引しながら攻撃する。
肥大化した脳から魔法使いの体がぶらぶらと揺れている様子は非常にシュール。もう何も恐くない
発動後はスロットの内容がすべて?になり装備した供物が判別できなくなる。 - エンジェル
5月2日のDLCで新たに追加された禁術。
全身の骨を代償に発動する禁術。背から生やした6枚の翼から放たれた羽で対象を刺し貫き、味方全員の体力を回復させる。いわば聖版グングニル。
発動後は移動速度が落ち、回避行動もとれなくなる。
心眼
心眼は、魔物の弱点や敵味方のHP、隠された魔法など普段見えないモノが見えるようになる。
心眼を使用している間、戦闘行為はできない。
救済と生贄
瀕死の魔物は本来の姿に戻る。それを救済するか生贄にするかはプレイヤー次第。
救済は命を助け、生贄にすればその魔物は、死ぬことになる。
それぞれの行動を行う時、「生命EXP」と「魔力EXP」が加算され、MAXまで上げるとそれぞれのレベルが上昇しステータスが変化する。
- 救済
救済すると体力が回復し、魔物や魔法使いの気が手に入る。
繰り返し行うと「生命Lv」が上昇しプレイヤーの防御力と回復力が上昇する。
善良・神聖な魂を持つ魔物を救済すると生命EXPが増加し、魔力EXPが減少する。 - 生贄
生贄にすると供物の使用回数が回復し、魔物や魔法使いの魂が手に入る。
繰り返し行うと「魔力Lv」が上昇し攻撃力が上昇する。
邪悪・狂暴な魂を持つ魔物を生贄にすると魔力EXPが増加し、生命EXPが減少する。
上記の行動は、自分の共闘している仲間にも与えることができる。
瀕死の仲間を救済すると、自分の体力を分け与えて復活、 生贄にすると強力な代償魔法を使用することができる。
報酬
ただ撃退すればいいという訳ではなく、先制攻撃や、弱点属性を使った、心眼を使った、等、プレイスタイルを細かく評価して報酬が決まる。
操作方法
TGS2012準拠、キーアサインが可能かどうかは今のところ不明。
下記に動画で紹介されていた操作方法を記すが、こんなもん読むよりも動画を見たほうが早い気がする。関連動画を見て欲しい。
移動について
左スティック移動で自由に走れる。移動しながら☓ボタンで回避行動に派生できる。
☓ボタンを押しっぱなしでダッシュができる。(スタミナ等はないのでダッシュし放題)
視点関係
右スティックは視点変更。Lボタンでカメラリセット。
近くに魔物がいる場合、Lボタンを押し続けると近くの魔物をロックオンすることができる。
Lボタンを離すとロックオンを解除する。
十字キー下で心眼の発動。再度十字キーの下を押すと解除する。
魔法について
□、△、○それぞれのボタンに二組の魔法をセットして魔法を使用することができる。
二組目に切り替える場合はRボタンを押すことで魔法を切り替えることができる。
また魔法によっては個別のアクションを繰り出すことができる。
この間、他の魔法は使えない。解除したい場合はRボタンを押す。
解除しなくても一定時間すれば魔法の効果は消える。
救済と生贄について
対象が瀕死の魔物に近づき
Lボタンを押し続けると救済
Rボタンを押し続けると生贄
体験版について
体験版12月20日より配信
『SOUL SACRIFICE 魔法使いの試験編』
これは、「体験版」ではない、 闘いの「序章」だ。
- 製品版の“第一部”をまるまるプレイできる!
ツンデレのニミュエちゃんとイチャイチャできるかも!? - セーブデータを製品版の本編に引き継ぐことができる!
体験版で獲得した供物魔法やレベルなどのデータは、製品版に引き継ぎが可能。 - アドホックやWi-Fi通信を使用したマルチプレイが可能!
いよいよ稲船氏が語るマルチプレイの“共闘”感 を味わうことができる!
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関連項目
外部リンク
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