STRIKERS 1945 PLUSとは、彩京が1999年に発売した縦スクロールシューティングゲームである。
シリーズで唯一MVS(業務用ネオジオ)向けにリリースされた『STRIKERS1945』の外伝作品。家庭用ネオジオ版はごく少数が限定発売されただけであり、2009年にクロスノーツからPlayStation Portableに移植されたが評価は芳しくなく、長らく移植に恵まれない作品と言われていた。
現在は「アケアカNEOGEO」のラインナップとしてPlayStation4/Xbox One/Windows 10/Nintendo Switch向けに配信されている。
概要
当時MVSが普及していた海外市場をターゲットに開発された海外向け作品であり、後に日本でも発売されることになった。インストカードは国内でも英語のまま流通したためお馴染みの「男ならこれを選べ!!」の文言が無い。
システムやステージ構成は彩京の代表作『STRIKERS1945II』に近いが、スーパーショット(溜め撃ち)にレベルの概念が無くなり、機体によってストックできるゲージの数が異なる仕様になった。
ネオジオは縦画面に対応していないため横画面縦スクロールだが、本作は画面の左右を情報ウインドウにして画面の幅を狭め正方形にしており、縦画面との差異を減らしている。縦STGの家庭用移植ではよく見られるレイアウトだがネオジオでは珍しい。
横画面縦スクロールでは従来の彩京弾は速すぎるためか(実際ビデオシステムがネオジオでリリースした『ソニックウィングス2』『ソニックウィングス3』は速すぎると言われることがあった)、敵弾が遅い(当社比)一方で弾が多く、画面に長く残る低速弾や精度の低い自機狙い弾を見てから潜り抜ける技術が要求される。彩京の後期作品は弾幕STGの影響と特有の高速弾が相まって敵弾が熾烈な傾向があった中で、本作は彩京弾と弾幕系の要素が適度にミックスされたゲーム性が評価されている。
登場機体
- Lightning(P-38 ライトニング)
- Flying Pancake(F-5U フライングパンケーキ)
- Spit Fire(スピットファイア)
- Ta152(フォッケウルフ Ta152)
- Zero Fighter(零式艦上戦闘機五二型)
- Fiat G.56(フィアット G.56)
- Ascender(P-55 アセンダー)
『STRIKERS1945II』から続投のライトニング、フライングパンケーキ、フォッケウルフに加えて、『STRIKERS1945』からスピットファイアと零戦が復活、新たにフィアット G.56とP-55 アセンダー(隠し機体)が追加された。スピットファイアと零戦の性能は過去作とは異なり、続投3機についてもいくつか変更がある。
何故か追加機体は全てショットがストレートであり、ワイドショットは続投のパンケーキだけの特性となっている。シリーズで唯一サムライソードを使える機体が存在しないタイトルでもある。
関連動画
関連リンク
関連項目
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