SMILE GAME BUILDER(スマイルゲームビルダー)とは2016年9月8日に発売されたゲーム制作ソフトである。3DRPGの制作に焦点を当てている。
概要
プチコンシリーズで有名なスマイルブームが製作したWindows用3DRPG制作ソフト。
通常、3Dのゲームは開発する難易度が非常に高いが、このソフトではプログラミング知識を必要とせず、ブロック状の地形パーツを組み合わせてRPGツクールに近い形で3DRPGを手軽に制作する事が出来る。特にマップ制作の機能に力が入れられている。3Dマップ制作と聞くとマインクラフトが思い出されるが、UIは異なる。
標準で製作できるゲームの内容は初代プレイステーションで発売されていたRPGに近いが、カメラ視点変更により一人称視点のダンジョン風RPGや、自作素材で3Dマップに2Dキャラクターを使用することも出来る。
完成した作品はWindows用実行ファイルとして出力できる。作品の配布・販売はユーザーの自由。Steamでは海外ユーザーが作品を販売している。
さらに、今後追加されるDLC「SMILE GAME BUILDER Exporter for Unity」ではUnityのプロジェクトへの出力が可能となることが発表されている。Unityを介してスマホ(iOS、Android)、Macintosh、Linuxはもちろん、家庭用ゲーム機での実行も可能となる。ただしiOSではiOSデベロッパプログラムへの参加とMac、家庭用ゲーム機では開発ライセンスと開発機材など、各環境により必要な条件がある。
発売当初の戦闘画面は2Dであったが更新により3D戦闘システムが追加された。今後、VR対応を始めに機能を追加していくと公言されており、公式や製作者のツイッターで開発の度合いを確認する事が出来る。また素材に関してもDLCという形で配信されている。
公式ツイッターではユーザー作品やユーザーが作成した素材などの紹介、ゲーム制作記事の案内や新機能の予告など公式サイトより情報が速いので、ユーザーはフォローしておくといい。また、開発者や社長が改善希望や不満点などを収集しているので、ハッシュタグ#SMILEGAMEBUILDER付きでツイートしておくと今後反映されるかもしれない。
販売方法は、パッケージソフトとして発売されておらず、Steamのみで配信されている。SteamコードはAmazon.co.jpとDLsite.comでも販売しているので、クレジットカード以外の各種決済にも対応している。
発売後の主な追加点など
- 3D戦闘システムの追加
- 2Dエフェクト生成ツールの追加
- マップの高さ制限10段階から20段階へ増加
- 3D Character Editer 配信:パーツ組み合わせで手軽に3Dキャラを作れる有償DLC
- VRモード(HTC Vive対応)の追加(β版機能)
- 3Dモデルデータ obj形式読み込み対応(β版機能)
- 3Dモデルデータ mqo形式読み込み対応(β版機能)
関連動画
関連項目
関連サイト
- 2
- 0pt