Solatorobo(ソラトロボ)とは、バンダイナムコゲームスから2010年10月28日に発売のニンテンドーDS用ゲームソフトである。正式名称は『Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ』。
ジャンルはアクションRPG。開発担当はサイバーコネクトツー。
以後、記事内での本作品の表記は『ソラトロボ』とする。
概要
開発はサイバーコネクトツー、浮遊群島、猫耳犬耳の亜人類、上部開放コクピット式ロボなど、知る人が知れば思い出す、プレイステーション用ソフト『テイルコンチェルト』の系譜を受け継ぐタイトルである。キャラクターデザインは『天空のエスカフローネ』や『ロードス島戦記』アニメ版などのキャラクターデザインを務めた結城信輝、メカニックイラストは『サモンナイト』召喚獣デザインなどを務めた谷口欣孝。アニメーション制作はマッドハウス。
『テイルコンチェルトの続編的なもの』という企画の存在そのものは、2007年からサイバーコネクトツーの公式サイトにて匂わされてきたが、それ以後ほとんど追加情報がなかったために、お蔵入りになったかと思われていた。
しかし、2010年に入り、突如制作が続行されていたことが発表、公式サイトがオープンし徐々に情報が公開され、2010年秋、めでたく発売とあいなったのである。ちなみに、発表当初は『ソラロボ』という仮称がタイトルにつけられていた。正直紛らわしい。
販売形態は通常版(希望小売価格5040円)と、豪華版であるコレクターズエディション(希望小売価格7140円)の2つ。(価格は税込) 豪華版の内容は、サウンドトラックCD、特製スリーブケース、設定資料集などがソフトに加え付属する。加えて予約特典としては、プレミアムディスク(DVD)が付属する。予約していなくても早期購入特典として付属する場合があるので、購入の前にお店の人に聞いてみよう。
ストーリー
空に浮かぶ、大小の浮島からなる国家、シェパルド共和国。イヌヒトとネコヒトという2種類の種族がそこには暮らし、独自の文化を築いていた。イヌヒトの少年レッド・サハランは、愛機の汎用ロボ"ダハーカ"に乗り、しっかり者の妹ショコラとともに、様々な依頼を請け負う駆け出しの"ハンター"として生計を立ていた。
ある日、ならずものハンターギルド"クーバース"の貨物船に侵入したレッドは、そこで奇妙なネコヒトのエル・メリゼと出逢う。墜落寸前だった貨物船からエルを救い出したレッドは、エル自身からとある依頼を受けることになり……
登場人物
- レッド・サハラン(CV:柿原徹也)
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エル・メリゼ(CV:後藤沙緒里)
- レッドが貨物船から助け出したネコヒト。14歳くらいの中性的な容姿をしている。モチーフは「アメリカンショートヘア」。愛機はないが、シールドなどの「呪術」を使うことが出来る。
窮地を救われたレッドに多額の報酬と「契約」を持ちかけ、行動を共にすることになる。
クールで辛辣な物言いが多く、他人を拒絶している節がある。しかし弱点は「ムシ」で、見かけると半狂乱になるほど苦手。また、シナリオを進めると態度が軟化していく。つまりツンデレ? - ボクっ娘。つまり女の子。(ネタバレ反転) 1章4話の「とあるイベント」の直後、絵皿(ムービーリプレイ)を買いに行って落胆するプレイヤーが続出したとかなんとか。(絵皿は「次のエピソードに進めば購入可能」)
- レッドが貨物船から助け出したネコヒト。14歳くらいの中性的な容姿をしている。モチーフは「アメリカンショートヘア」。愛機はないが、シールドなどの「呪術」を使うことが出来る。
- ショコラ・ジェラート(CV:阿澄佳奈)
- ベルーガ・ダミアン(CV:加藤木賢志)
- オペラ・クランツ(CV:柚木涼香)
- カルア・ナパージュ(CV:山本泰輔)
- グレン・ザッハー(CV:土田大)
- メルヴェーユ・ミリオン(CV:篠原恵美)
- ブルーノ・ドンドルマ(CV:宗矢樹頼)
- ネロ(CV:荒木香恵)
- ブランク(CV:佐々木望)
- バイオン(CV:坪井智浩)
- フロマージュ(CV:松来未祐)
本作のキャラクターはすべて「シェパルド語(フランス語をモチーフにした言語)」を使用している。そのため、声優のボイスは「フランス語っぽい何か」で収録されており(ネイティブ監修)、要所要所で流れる仕様となっている。
メッセージボックスでは日本語で会話しているが、字幕と解釈すればいいだろう。
ちなみにラジオドラマは普通に日本語で行われた。そりゃそうだ。
本作とテイルコンチェルトなど他作品とのつながり
同一の世界、時間軸ではあるものの、直接的なストーリーのつながりは無く、テイルコンチェルトの舞台プレーリー王国は遠方にある異国として語られる。そのため、テイルコンチェルトをプレイしていなくても、まったく差し障りはない。
ゲストキャラクターとしてワッフルくんをはじめ、テイルコンチェルトの主要キャラがサブイベントに登場する。テイルコンチェルト同様、ソラトロボでも古代遺跡や古代人の遺産が重要な要素となっているが、ソラトロボの場合、より踏み込んだ背景が語られており、ストーリーもテイルコンチェルトがメルヘンチックなのに対し、ソラトロボはSFに寄っている。
ロボアクション難易度の高さはテイルコンチェルトより抑えられており、操作の基本「つかむ、なげる、ぶつける」は継承しつつ、より直感的に操作しやすくなっている。ダハーカをあやつり、ガンガンつかんでガンガンたたきつぶせ!
また、サイバーコネクトツーが福岡県消防防災課とのキャンペーンで製作したキャラクター「まもるくん」も作中にゲスト出演している。
関連動画
ソラトロボは、ローカル放送局にてCM100本を放送しギネス記録(8時間で同じテーマで48タイプのバージョン違いのCMを放送)を超えることに挑戦している。公式サイトからyoutubeにアップロードされたそれらのCMを直接みられるので、キャラクターごとの解説や、作品世界の文化の予習にもオススメ。
関連商品
関連コミュニティ
solatorobo(ソラトロボ)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
関連リンク
『Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ』公式サイト
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