大切な日に食べたケーキを 覚えていますか?
Sweet7(スウィート・セブン)とは、KKP公演の演劇作品である。
1st.day ~概要~
小林賢太郎がプロデュースする「KKP」によって、2003年に公開された。
KKPの作品としては、「good day house」に続く2作目となる。製作・演出も小林が担当。
ラーメンズ(小林賢太郎、片桐仁)を含む出演俳優陣が演じる、個性豊かな面々によって展開される、
とある洋菓子店の7日間(+休業前夜&休業明け直前の一夜)に渡るストーリーを描く。
2nd.day ~ストーリー~
とある商店街の端に存在する洋菓子店「七日堂」。
女性の2代目オーナーと、「長らくケーキを作っていないパティシエ」、「ケーキ以外のものなら何でも作れるパティシエ」、そして「普通のケーキしか作れないパティシエ」たちが務めるこの洋菓子店は、業績不振に陥っていた。
経営状態を立て直すべく、オーナー・ヒロミは七日間の間店を休業し、七日堂のリニューアルオープンを立案。
店に務めるパティシエ達と共にいろいろな試みを行う中、新たにやってきた新人パティシエとその母親、そして商店街に最近台頭し始めているケーキ屋「ル・パティシエ・サメジマ」のオーナー・鮫島たちが七日堂へやって来ては、七日堂の一週間に様々な騒動を巻き起こしていく。
果たして、七日堂は経営難を立て直すことができるのか?
3rd.day ~登場人物~
- 蛇崩(じゃくずれ) 演:片桐仁
- 七日堂に務める、「ケーキ以外のものなら何でも作れるパティシエ」。新井を慕っているバカ。
日曜大工が趣味で、ハンズでいろいろなものを買っては、それらの費用を店の経費としていた。
恵比寿屋乳業とは知り合いで、新井ほか七日堂の面々とはまた違う掛け合いを見せる。 - 新井 演:久ヶ沢徹
- 先代オーナーがいた頃から七日堂に務めている、「ケーキが作れないパティシエ」。いわゆる脳筋。バカ。
プロレス好きで、力技を得意とする。モチーフはプロレスラー『新井健一郎』。 - 毛利栄 演:犬飼若浩
- 七日堂に務める「普通にケーキを作れるパティシエ」。主な愛称は「モーリス」。
普通のケーキしか作れないが、他のパティシエ達がまともなケーキを作らない為、ヒロミからは頼られている。 - ヒロミ 演:森谷ふみ
- 七日堂の面々を取り纏める、現・七日堂オーナー。自分や他人の経歴を平然と詐称するのが特技。
蛇崩や新井たちがまともにケーキを作らないことに頭を悩ませる日々を送り、七日堂の立て直しをはかる一方で金に弱い一面もある。 - 瀬込シンペイ 演:野村知弘
- 専門学校を卒業して最近七日堂へやってきた、新人パティシエ。
どんなケーキでも完璧に作ってしまう『魔法使い』の存在に憧れている。 - 鮫島ギンジ 演:西田征史
- 商店街一のケーキ屋「ル・パティシエ・サメジマ」のオーナー。
パティシエとしてケーキを作る以外にも、本の出版や落語のテープなど多角化経営を行っているが・・・ - 瀬込ヘキル 演:平田敦子
- シンペイの母親。田舎からはるばる、息子を見守るために七日堂までやって来た。鮫島の大ファン。
息子のやばい秘密を様々に握っている。 - 室岡 演:室岡悟
- 鮫島に付き添う、素性が怪しい感じの謎の男。
- 恵比寿屋乳業 演:小林賢太郎
- 蛇崩の知り合いで、深夜だろうと生クリームを配達に訪れる牛乳屋。プロローグとエピローグでのみ登場。
4th.day ~関連動画~
5th.day ~関連商品~
6th.day ~コミュニティ~
7th.day ~余談~
- 本公演の主題歌「Twenty-Five」は、anonymassの楽曲である。
アルバム「harusame」にて収録されている。(関連商品の項を参照) - 蛇崩が転職を考えているという「カタクリ工務店」とは、Sweet7の前作に当たる『good day house』に出てくる店の名前である。こちらではカタクリ工務店員の役でも、蛇崩と同じく片桐が出演している。
- 舞台のセットや、犬飼演じる毛利が劇中で行うナッペ(クリームをケーキに塗っていく事)のシーンなど、本作は「パティシエの人が見ても違和感が無いように」と、本物のパティシエに指導を受けた部分が多い。
- (そして以下 ↓ は、本編を見終わった人のみ「」内を反転してご覧頂きたい。)
「犬飼演じる毛利が、本編でナッペのシーンを大失敗しているが(満足にクリームがケーキに塗られていない)、これはDVD収録の日にナッペの作業がたまたま上手くいかなかった事によるらしい。」
カーテンコール ~関連項目~
- 1
- 0pt