TRY OUT(MEMORIES OF PUYOPUYO)とは、ゲーム「魔導物語」および「ぷよぷよ」シリーズにて使用された楽曲である。作曲者はMATS(塚本雅信)。
概要
初出はシリーズ最初期の作品であるMSX2版『魔導物語1-2-3』で、そのエピソード1におけるダンジョン、魔導の塔の1,2階で流れるBGMである。
魔導物語シリーズ中で最もリメイクの多い『魔導物語1』の最初のフロアBGMであり、『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』等のディスクステーション収録作品や『ぷよぷよ』『わくわくぷよぷよダンジョン』『ぷよぷよDA!』等でも使われている。同シリーズでも特にアレンジされた回数が多い一曲であり、そのためしばしば魔導物語を象徴する曲とも言われている。
『ぷよぷよ』では「MEMORIES OF PUYOPUYO」として漫才デモで使用されている。しかし、1ループ2分以上と魔導シリーズの中でも長い曲であるのに対し漫才デモが十数秒で終わってしまうほど短いため、残念ながらプレイ中は後半部分まで聴くことができない(下側のピコカキコ「MEMORIES OF PUYOPUYO (PC98版ぷよぷよ)」のように、機種によっては後半部分を大幅にカットしてしまっているものもある)。
そのためか『ぷよぷよ』をプレイしたことがある人でも「こんな曲あったっけ?」という人も多いようだ。フルで聴きたいのであればオプションのサウンドテストを使おう。
『わくわくぷよぷよダンジョン』では「それでもぷよぷよダンジョンは終わらない」というタイトルで使用された。こちらはオリジナルのものに比べて静かで落ち着いた雰囲気のアレンジとなっている。原曲の後半部分はカットされている。
2004年にぷよぷよ・魔導物語シリーズを開発していたコンパイルが破産。ぷよぷよ関連の権利を受け継いでいたセガ開発の『ぷよぷよフィーバー』以降、長らくこの楽曲が登場することはなかった。
ぷよぷよ・魔導物語関連の権利の所在が複雑化していたこともあり、元々『魔導物語』の楽曲でもあるこの曲が二度と登場することはないかと思われていたが、2011年、『ぷよぷよ!! 20th anniversary』にてまさかの復活を果たした。「ぷよ!!~ボス漫才(Demo from Puyopuyo)~」というタイトルで登場したこのアレンジは、前半部分のループが省略されているものの、オーケストラヒットを効かせた力強くもアーケード版原曲「MEMORIES OF PUYOPUYO」に忠実なアレンジとなっている。
ちなみに英熟語としての "try out" は日本語で「適性検査、試験」等と訳せる。立派な魔導師になるために魔導塔での試験に合格しようとする幼少期アルルのテーマと言えるのかもしれない。
ピコカキコ
関連動画
原曲と機種別アレンジ集
アレンジ・演奏してみた
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関連商品
関連項目
- 魔導物語
- ぷよぷよ
- わくわくぷよぷよダンジョン
- ディスクステーション
- ぷよぷよ!! 20th anniversary
- MATS(塚本雅信)
- ぷよぷよの一覧(ぷよ・魔導関連楽曲の一覧はこちら)
- ゲーム音楽の一覧
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