スタンリーは開いているドアが2つある場所に来ました。
そして彼は左のドアに入りました。
The Stanley Parableとは、Galactic Cafe氏による主観視点アドベンチャーゲームである。
概要
You will play as Stanley, and you will not play as Stanley.
You will follow a story, you will not follow a story.
You will have a choice, you will have no choice.
The Stanley Parableとは、Davey Wreden氏が2011年にリリースした『Half-Life2』のMODに新要素などを加えてセルフリメイクしたものである。
現在はSteamではWindows用無料体験版とWindows/Mac双方が遊べる製品版の二つが公開されており、公式では日本語対応がされていないが、有志が製作してくれた日本語化MODが存在する。
(日本語化MODの詳細はThe Stanley Parable 日本語wikiを参照のこと。)
ちなみにゲーム名の一部分の「Parable」という単語の読みが曖昧であるが、開発者インタビュー動画の6:50辺りにて聞き取れるので是非見てほしい。
さて、ここからの説明はこの物語のナレーターである私がしよう!
このゲームですることはただ一つ。それは 選択 することだ。
君には主人公であるスタンリーを操作し、ナレーターである私が教える正しい答えに従って、
この謎に包まれた壮大で素晴らしい物語を進めていってほしい。
いいかい、絶対に私の声を無視しないように。物語が正しい方向に進まなくなってしまうからね。
私が「スタンリーは 左の扉 を選んだ」といったら 左の扉 を選ぶんだ、いいね?簡単なことだろう?
たとえ君がうっかり間違って右の扉を選んでしまったとしても、私が修正してあげるから安心したまえ。
では、ゲームをはじめようか。
「君はネタバレを見ないためにこのページを閉じて、The Stanley Parableを起動した。」
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「……起動しようとしたが、あらすじくらいなら読んでも平気だろうと君はスクロールするのをやめなかった。」
あらすじ
これはスタンリーという男の物語です。
スタンリーは大きな建物の会社の従業員427番として働いていました。
従業員427番の仕事は自分の部屋で机に座り、指示された通りにキーボードのボタンを押すことでした。
毎日、毎月、毎年……この作業を繰り返すだけでしたが、スタンリーはこの仕事が大好きでした。
まるでこの仕事をするために生まれてきたかのように……。
そしてスタンリーは幸せでした。
しかし、ある日とても奇妙なことが起きました。
その日スタンリーは一時間ほど仕事場にいましたが、モニターからの指示は一つもありませんでした。
それどころか指示してくれる人や、会議に招集してくれる人、「やぁ」と挨拶をしてくれる人すらいません。
こんな事はこの仕事に就いてはじめての経験でした。こんな完全な孤立は。
何かがおかしいと思いつつ、どうすればいいか分からず、スタンリーは身動きがとれずにいました。
しかし、なんとか心を落ち着かせて平静を取り戻し、彼は仕事場を後にしました。
「あらすじを読み終えた君は、続きが気になりすぐに実際にプレイしてみようとゲームを立ち上げた。」
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「ゲームを立ち上げようとしたが、その前にあらすじに出てきたスタンリーという男が気になり、君はもう少し大百科を読んでみることにした。」
主要キャラクター
- スタンリー CV:なし
- 大きな建物の会社で働く従業員番号427。仕事は指示された通りにキーボードを入力すること。
- このゲームの主人公であり、没個性的なサイレントキャラクター。ちなみに既婚者。
- スタンリーはナレーターの指示に従い、正しい選択を選び物語を進行していく。
- しかし、あくまでスタンリー'は'ということであってプレイヤーは自由に選択をしていくことが出来る。
- ナレーター CV:Kevan Brighting
- 画面上に現れることはなく、スタンリーに様々な選択肢を与えて物語を進行していく天の声。
- 舞台の変更から強制リセットまで、ゲーム内のことなら大概なんでもできる俗に言うメタキャラ。
- ただしスタンリーを操作することは出来ない。またスタンリーの行動を止めることも出来ない。
- 普段はあくまで語り部として話しかけてくるが、感情が高まると素の態度をとってくることもある。
その他にも様々なキャラクターが登場してくるが、ネタバレになってしまうので割愛。
スタンリーのこと。そして私のことを理解した君ならわかっているはずだ。私が何を求めているかを。
そして如何にこのゲームが面白いかということを。いいか、よーく私の話をきいて行動するんだ。
「君は The Stanley Parable を 起動した。」
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ここまで言ってるのにまだ君はゲームをせずに、このページを読んでいるのかい!?
十分すぎるほど前情報は与えただろ!!?なにが君をそこまで止めさせているんだ私に教えてくれ。
関連動画がみたい?だが、しかしそれではこのゲームの新鮮さが……
…………いいだろう、それで君の気が引けるのなら。私はいくらでも待つさ……
スタンリー、君が動いてくれないと物語は始まらないからね。
関連動画
動作環境(最低動作環境)
Windows:
OS: Windows XP/Vista/7/8
CPU: 3.0 GHz P4, Dual Core 2.0 (もしくはそれ以上) or AMD64X2 (より高め)
メモリ: 2 GB RAM
グラフィック: ビデオカードのメモリが 128MB以上、DirectX9対応、ATI Radeon X800以上、NVIDIA GeForce 7600以上、Intel HD Graphics 2000以上
容量: 3 GB available space
サウンドカード: DirectX 9.0c対応
Mac
OS: Mac OS X 10.8 もしくはそれ以上
CPU: 3.0 GHz P4, Dual Core 2.0 (or higher) or AMD64X2 (or higher)
メモリ: 2 GB RAM
グラフィック: ATI Radeon 2400 or higher / NVIDIA 8600M or higher
ネタバレ
おおっと!!?この項目はダメだ。絶対にダメだ!! ネタバレはまずい!スクロールして閲覧しようなどと考えず、見なかったことにするんだ!いいね? |
- なんてね。まんまと引っ掛かった!私の手がここまで達していないとでも思ったのかな?
- それにここは私のストーリーの中だ。こんな事で、私のストーリーが揺るぐ筈がないだろう。
- 普通なら、君のようにチートをした不届き者はシリアスルームという所へ連れて行くんだが…… 今回は見なかったことにしてあげよう。
- そうだな…ゴホン……
- 「人間は本来、選択する前に理性が働くが、このときのスタンリーは善悪や真偽を正当に判断するような道徳を持ち合わせていなかった。まだ知る必要のない情報を知るということは、時間や興味などを激しく浪費する事だ。スタンリーは情報を知りすぎるとどうなるのか等、情報倫理の知識を再確認し、自分の行動を反省した。感情、情動、欲求を制限し、己の目的を達成するため、スタンリーは道を引き返す。そう、ゲームの起動を目指すことにしたのだ。」
- さあ、選択は断ったぞ。もうこの先をスクロールせず、早く The Stanley Parable を 起動するんだ!
- 「こんな男が解雇されないのが不思議だ。」
- おい、何をしてるんだ?私が今、君のためにストーリーを書き替えてあげたじゃないか。君ってやつは……人の苦労を分かっていないにも程があるぞ!もう君には愛想尽かしたよ。もうどうにでもしたらいいじゃないか!
関連項目
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おい、待て。スタンリー?そこで何をしている?そっちへ行くと掲示板だぞ?
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ちょ、待つんだスタンリー!そこから先へは私は干渉できない!
物語の楽しみを破壊するネタバレが含まれている可能性があるんだ!
これが何を意味をしているのか、君がキーを押す以外に知恵の無い人間でなければわかる筈だ。
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どうしても行く気なのかい?これだけ私が真剣に、熱心に、このゲームの魅力を伝えたのに?
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ああ……スタンリー、頼むよ。お願いだから私のストーリーを壊さないでくれ……。
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今この行を読んでいる間に、引き返す事を最大限に検討してくれないか?
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立ち止まってくれ…スタンリー……。
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ここでまでかい?スタンr
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THE END IS NEVER THE END IS NEVER THE END IS NEVER THE END IS NEVER THE END
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