The Talos Principle (ザ・タロス・プリンシプル)とは、Croteam によって開発されたパズルゲームである。
本稿では、本作のプロモーションゲームである「Sigils of Elohim」についても併せて述べる。
概要
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション アドベンチャー パズル |
機種 | PC (Steam) PS4(海外版のみ) Android iOS |
開発元 | Croteam |
販売元 | Devolver Digital Croteam |
発売日 配信日 |
2014年12月12日 2017年10月12日 (iOS) |
価格 | ¥3,400 ¥600(iOS) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
2014年12月12日発売されたゲームで、対応プラットフォームはPC、Android、PS4(海外版のみ)。2017年にiOS版がリリースされた。
日本語名は「タロスの原理」。
開発はCroteam。FPSの名作にして屈指のバカゲー「Serious Sam」シリーズを手掛けたクロアチアのデベロッパーである。なお本作にバカゲー要素はないのでごあんしんください。
舞台となる、豊かな自然や古代文明遺跡の美しさは必見。豊富なバリエーションのパズルも良く出来ている。
脚本家・小説家の虚淵玄は本作について「俺がsteam始めて良かったと最初に痛感したゲーム」とTwitter上で発言している。
2015年7月24日、新たなパズルと本編の謎に迫るDLC「Road to Gehenna」がリリース。
2023年5月には、続編である「The Talos Principle 2」が発表され、2023年11月3日に発売された。
あらすじ
美しい廃墟で突如として目覚めた、機械の身体を持つ「私」。
姿を見せず語り掛ける世界の創造主「エロヒム」に導かれ、美しい「庭」にある謎をひとつひとつ解明していく。
そんな「私」に対してエロヒムは、すべての謎を解き明かした暁には永遠の命を授けると告げる。
「庭」のあちこちにある「端末」には、破損して虫食いになりながら残されたテキストやメールがあった。
そして「端末」越しに「私」に質問を投げかけてくる謎の存在。それは、ただエロヒムの言葉に従って謎を解いていた「私」の中に何かを形作っていく。
何故エロヒムは「塔」に近づいてはならぬと言うのか。
「私」とは、本当は、一体、何なのか……?
システム
- 「私」を操作し、「聖堂」からアクセスできる「庭」を探索。
「庭」にはさまざまなステージがあり、その最奥に置かれた「印章」を集めてゆく。 - ステージには様々な障害がある。通行を遮断しアイテムの持ち出しを拒むバリア、近づくと攻撃してくるタレットや浮遊地雷、鍵でロックされた扉など。
「私」はバリアを中和するジャマーや、レーザー光線を繋いでゲートを解除するコネクタ、足場にもなる立方体などのギミックを駆使し、障害を乗り越えて「印章」を集める。 - 「印章」はテトリミノ(テトリスブロック)型で、ある程度集めると特定のゲートを開いたり、新しいギミックをアンロックできる。
また「印章」とは別に「星」が入手できる場合もあり、これは他とは異なる特殊な「庭」に通じている。 - 「庭」にはパソコンのような「端末」があり、情報が取得できる場合には瞬きする目のAAが表示される。
「端末」にはスタンドアロンのキャッシュデータが残っており、アクセスする事で入手できる。かつては「データベース」に接続していたが、その大半がエラーを起こして接続できない。
また「データベース」そのものも破壊されているようで、大概テキストがバグっていたりする。更に、何者かが端末を通じて「私」に質問を投げかけてくる場合もある。 - 「庭」にはランダムで白いペンキ入りの缶が落ちている事がある。「私」がそれを拾った場合、特定のメッセ―ジを選んで書き残す事が出来る。
メッセ―ジはQRコードの形で残され、近づくと他のAI(プレイヤー)からのメッセージが見られる。 - 「聖堂」はおおまかに分けて3つあり、古代ギリシャ風の「A」、古代エジプト風の「B」、中世ヨーロッパ風の「C」。エレベーターを使って地上に出るとそこは雪原で、「聖堂」の地上部分は近代的なコンクリートの廃墟となっている。
地上には巨大な「塔」があるが、エロヒムは「決して近づいてはならぬ、逆らえばお前は永遠に罰せられる」と厳命してくる。無視して侵入する事も可能だが…… - どのように行動したかにより、エンディングが3種類に分岐する。
- 多数のイースターエッグ(隠し・遊び要素)が配置されており、現在でも有志による検証や報告がなされている。「Portal」「Serious Sam」「マインクラフト」などニヤリと笑わせるネタが仕込まれており、特定のエンディングがほんの少し変わるものも。
登場キャラクター
- 「私」
本作のプレイヤーキャラクター。機械部品が剥き出しになったロボット。三人称視点で初めて姿を見る事が出来る。
稀に「庭」を探索している時に、他プレイヤーと思われる幻を見る事がある。 - エロヒム
最初に「私」に語り掛けてくる、世界の創造主。名はヘブライ語で「神」を意味する。
全ての印章を集めた時、「私」に永遠の命を授けると告げる。探索において「私」には何をしても良いと告げる一方、「塔」に近づく事だけは禁止する。 - アレクサンドラ・ドレナン
各地にある「タイムカプセル」の声の主。女性。
「応用思考研究所」なる機関に所属していたようだが…… - 「蛇」
「端末」を介して「私」に語り掛けてくる謎の存在。エロヒム曰く「裏切者」らしいが……
Sigils of Elohim
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | パズル カジュアル ストラテジー |
機種 | PC (Steam) Android iOS |
開発元 | Croteam |
販売元 | Devolver Digital |
発売日 配信日 |
2014年10月13日 |
価格 | 無料 |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
2014年10月13日にリリースされた、本作のプロモーションゲーム。
ひたすら「印章」の敷き詰めパズルを解くという内容。
枠の中にピースを並べて決まった形に敷き詰める「タングラムパズル」と呼ばれる類である。一定数の問題を解くごとに、本編内で使用できる報酬コードが手に入る。
関連動画
トレイラー映像
ニコニコ動画へのアップロードが無いためYouTubeにアップロードされているものを掲載。
The Talos Principle - Official Launch Trailer
プレイ動画など
関連項目
関連リンク
- The Talos Principle - Croteam - Croteam
- The Talos Principle 2 - Croteam - Croteam
- Steam:The Talos Principle
- Steam:The Talos Principle 2
- Steam:Sigils of Elohim
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