『ヴォルフィード』(Volfied)はタイトーから1989年にリリースされたアーケードゲーム。ジャンルは陣取りパズルゲームである。
概要
『ヴォルフィード』(Volfied)はタイトーから1989年にリリースされたアーケードゲーム。ジャンルは陣取りパズルゲームである。
QIX、スーパークイックスの続編にあたる。グラフィック性能の向上による後付ながら、とある惑星上でのスペースバトルという設定が、単純なルールに奥行きを持たせている。全16ステージ。
ゲームルール
- 自機のラインを引く際の移動速度が一種類のみ。純粋に「どれだけの陣地を得てクリアしたか」のみを得点として評価する設計。
- ラインを引いている間、それまで引いた場所へ引き返すことができる。
- 自機の移動範囲内を邪魔する「スパークス」に相当するキャラが存在しない。
- ライン作成中に、引いたラインに敵に触れた際に即ミスとならない。ライン上で自機に向かっていくスパークが発生し、それが自機に到達するとミス。接触前に領域を完成させた場合はミスとならない。
- 敵を破壊するショット発射などのアイテムが手に入る。各面にはアイテムブロックが存在する(アイテムの無い面もある)。アイテムブロックを囲んで切り落とすとアイテム獲得となる。
- 敵のバリエーションが豊富。各面にはそれぞれ1体のボスキャラ(『QIX』におけるクイックス)と数体の雑魚キャラが存在する。各面のボスキャラは生物を機械化したようなデザインで、それぞれ異なった動きをし、弾を発射してくる。
クリア条件
- フィールド全体の75%以上を切り取る。75.0%占領でクリアだが、99.9%に近づくほど、ボーナス点は高得点になる。なお、ボスを最初のラ イン1本で囲むことに成功すると100万点入る。ヴォルフィードにおける最大のボーナスで、得点の桁の最大が7桁のため、熟練していれば容易にカウンター ストップができる。
- スペシャルショットでボスキャラを破壊する。得点は10万点。
- 6面のボスが分離した際にフィールドで分割して再合体できないようにするとクリアとなる。得点は1万点。ただし、ボスを分離した際に占領率が1%以内であれば100万点が得られる。
- ある条件でフィールドの範囲に拠らずに敵が一定時間動けなくなると強制的にステージクリアとなる。得点は10万点。
ミス条件
- ライン作成中に自機が敵や敵弾と接触。
- ライン作成中にラインに敵や敵弾が接触。アーケード版ではスパークが発生し、そのスパークが自機に触れるとミスになる。
- 時間が長くかかった場合に出る機雷(アーケード版)や完成ライン上のスパーク(PCエンジン版)に自機が接触。
- シールドの量が0になると張れなくなり、シールドラインに敵や敵弾が接触。囲み終わった完成ライン上で接触してもミ※スになってしまう。PCエンジン版ではライン作成中に移動を止めたらそのライン上にスパークが発生する。
移植作品
- PCエンジン版 - 1989年12月27日発売。75%囲みでステージクリアとなるなど内容にも若干の差があり、アレンジ移植に近い。家庭用らしく面数が大幅に増えている。
- メガドライブ版 - 1991年1月25日発売。
- プレイステーション版 - 2001年12月20日にD3パブリッシャーより、SIMPLE1500シリーズ Vol.80 THE 陣取り ~ヴォルフィード1500~として発売。
- プレイステーション2版 - 2007年3月29日発売のタイトーメモリーズII 下巻に収録。
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関連項目
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