YM2151とは、ヤマハ株式会社が開発、販売したFM音源チップである。通称OPM(FM Operator type - M)。
概要
4オペレーターのステレオFM音源8chを搭載し、数多くのアーケードゲーム基板に搭載された音源である。
家庭用(特にパソコン)には性能の劣るYM2203(OPN)の方が普及したが、この高機能チップを採用するハードもいくつか存在する。
最初に登場したのは、1985年に開発元であるヤマハがMSX/MSX2向けに発売したSFG-01という外付けユニットである。ただしMSX互換スロットではなく、専用スロット(ヤマハとビクターのみ搭載)に取り付ける仕様となっていたため使える機種は限られた。翌年には機能を強化したSFG-05も発売されている。
ちなみに、ヤマハはこのユニットを接続済みのMSX/MSX2を楽器店ルートで販売していた。
1986年には、シャープが自社パソコンのX1/turboシリーズ向けにFM音源ボードを発売した。NECや富士通に対して完全に出遅れた格好となったシャープであったが、他社がOPNを採用するのに対し、高性能のOPMを採用したことは驚きを持って迎えられた。
あくまでオプションであったためソフトハウスの対応は当初鈍かったが、86年末にこのボードを標準搭載したX1turboZが発売されたことで、FM音源に対応するソフトも増えていった。
1987年には、シャープのX1/turboシリーズの後継機にあたる(ただし互換性は全くない)X68000が発売され、YM2151が音源として採用された。
X68000は当時のアーケード基板に迫る性能を有しており、サウンド面での再現性の高さも特筆される。
関連動画
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関連リンク
- 【ナムコ世代必見】iPadに降臨した、FM音源の皇帝「iYM2151」 2012.5.26 ※DETUNEが2012年に発売したiPadアプリでYAMAHA純正のiOS用FM音源コアが使用されていた。既に販売終了。
関連項目
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