YZF-R25とは、ヤマハ発動機が満を持して送り出す250cc本格スーパースポーツバイクである。
概要
ルネッサ以来、250ccオンロードスポーツバイクの生産が途絶えていたヤマハが、1から本格的に開発しインドネシアで生産、日本で販売するのがYZF-R25。世界市場向けにはエンジンが320ccのYZF-R3が販売されるため、R-25は日本だけのスペシャルモデルである。と思ってたらYZF-R3も日本発売決定。
エンジンは2気筒エンジンでは標準的な180°クランクの並列2気筒エンジン。アルミシリコン合金を使ったライナーレス構造、バルブはロッカーアームを介さない直押し式のDOHC8バルブ、爆発燃焼時の摺動抵抗を小さく抑えるオフセットシリンダー等、今日本で一番設計年度が新しく、かつもっともコストのかかったエンジンである。が、設計年次の新しさではCBR250RR、2018年型Ninja250に抜かれてしまった。
この180°クランクの並列2気筒エンジンは、回した時の回転バランスが一番よく、国内4メーカーすべてが生産している一番ポピュラーなエンジンである。反面、各気筒の爆発間隔が非常に接近しているため排ガス圧の干渉が起こりパワーは稼ぎにくい、と言われていたが、排気管形状の工夫により排ガス干渉をキャンセルできるようになったためパワーも向上した。このYZF-R25は36馬力を12000rpmで発揮、現行排ガス規制下でクラストップである。
(ちなみに、同じ180°並列2気筒エンジンでGPZ250RからNinja250まで使われているカワサキのEX250KE型エンジンはGPX250R時代に45馬力を達成している。)
11月7日に発表された2018年モデルは、なぜか35馬力/12000rpmとわずかながらパワーダウンしてしまっている。一方でFフォーク径が41.3mmになるなどシャシー面の強化が図られている模様。
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