A列車で行こう9 | |
発売日 | 2010年2月11日 |
価格 | 7344円(税込) |
開発 | アートディンク |
販売 | サイバーフロント |
A列車で行こう9とは、2010年2月11日に発売された「都市開発鉄道シミュレーション」ゲームである。「A列車で行こう」シリーズの最新作。
概要
2009年12月10日に「ユナイテッドシネマ豊洲」で記者発表が行われ、同時にオープニングムービーやスクリーンショットが公開された。
2012年には、『Version 2.0 プロフェッショナル』と題したバージョンアップ版が発表された。これは新作ではなく、従来のソフトのアップデート(拡張)版としてリリースされるため、遊ぶには従来版(本体)と二種の建物キットが必要。
さらに2014年『Version 3.0 プレミアム』が発表された。こちらもVersion 2.0同様、拡張版としてのリリースとなる。
2015年には3つ目の拡張版『Version 4.0 マスターズ』が発売。
2018年には4つ目のA列車で行こう9最後の拡張版『Version 5.0 ファイナル』が発売。
通常のパッケージ版の他に、DL版がアートディンク公式サイトより販売中。
ゲームシステム
「より現実に近いグラフィックとスケール感」を開発コンセプトとして製作された。
このためプラットフォームはPCとなり、マップは過去最大の10kmに広がり、視界も5km先まで見渡せるようになるなど、そのパワーを最大限活用する作品となった。
詳細については公式サイトに掲載されている。
※なお、今作は高機能、高画質ゆえにある程度の高スペックが要求される。
公式サイトのビュワーソフトなどで動作確認をしてから購入するようにしよう。
詳しくは公式サイトの動作環境のページを参照して欲しいが、 Core i7以上、メモリ3GB以上(マップが発展すればするほど必要になる)、VRAM1GB以上のスペックのPCがないと快適に遊ぶことは難しそうだ。値段も馬鹿にはならいので、是非自分のPCスペックと相談して購入していただきたい。
また、発売初期にあった不満(時間軸など)については、パッチによって大きく改善されているものも多くある。
パッチは、公式ページの「製品情報」にて配信されている。
Version 2.0 プロフェッショナル
発売から2年以上を経た2012年に、大規模なバージョンアップが発表された。
これまでは単なる建物の追加などに留まるバージョンアップがなされてきたが、この『Version 2.0』は、システム面やグラフィック面でも大きな変更が加えられている。
大きな追加要素としては、
- 車両倉庫・立体交差駅・路面電車停留所・架線柱などの、新たな鉄道施設
- 過去2つの建物追加キットに加え、三角地帯の建物などの、新たな建物
- 指定した部分の発展を止める、市街地保護機能
- 郵便ポスト・自動販売機などの、小型建造物
- 車両の巡航速度を減速して購入可能(5km/h単位 最大30km/h)
- 通常・臨時の2つのダイヤグラム
- 新規マップ追加
- 地形編集機能
など。
なお、新車両の追加はない模様。
また、1:1のフルスケールマップを選択可能になった。
従来のA列車では、周囲の建造物に対して列車やバスが大きかったものの、この『Version 2.0』以降は、現実のそれと同様のサイズ比にすることが可能になり、よりリアルな街を作り上げることが可能である。
なお、Version 2.0であることを明示するためにA列車で行こう9_Ver.2.0というタグがつけられることがある。
Version 3.0 プレミアム
さらに2年後の2014年、『Version 3.0』の発売が告知された。発売から実に4年経っての拡張版となる。
現在発表されている追加要素としては、
- 新規マップ追加
- 収録車両追加
- 4K解像度に完全対応
- パンタグラフの装着
- 貨物列車の貨物として石炭・石油の追加(石炭・石油は牽引のみ)
- 線路分岐パーツの追加
- ピクチャー・イン・ピクチャー機能の標準搭載
- 交通施設のバリエーションの追加
など。
Verison 4.0 マスターズエディション
そして更に1年後の2015年6月19日、4度目のバージョンアップであるVersion 4.0が発売された。
主な追加要素は以下の通り
- 列車、バス・トラック・車の車両保有数拡張(最大200編成)
- 列車、自家用車、小型船の運転モードの追加
- 速度制限の導入
- 収録車両追加
- 信号機や道路標識などのアイテム追加とアイテム設置数拡張
- 時間軸3倍の追加
- 新規マップ追加
- 列車リストの並べ替え機能追加
など。
JR東海パック
従来、JR東海はゲームソフトは勿論、列車前面展望映像などの商品化許諾を一切認めていなかった。A列車で行こう9においても例外ではなく、当初はJRの中ではJR東海の車両だけが収録されていない状況だった。
しかし2014年にJR東海の社長が山田佳臣(第4代)から柘植康英(第5代、新潟鉄道管理局(JR東日本新潟支社)出身)に交代したのを機に方針を転換し、断続的に商品化許諾を行うようになった。そして2015年12月11日、ついにJR東海の車両などを収録した「JR東海パック」が発売された。社長が葛西敬之(第2代)から山田佳臣の頃まで発売された「電車でGO!」などでもこれまでJR東海の車両が使われることはなかったため、ユーザーに驚きを与えた。
「JR東海パック」では211系などを除くJR東海のほぼすべての車両が網羅され、富士山表示機能や高速鉄道用軌道などの新要素も収録している。標準価格3800円(税別)。
Verison 5.0 ファイナルエディション
そして更に3年後の2018年11月4日、ついにA列車で行こう9シリーズ最終章となる5度目のバージョンアップであるVersion 5.0が発売された。
主な追加要素は以下の通り
- 列車の機回し・連結
- 転車台
- 駅舎の追加
- ジオラマモード
- 新規マップ追加
- 収録車両追加
修正パッチ適用後 - 列車、バス・トラック・車の車両保有数拡張(最大300編成)
- 駅のホーム長さを20両までに拡張
- 高架や地下に設置できる操車場(ホームなし)の追加
- 時間軸6倍・12倍の追加
今後の修正パッチの予定 - カスタムで客車や貨車のみの編成を可能
など。
移植版
2017年12月にPS4への移植版である『A列車で行こうExp』が発売。Version 4まで及びJR東海パックのシステムが収録されている。据え置き型ゲーム機でのA列車で以降は2006年12月の『A列車で行こうHX』以来11年ぶり。マウスやキーボードでの操作に対応しており、USBやbluetoothによってPS4に接続すれば9と同じ感覚で操作可能。
PS VRにも対応している。
2019年には拡張版『A列車で行こうExp+』が発売。Expの後に発売されたVersion 5の内容が追加されている。
PC版と異なりスペックの心配をする必要がないが、町が発展した状態で進行速度を速くするとProでも動作が重くなる。
関連動画
また、そのリアルさを活かして実際の都市を再現することも行われている模様。
関連商品
関連コミュニティ
関連チャンネル
外部リンク
関連項目
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