Assassin's Creed: Lineageとは、アサシンクリードⅡのショートフィルムである。製作はUBIソフト。
販促用のプロモーションフィルムではあるが全3編40分とかなり長く、映画としての完成度も非常に高い。
概要
エツィオの父ジョヴァンニ・アウディトーレを主人公とし、史実であるミラノ公暗殺事件なども絡めつつ、アサシンクリードⅡ以前の物語を描いている。
『シン・シティ』や『300』の視覚効果を担当したHybride Technologiesが制作を担当している。背景はほぼCG合成。
アサシンクリードシリーズではキャラクターの外見を演じている俳優本人からキャプチャしているのが特徴であり、本作の登場人物たちもゲーム本編で同じ役を演じた役者たちによって再現されている。まさにゲームの実写化である。
またエツィオだけは声優と外見をキャプチャした人物が一致していないため、本作ではモーション担当の俳優が演じている。これはエツィオの外見の人が役者ではないことと、各シリーズのアニムス内主人公は現実世界の主人公デズモンド・マイルズの投影であり外見もデズモンドになってしまうというゲーム内の設定を守るためでもある。
海外ではYouTubeで配信、日本では読売テレビと中京テレビで深夜に吹替版が放送された。また、アサシンクリード2のスペシャル・エディション(現在唯一のブルーレイ版)、アサシンクリードブラザーフッドの初回特典版にも収録されている。
登場人物
- ジョヴァンニ・アウディトーレ(Giovanni Auditore) Romano Orzari CV:内田直哉
本作の主人公。アサシンクリードⅡ・ブラザーフッド・リベレーションの主人公であるエツィオの父親。
表向きは銀行家の貴族だが、裏の顔としてはアサシンとして暗躍し、ロレンツォに仕えている。
アサシンであること、父親であることからニコニコではパパシンという通称で呼ばれることも。
- ロドリゴ・ボルジア(Rodrigo Borgia) Manuel Tadros CV:菅生隆之
枢機卿、そしてテンプル騎士団のメンバー。
後のローマ教皇、アレクサンデル6世であるが、一族繁栄の為に世俗化を図りイタリアを戦火に導いた教皇として悪名が高い。
- ロレンツォ・デ・メディチ(Lorenzo de' Medici) Alex Ivanovich CV:大塚芳忠
メディチ家の当主で、フィレンツェ共和国の実質的な統治者。
優れた政治・外交能力でフィレンツェの安定に努めた。
幼い頃にジョヴァンニに命を救われて以来アウディトーレ家とは親しい関係にある。
- ガレアッツォ・マリーア・スフォルツァ(Galeazzo Maria Sforza) Peter Millor
ミラノ公。アサシンクリードⅡ及びブラザーフッドで登場するカテリーナ・スフォルツァの父親。
メディチ家とも交流があった。
ガレアッツォの暗殺計画が発覚し、ロレンツォは暗殺を食い止めるようジョヴァンニに命令するが・・・(Episode1)
- シルヴィオ・バルバリーゴ(Silvio Barbarigo) Harry Standjofski CV:宝亀克寿
マルコ・バルバリーゴのいとこの甥。
- マルコ・バルバリーゴ(Marco Barbarigo) Frank Fontaine
シルヴィオ・バルバリーゴのいとこのおじで、後のベニス共和国の元首(ドージェ)。
本編で使者に手紙を渡している。(Episode2)
- 使者(Messanger) Maxim Savaria CV:渡辺慎平
バルバリーゴ家の使者。
名前がない登場人物のわりには、ジョヴァンニ相手に健闘したり、死をもって秘密を守ったりと何気においしいやつ。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt