auシカとは、沖縄セルラー電話のマスコットキャラクターである。シカのキャラで、「au『しか』選べない」という語呂合わせが名の由来である。現在では「auシカ!」と感嘆符までつけて表記されることが多い。
概要
2005年、携帯電話商戦華やかな時代、業界トップのNTTドコモはauやvodafone(現在はソフトバンクモバイル)との競合で優位に立つべく、"Docomo only"のサービスを示すため「ドコモダケ」と呼ばれるキノコのマスコットキャラクターを全国規模で投入し始めた。
同じ頃、沖縄県でauブランドの携帯電話サービスを提供していた沖縄セルラー電話の販売代理店において「auシカ選べない50の理由」という題名の販売マニュアルが作成された。そしてそのマニュアルに、お遊びの感覚で書かれたキャラがこの「auシカ」の元だったと言われる。
それが関係者間で好評だったため、同年3月に新聞広告において世間デビュー。そのキャラ設定においては相当ドコモダケのことを意識していたらしく、「シカはキノコを食べる」と現地沖縄では言われていたことから、当初は「大好物がキノコで、キノコを食べるときは狼のように豹変する」という過激なものまでつけられていた。
が、対ドコモとしてはあまりにも露骨なこの設定(新聞広告では顔の付いたキノコを凶暴な顔で食べるシーンもあった)には批判の声も寄せられ、それ故かauシカは一時広告等からその姿を消してしまい、ネット上などで「幻」「都市伝説」のキャラとして扱われてしまう時期も存在した。
その後、キノコに関する凶暴な設定は抑えられ、「気は優しく臆病者であるが、au携帯のことになると自己主張が強い」という点のみを残して2005年6月頃には再度広告媒体に復帰。これが好評となり、沖縄セルラー内で公式ブログ、サイト、コンテンツが設けられるなど、次第に同社の「顔」と呼べる存在に成長していった。
基本的に沖縄セルラーのキャラクターであるため、同じauでもKDDIがサービスを提供する北海道・本州・四国・九州でその姿を見かけることはまずないが、時おりお忍びで「上京」することが有るとかないとか・・・・・・
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関連項目
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