B'zとは、ギター・作曲担当の松本孝弘(まつもとたかひろ)と、ボーカル・作詞担当の稲葉浩志(いなばこうし)からなる、日本人2人組のロックグループである。
概要
TM NETWORKなどのサポートミュージシャンとして活動していた松本が、自身のバンドのボーカルを探していた際に稲葉の歌声が録音されたデモテープを聴き稲葉を誘う。その後、1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」、アルバム「B'z」の同時リリースでデビュー。 2人が初めて出会って楽曲制作、デビューに至るまでは約4ヶ月という短い期間であった。
デビューしてしばらくは全く売れなかったが、1989年にリリースしたミニアルバム『BAD COMMUNICATION』がロングヒットし、ブレイクのきっかけとなる。1990年リリースの5thシングル『太陽のKomachi Angel』で初のオリコンチャート1位を獲得しブレイクする。
ブレイク以降から現在にかけて、「CD総売り上げ8000万枚以上」「ミリオン獲得作品数34作」など、音楽界における多くの記録を樹立。(オリコン発足以降)興業的に日本一成功したアーティストであるといえる。2007年の「ハリウッド・ロックウォーク」への殿堂入りや、2011年にメンバーの松本がグラミー賞を受賞するなど、海外でも評価され始めている。2018年に結成30周年を迎えた。
B'z LIVE-GYM -At Your Home-と題して映像作品を4月13日~5月31日まで23本をフルで期間限定公開した。
2021年5月、B'zとそれぞれのソロ楽曲計800曲越えをサブスクリプション解禁した。
同年9月に、B'zが初主催となるRock Project「B'z Presents UNITE #01」を、初共演となるMr.Children、GLAYと開催する。
トリビア
- 基本的にシングルは毎年リリース、オリジナルアルバムはほぼ1年半~2年ごとにリリースというペースをデビュー以降ほとんど守っている(CDシングルは2017年以後途絶えているが)。B'zとしての活動がされなかった期間も過去に数度あるが、その期間はソロ活動にあてられるため、メンバーそれぞれに長期の休みはほとんどない(「長期」とは数カ月レベルの話であり、ライブツアー後などに数週間程度の休みは取っている)。B'zは海外のアーティストと共演することが多いが、ある時共演後のアーティストから「今後の予定は?」と聞かれた際に正直に「仕事。」と答え、「You're crazy!」とツッコミを受けたことがあった。
- グループ名の読み方「ビーズ」は、正式な発音ではアクセントの位置は先頭に来る(例えるなら「チーズ」と同じアクセントである)。しかしこの発音を守っているのはB'zメンバーとB'z側のスタッフとコアなファンだけで、一般的には平坦な発音をされているのが現状である。音楽番組でもニュースでも、平坦な発音をされるのが常であった。しかし、松本のグラミー賞受賞以降、業界の雰囲気が変わり始める。一大ニュースとして各局ニュースや音楽番組で取り上げられた際におそらくB'zの発音が見直され、いくつかの局のアナウンサーが「↑ビーズ↓」と正しく発音してくれるようになった。
- 結成のきっかけの1つには、松本がTM NETWORKのサポートメンバー時代にTM NETWORKのライブにおいてTMのメンバーや他のサポートメンバーと一緒に演奏しながらのダンスや演技が嫌だったという説もある。ダンスレッスンが嫌で、木根尚登と共にTM NETWORKのライブの練習やリハーサルから逃げ出したこともあったようだ。それ故に自らのバンドを結成し、そちらに専念したいからTMのサポートメンバーを降りたい口実を作りたかったとか・・・。
- 意外にも他のアーティストと共演することが少なかった(音楽フェスを除く)。しかし30周年記念ライブとなる「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」から一変、ブラックマヨネーズ小杉や木村拓哉、Mr.Children、GLAYと立て続けに共演することとなった。
ニコニコ動画におけるB'z
幾多にも及ぶB'zの楽曲の中でも特に『ultra soul』を用いた音楽MADの人気が高い。2007年6月17日にUPされた『歌の後に「ウルトラソウルッ!」をつけるとこうなる』がヒット作となり、その後相次いで『歌の後にウルトラソウルを付ける』動画が多数UPされ、「ウルトラソウル集」「ウルトラ○○集」というタグを定着させた。この現象を受けてか、ニコニコ動画『裏組曲』ではラストに使用されている。(余談だが、その後『歌の後に「ウルトラソウルッ!」をつけるとこうなる』はミリオンを達成。一時期は史上最遅ミリオン動画でもあった)
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の後にpray for Japan(日本のために祈ろう)という大きなムーブメント海外と日本で起きた。この中でB'zの楽曲「PRAY」がタイトルだけでなく、その歌詞も含めてポジティブな意味で捉えられ、この震災関係の動画などで用いられている。(#prayforjapanの記事を参照。)ちなみに、2011年4月1日、テレビ朝日系列で『ミュージックステーション3時間スペシャル』で、東北地方太平洋沖地震がの復興を願い披露された「Brotherhood」の演奏は視聴者に強烈なインパクトを与えるほどの圧倒的なパフォーマンスであった。この映像はニコニコ動画に多数UPされるものの、即刻削除となっている。
関連動画
関連商品
B'zのシングル作品の一覧を参照。
コミュニティ
関連リンク
関連項目
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