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株式会社CBCラジオ (CBC RADIO Co.,Ltd.) とは、中京広域圏をエリアとするAMラジオ放送局である。

概要

1951年 9月1日、母体となる中部日本放送が開局。日本で初めて開局した民間による商業放送局である。1956年 9月1日に同局がテレビ放送を開始してからはラジオ部門として「CBCラジオ」が使用されるようになった。

CBCの関連会社・株式会社テクノビジョンを改組し、2011年 9月1日に「株式会社CBCラジオ」へ社名を変更。これに前後して2010年に番組制作業務を委託、2012年に営業業務を委託と段階的に分社化の準備が進められた。
2013年 4月1日午前0時をもって、中部日本放送が所有していた放送免許がCBCラジオへ継承された。これによりラジオ部門の分社化が完了。

ラジオ・テレビ兼営局からラジオ部門が分離され独立したのはTBSラジオ（2001年免許継承）、STVラジオ（2005年免許継承）に続いて日本では3例目となる。

ラジオ・テレビ兼営局からテレビ単営局となった中部日本放送には新たに「JOGX-DTV」というコールサインが交付され、2014年 4月1日に新しく分割新設されたテレビ単営局のCBCテレビに免許が継承された。中部日本放送は認定放送持株会社となっている。

周波数は1053kHz、放送出力は50kw。日没から深夜 0時頃、夜明けの時間帯を中心に、長島本局よりすぐ近くの尾張岐阜南部方面でも、朝鮮中央放送が強く混信するため、その地域向けに岐阜川島局で639kHzで送信していた（東海ラジオ、NHKは本局エリア）。その時間帯を除けば、他の大出力局と同様遠距離受信可能であるが、朝鮮中央放送が混信しやすい時間帯に限ってローカル番組が多い。
- 2015年 10月1日よりFM93.7MHzでも聴取可能になった（東海ラジオも92.9MHzで同日に開始）。出力7kwで過去にRadio-iで使用していた、愛知県瀬戸市の三国山から送信している。チューナーが対応していれば、東海3県の主要都市でFMでも聴ける。この補完局開局で岐阜市内もカバーできるようになったため、前述の岐阜川島局は2018年 10月末で廃局となった。
2016年 3月末までは、毎時の時報 CMではサークルKサンクスなどユニーグループのCMが流れていたが、4月1日以降は、ユニーグループとファミリーマートと経営統合の新持株会社が9月に発足する影響で、毎時別スポンサーの時報に変更される。
1970年代末から2012年までは、スジャータ(本社名古屋)の時報 CMが流れていた（同じ時報を流していた文化放送、MBS、HBC、TBC、rkbも同様）。

ラジオ系列はJRN単独加盟局である。
ライバルの東海ラジオが長年深夜1-2時台に自社制作の深夜ワイド番組を編成していた関係で「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)をCBCでネットしている。（2012年10月改編より自社製作を大幅縮小して文化放送の深夜ワイド番組「リッスン！」のネットを開始した。詳細は東海ラジオの記事も参照）
このため、JRN単独加盟局で放送されている「JUNK」(TBSラジオ)は放送されていない。
- 2000年 10月より2014年 3月まで長らく平日22-24時台の夜ワイドを制作せず、東京TBSの番組をネットしていたが、4月に復活することになった。
テレフォン人生相談(ニッポン放送)は、かつては看板ワイド「つボイノリオの聞けば聞くほど」のワンコーナーに組み込まれ、番組後のリアクションコーナーの投書が多かった(現在は番組終了後の正午)。おそらくもっとも聴取率の高い地域である。
その他、ミュージックギフト音楽・地球号(文化放送)などNRN系の番組を多く放送しており、CBCラジオ制作のいすゞ・お父さんお母さんへの手紙(平日朝 7:30)は、文化放送・KBS京都などNRN系列でネットしているなど複雑である。(いずれも終了)