Châteraisé(シャトレーゼ)とは、大手和洋菓子メーカーおよび販売店の1つである。
概要
特徴
山梨県甲府市に本社を置き、主にケーキやアイスなどの洋生菓子、どら焼きなどの和菓子を販売する全国大手の菓子チェーン店。また、菓子事業のみならず、山梨のブドウを使ったワイン事業も展開している。
メニューはケーキからアイス、和菓子、ワインとさまざまある。ただ、「シャトレーゼといえば!」と言えるほど定番商品はやはりシャトレーゼ誕生当時から製造しているシュークリームである。
また、事前の予約注文で誕生日ケーキやクリスマスケーキ、記念日に送るケーキなども製造できる。
なお、ニコニコ動画上としては「シャトレーゼ」が動画タグとして主に使われる。
歴史[1]
1954年12月に甲府市(旧 紅梅町)にて創業。最初は洋菓子とは全く縁のない今川焼風のお菓子を出すお店として営業していた。店名もシャトレーゼではなく「甘太郎」というガチガチの和名を名乗っていた。「甘太郎」は山梨県、長野県に10店舗ものチェーン展開を図り、営業を続けた。
1959年に「有限会社甘太郎」を設立し、法人化。1964年にはアイスクリーム事業に参入するため、山梨県甲州市に「大和アイス株式会社」を設立。この頃から洋菓子事業としてシュークリーム製造の研究に力を注いでいた。
そして1967年に両会社を合併し、社名を「株式会社シャトレーゼ」に変更。シュークリームの製造販売を開始するとともに洋菓子事業へ本格的に参入していった。
1975年ごろになると、首都圏を中心に店舗をフランチャイズ展開。全国展開への足掛かりとなった。
1984年に本社を甲府市の旧 中道町地域に移転。東洋一の規模となる中道工場も完成し、安定的な供給を図った。
1986年には千葉県に工場直売店のフランチャイズ1号店をオープン。これを皮切りに全国からフランチャイズの申し込みがあり、郊外型のフランチャイズ店の全国展開を推進した。
1994年、冷菓工場としては国内最大規模の白州工場が稼働開始。全国の工場直売店に商品を供給する中心的工場となる。また、1996年には豊富工場も稼働開始した。
2000年には、「シャトレーゼ勝沼ワイナリー」がオープンし、ワイン事業に参入。「よいワインはよいブドウから」をコンセプトに醸造を開始する。2002年には双葉町(現 甲斐市)に本社を置いていた「ベルフォーレワイナリー」を買収し、本格的に事業を推進した。また、北海道への供給の足掛かりとして栗山工場が稼働を開始した。
2009年、博多工場が稼働開始し、九州地方への安定的な供給を図った。
2010年、持ち株会社制に移行し、社名を「株式会社シャトレーゼホールディングス」に変更。和洋菓子事業は新設の「株式会社シャトレーゼ」に移管した。
2012年にはオランダの菓子メーカー「Maitre Paul」がシャトレーゼの傘下に入り、シャトレーゼブランドのヨーロッパ進出を図った。2015年には九州の老舗菓子メーカー「さかえ屋」が傘下に入り、規模を拡大した。また、同年4月にはアジア1号店がオープンしている。
2021年には「ナボナ」で知られる和菓子専門店である「亀屋万年堂」を買収。これまでシャトレーゼとして弱かった和菓子を亀屋万年堂ブランドで全国進出を目指すことになった。
関連動画
関連商品
関連項目
関連リンク
脚注
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/ch%C3%A2terais%C3%A9