colorsとは株式会社hueが所有する成人ゲームブランドである。
現在は、代表作「魔法少女アイ」シリーズの権利を手放し、製作活動も終了。DL販売のみ行っている。
概要
2001年1月28日に「魔法少女アイ」でデビュー。「やられる変身モノ」と「触手凌辱」に特化したブランドで、陰鬱な魔法少女モノ、アメコミ風世界を舞台 とした成人向けラノベのゲーム化などで特異な存在感を放った。しかし、2004年には新作が一本もなく、2005年も度重なる延期がみられ、2006年12月頃をもって製作活動を終了した。
2007年4月27日、「魔法少女アイ」シリーズの権利を他社へ譲渡、社員の一部を移籍。そして2008年12月19日、譲渡先であるMSピクチャーズ(GPミュージアム)から「魔法少女アイ参」が発売されている。
詳細については「魔法少女アイ参」や「ごらんの有様だよ!!!」の単語記事を参照していただければわかる。
「魔法少女アイ」シリーズの展開
- デビュー作「魔法少女アイ」は、2000年代当時にあまり見かけなかった「戦うヒロインが負けて凌辱される」シチュエーションをメインに据えて成功した作品として知られる。本作の成功が、変身凌辱モノを一大ジャンルとして確立させ、魔法戦士スイートナイツ、超昂天使エスカレイヤー、魔界天使ジブリール、魔法少女沙枝、対魔忍アサギなどが発売される市場の形成に大きな影響を与えたといわれる。なお、同種の作品としては「流聖天使プリマヴェール」が既に発売済みであり、少なくとも変身凌辱モノの元祖が「魔法少女アイ」というわけではない。
- 「魔法少女アイ」発売からわずか8カ月後、女性キャラをフルボイス化するなどした「魔法少女アイplus」を発売。その後も「魔法少女アイ2plus」や2作品のセット販売などを行ったため、分割商法、プラス商法、セット商法などと揶揄されている。
- colorsは、「魔法少女アイ」シリーズを中心に、新興メーカーとしてはあまりに積極的なメディアミックス活動とグッズ販売を展開していた。OVA、コミカライズ、ノベライズ、フィギュア、アレンジCD、ゲームブック(特典)、抱き枕カバー、「アイたん印のきしめん」という食品まで製作している。
ブランドとしての特徴
- 全作品「変身ヒロインモノ」(正体を隠蔽しているヒロインが登場する作品)である。
- 全作品「触手」が登場する。触手凌辱シーンが大半を占める作品もある。触手属性のないユーザーは触手ゲーに目覚めるしかなかった。
- 全作品「寸止め」がない。colorsは、戦うヒロインモノが抱えている「メインヒロインにもピンチは必要だがそのままやられてしまうと話が続かない」ジレンマに対して、「大量にバッドエンド作ってCGを回収させればいい」という一つの回答を示した。
- 全作品「主題歌」を使用していない。BGMは有限会社クワイアが製作していた。
- ファンディスク収録作品を除く、全作品の原画を黒木雅弘が担当。広報として現在はULTRA-PRISMのボーカルとして活動している月宮うさぎが所属していた。余談ではあるが、魔法少女アイ参の発売イベントで、クリアファイルの店頭配布を貫徹させたのも彼女である。
- colorsブランドの作品は、同じ声優が起用される事が多かった。余談ではあるが、作品に出演した声優のうち魔法少女アイ役の阿谷ほのかを除く全員が、別名義での活動を含めれば2013年現在も何かしらの作品に出演している現役である。
リリース作品
関連項目
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