Crash.netとは、モータースポーツのニュースを扱う英語圏向けwebサイトである。
MotoGP、F1など様々なモータースポーツを扱っている。
MotoGPの記事の内容の傾向
インタビュー記事が多い
Crash.netはインタビュー記事に定評がある。ライダーだけでなくチームのボスにもインタビューする。
イタリアのwebサイトGPOneはインタビュー対象がイタリア人・スペイン人に偏っているが、Crash.netのインタビュー対象は多国籍にわたっている。
こちらのページにインタビュー記事がずらっと並んでいる。よそのサイトでは読むことのできない独占インタビューが多い。
インタビュー記事のURLは以下の通り。
技術的なことを深く掘り下げた記事がときおり出る
たまに、技術的なことを深く掘り下げた長文の記事が出現する。
こちらの記事はその一例。2018年9月頃に「Moto2クラスのダンロップタイヤのタイヤ痕がMotoGPクラスの走行に悪影響を与えている」とヤマハワークスが言い始め、話題となった。そのことを扱った記事だが、ここまで細かく詳しく語る記事はCrash.net以外にはあまり多くない。いい意味でマニアックな気風を持ったサイトだと言える。
Future(展望という意味)というコーナーには、そういう長文記事が並んでいる。こちらの記事は電子制御についての考察、こちらの記事はショートカットペナルティについての考察。
ちなみにこれらの長文記事を書いているのはピーター・マクラーレンという記者である。Twitterはこちらで、まだ若い人。
英語圏ライダーへの取材力が強い
Crash.netはイギリスのロンドンに本社があって英国人記者が多く、英語圏ライダーへの取材力が強い。
英語圏の人が絡む舌戦を報じる。非英語圏の舌戦はあまり報じない
Crash.netは英語圏のウェブサイトなので、英語圏の人が絡む舌戦をしっかり取り上げる。
カル・クラッチローがステファン・ブラドルを猛批判した事件、ジャック・ミラーがホルヘ・ロレンソに「意見なんてものは○○の穴と同じ」と言った事件、野望が才能を上回ったようだね事件、など、英語圏の人物が絡むとしっかり報道する。
非英語圏の人同士の舌戦は、あまり熱心に報じない。2018年はシーズンを通じてホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾの舌戦が話題となったが、Crash.netは一切報じなかった。
記事の読み方
平易な英文で、わりと読みやすい。簡単な英単語を選んで文章を書いているし、文法的にもしっかりしている。日本の高校英語レベルといってさしつかえない。
高校時代英語が苦手でしたという人には、Google Chromeをお奨めしたい。無料ソフトのGoogle Chromeをパソコンにインストールして、記事を開き、記事を翻訳する。大雑把ながら、だいたいの意味を把握することができる。
記事の検索方法
過去の記事を上手に検索するには、Googleの検索窓に「site:crash.net」と入れるとよい。
例えば、カル・クラッチローがリアブレーキについて喋っている記事を読みたいと思ったとする。その場合は「Crutchlow rear brake site:crash.net」と検索する。
せっかくなので、他のイギリス系モータースポーツウェブサイトの検索方法も合わせて列記しておきたい。
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サイト名 入力する文字列 クラッシュ site:crash.net オートスポーツ site:autosport.com MCN site:motorcyclenews.com モトマターズ site:motomatters.com モータースポーツマガジン site:motorsportmagazine.com
Crash.netの社史と本社
Crash.netの社史
1998年に始まった世界最古のモータースポーツ専門webサイトである。2019年現在は毎月200万人以上が閲覧に訪れている。
Crash.netを傘下に収める親会社がCMG(Crash Media Group の略)で、CMGグループ全体の閲覧者は毎月350万人である。
ロンドンの本社
Crash.netの本社は、イギリス・ロンドン北部のこの場所にある。5階建てのビルの中に入居している。
関連リンク
- CMG (Crash.netを傘下に収める企業)
- CMG公式LinkedIn
関連項目
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