概要
元々はドコモのキャリア決済(電話料金合算払い)が前身。
これを細分化(厳密には違うが)すると、
の2つに大別される。そのうちSPモード決済はドコモの契約が無ければ利用できない一方、d払いはdアカウントさえあればドコモの回線契約なしでも利用できるのが大きな違いである。
かつてはドコモ契約者しか扱えなかったドコモ払い(旧ドコモケータイ払い)もd払いと共存する形で存続していたが、2022年6月1日にd払いに統合され、dアカウントがあれば誰でも使えるようになった。
SPモード決済も現在はほぼd払いに置き換わっており、旧ガラケーから引き継いでいるiモード決済をそのままSPモード決済として使っているというケース以外では、事実上GoogleやAppleのクレジットを電話料金合算払いで購入する用途で利用されることはほぼなくなっている。
d払いのiD決済はおサイフケータイ扱いなので省くとして、ここではd払いのネット決済とバーコード決済について記述する。
d払いについて
基本的には設定したクレジットカードによる後払い形式となるが、ドコモの契約者は電話料金合算払いも選択可能……というかドコモの契約者の場合はデフォルト設定がそもそも電話料金合算払いになっている。
支払方法にdカード・電話料金合算払い・残高払いを設定した場合には200円につき1ポイントの還元があるほか、各種キャンペーンの適用を受け取ることが可能。dカード払いの場合はポイントの二重取りが可能だったがこちらは100円1ポイントから200円1ポイントに改悪されたため、基本還元率は通常のdカード決済と変わらない1.0%(dポイント還元)となる。当然ながらそれ以外の経路はポイントは一切付かない。
ただし基本還元率が悪化した一方で、dカード決済に集約している人の最大還元率は4%になるのでそれなりに大きい。固定回線を契約してdカードの上位カードにしていれば悪くても3%にはなるのは覚えておいて損はない。
更にドコモのオプションであるポイ活プランでさらにポイント還元を増やすこともできるが、大容量プラン+オプション価格という超高額な価格設定になっているため、固定回線を引いているような家庭やサブでMVNO回線も使っているといった利用方法だと大容量プランを必要としないケースが多く、ポイ活プランで元を取りきれるというケースは限られてくるので、基本的には検討に値しないことが多い。
そのためdカードの上位カードや固定回線を持っておらず、dカードに決済も集約していない人には還元率上昇はほぼ見込めないので、普通にdカードやおサイフケータイで決済してもdポイントの還元率に大差はない。
なおd払い対応でもAmazonなど一部のネット加盟店は特殊で、dカードをd払い経由では利用できない。ただし、常設キャンペーンのd曜日や期間限定キャンペーンを活用すれば、dカード決済よりもお得になることがあるので、Amazonをよく使う人はチェックしておくとよい。
現状
利用可能なお店は順調に増えてはいるが、バーコード決済についてはPayPayとは雲泥の差をつけられている他、楽天ペイと比較しても利用者数では後れを取っているのが実情。特にPayPayにはバーコード決済で強かったLINE Payを吸収されたことでさらに差を広げられたほか、共通ポイントであるPontaと提携したau Payにも激しく追われる立場にあり、現在は4大キャリアの四つ巴の一角を占める立場にある。[1]
ちなみに大きく先行したPayPayに負けてるのは別として、楽天にも後れを取っているのは意外に感じるかもしれない。実際にd払いやdポイント利用可能店舗数自体は楽天ペイや楽天スーパーポイントより多いのだが、そもそもdポイント自体が大差で楽天スーパーポイントに比べて利用人数で惨敗している上、クレカとしてもdカードは人気が無いわけではないものの、業界1位の楽天カードが相手では利用者数で月とスッポンほど差があるといわざるを得ないのもでかい。この点は完全に通販に特化した楽天にマーケティング面で負けていると言わざるを得ない。
またドコモはキャッシュレス決済としておサイフケータイやdカードに対応している電子マネーであるiDなどを含むタッチ決済[2]の方が何かと実店舗では簡単というのも大きい。あえて非キャンペーン中の実店舗でd払いアプリを起動してまでわざわざd払いをするほどの価値を見いだせるかは微妙である。
とはいえd払いは主要コンビニにしっかり対応しているだけでもありがたいので、dアカウントさえあればそれなりに活用可能。またAmazonは他キャリアの電話料金合算払いによる決済では還元率を引き上げるのが難しく、せいぜい一部のクレカによる独自還元とAmazon発行のクレジットカードくらいしか還元率アップが望めないので、ドコモユーザーでAmazonをよく利用するならキャリア決済扱いとはいえd払いも押さえておきたいところである。
関連項目
脚注
- *それ以外のバーコード決済では一時中堅のorigami Payを傘下に収めたメルペイに激しく追われたが、実店舗向けにたいしたテコ入れもしなかったことでファミペイにあっけなく抜かれるほどの大失速でシェアを失っている。一方でファミペイはかつて自社カード(ファミマTカード、ファミペイカード)以外で決済どころかクレジットカード登録そのものができなかったが、JCBブランド全般に対象カードを拡大する方向に転換。特にシェアが比較的高いPayPayカードやイオンカードと相性が良かったこともあり、シェアを大幅に拡張したが、ファミマ自体はPonta以外の共通ポイントがたまることもあり、キャリア系のバーコード決済のシェアを脅かすには至っていない。
- *d払い自体をおサイフケータイに登録するd払いタッチなるマイナー機能もあるが、何故かおサイフケータイに登録されたクレジットカードに比べて決済完了に時間がかかるため、ひっそり行われた普及期のキャンペーンが終了した今となっては利用者がまともにいるかも怪しい所である。
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