DB芸人とは、漫画・テレビアニメ『ドラゴンボール』のキャラクターに扮して物真似、ネタを行うお笑い芸人たちの総称である。
概要
記事読みはわかりやすくするために「ドラゴンボール」と入れているが、基本的には「でぃーびーげいにん」と呼ぶ。
いわゆる「キャラクター芸人」と呼ばれる者達であり、その例にもれずドラゴンボールをよく知らない人たちにはあまりよくわからないネタを使うことが多い。
その反面、ドラゴンボールファンなら思わずニヤリとするネタでもあるため、ファンの視聴者には好評を得ている。一方で集英社、東映、バンダイナムコといった公式サイドには不許可で扮装している芸であるため、ごく一部の芸人を除いて公式の仕事はほとんど受けられない。「DB芸人」と銘打っているのもドラゴンボールという言葉を使わずに諸々配慮した結果なのかもしれない。R藤本曰く「公式との距離感が大事」らしい。
テレビ等のメディアに登場することは一部の者達を除いて少ないが、その代わりネットの動画配信サイトが主な活躍の場となっている。
実績
2012年6月8日から不定期で「DBナイト」というDBネタに特化したライブを開催。2016年11月に開催されたDB芸人コントライブ「超コント伝説」ではルミネtheよしもと(キャパ450人)を完売させている。
R藤本、アイデンティティ、BANBANBAN・山本は、とちぎテレビの『まろに☆え~るTV~とちぎの旅!ワクワクすっぞ!~』(2018年2月 - 3月)『まろに☆え~るTV-Z-』(2018年10月 - 2019年2月)などに出演し、栃木方面での営業も多い。
2018年1月から毎月、DB芸人が集まったライブ「DBバーサスライブ」が大宮ラクーンよしもとにて開催され、毎度チケットが完売するほどの大賑わいを起こし、転売ヤーに転売されるほどに大きなコンテンツになりつつある。
数ヶ月に一度は大きい劇場で開催する方向で検討されており、渋谷よしもと∞ホールでの初めてのライブ「DB芸人(インフィニティー)ライブ」が2019年6月11日に開催。ほか、事務所の枠を超えて地方の営業イベントにそろって招かれることも多い。
エピソード
- 2019年3月にTBSで放送された「そっくりツイートGP 似すぎてジワる」のリツイート数企画では「DBの名シーン再現」が6万リツイート越えで堂々の1位を獲得した他、「DBの名シーン2」が4位、「パンちゃん」が45位にもそれぞれ入賞している。
メンバー
主なメンバーのみを記載。
他にも引退した芸人や、1~2回のみニコ生番組などに出演した芸人が多数いるが割愛。
詳しいことは『DB芸人のwikipedia』と『DB芸人公式HP
』も参照。
R藤本 担当:ベジータ
芸人活動開始:2006年1月/東京NSC10期扱い(NSCに入学はしていない) DB芸人として活動開始:2007年6月 |
DB芸人の代表格であり、リーダー的存在。
彼の芸名こそ知らなくても「テレビにたまに出てるベジータの格好をしたお笑い芸人」といった認識で覚えているかもしれない男。
2007年末頃からニコニコ動画で人気を集め、2009年5月13日からはニコニコ生放送で冠番組『R藤本の水曜はじけてまざれ!』がスタート。ニコニコ生放送(チャンネル放送)最古の番組である。
他にも2012年9月3日から『R藤本のユーモアチャンネル』、2014年4月27日から『新生紀ドラゴゲリオンZ』、2016年9月7日から『ベジータとカイジがレトロゲーム実況』が放送中で、ニコニコ生放送での長寿レギュラー番組が多い。
ドラゴンボールへの愛はメンバーの中でも特に凄まじく、きちんと自身(というかベジータ)の活躍の原作巻を覚えていたり、誰も覚えていないような細かいセリフをネタにしたりもしている。その半面、身体能力はベジータとは遠くかけ離れた運動音痴芸人で、体力系の企画では周りからいじられる貴重な姿が見られる。絵心もあまりなく、自画像を描く企画ではそれなりに頑張ったものの「火事に遭った我が家を見ているような顔」と意図せず漂った悲壮感のある画をイジられた。関西大学卒のため学業は優秀。
着用している戦闘服は2011年にニコ生の企画で新調した衣装で、各パーツを付け替えることで原作の各場面(サイヤ人編、ナメック星編、人造人間編など)を再現した外見になる代物。結構なお金がかかっているためか衣装のクオリティは他のDB芸人と比べてずば抜けて高い。
自身のツイッターでは徹底してベジータとしてのキャラを守っているため一時期アンチによる炎上が発生したが、当人は自身の配信動画で「痛くも痒くもない」と言い切り荒らしたユーザーを見つけてはブロックしている。
本人曰く「何か言えば炎上するこの時代で一体何が言えないんだ」とのこと。
同じくキャラ芸人であるエヴァのアスカ芸人でおなじみの桜・稲垣早希とはファンの間では交際疑惑が出ているが本人は否定している。(後に稲垣は2019年に別の男性と結婚)
これまた本人曰く「結婚して子供出来ても子供を可愛いと思えないと思うから女はいらない」とのこと。
本家ベジータである堀川りょうとの共演も何度かある本人公認のベジータ芸人。
ベジータの声真似は年々上達しており、最近では素の地声ですら「Z」時代の堀川りょうに酷似している。ただし古川登志夫や八奈見乗児や郷里大輔の声真似のほうが似てる。
大喜利が強く、吉本興業主催の大喜利ライブ『ダイナマイト関西ヤングマスター』優勝、『ダイナマイト関西2016』決勝大会進出ベスト4など好成績を収めている。大喜利の時は素の状態で出演することも多い。
ぴっかり高木 担当:ナッパ
芸人活動開始:2005年/東京NSC11期扱い(NSCに入学はしていない) DB芸人として活動開始:2007年7月 |
かつて藤本の相方であったナッパ担当の芸人。
ただし、本人はハゲでおっさんであること以外はナッパとは似ても似つかない。
(本家ナッパはベジータの倍ぐらいの身長で筋肉質だが、彼は藤本より身長が低く肥満体型)
元プロボクサーの筈なのだが、加齢に加え喘息の気があるのかやたら息が上がるのが早い。短時間だけなら俊敏に動ける。
藤本よりかなり年は上であり、DB芸人の中で年齢では最も上のほうなのだが、芸歴自体はそんなに変わらないことや、芸人としてポンコツさが拭えないこともあって周囲からは苦笑されることしきり。
一応経歴を活かしボクシング企画などで稀に覚醒するほか、アドリブが壊滅的なだけで持ちネタのフリップ芸などではそこそこウケも取れる。
ボクサー時代の姿はスキンヘッド以外は今と別人のような、彫りの深いそこそこの美男子。
上記の通り、かつて藤本とコンビを組んでいたころはそれなりに売れていたのだが、その間に彼が出会い厨的な行為を繰り返した結果藤本が「このままあなたとコンビを組んでいたら売れるでしょうが、あなたといること自体が苦痛でしかない」と言うほど彼の怒りを買ってしまいコンビを解散することに。
その後佐藤浩市のモノマネで知られるいしいそうたろうとコンビを組んだが解散し、現在はピン芸人。
吉本興業の「住みます芸人」企画で山梨に移住した経験があるため、山梨の観光地にはそれなりに詳しい。
藤本とはそれなりに復縁したらしく、ドラゴンボールのイベントでは割と出演が多い。
昆布ちゃん 担当:ラディッツ、亀仙人、セル(第一形態)
芸人活動開始:2004年 DB芸人として活動開始:2012年7月 |
上記二人と同じくそれなりの知名度を持ったDB芸人。
元お笑いコンビ高円寺パルサーのハッシィ(アニメ「サザエさん」のタラちゃん芸人)、海山昆布。
「R藤本の水曜はじけてまざれ!」に第143回から第519回までレギュラーを務めていた。
たまに亀仙人も担当するが主に担当するのはラディッツである。ラディッツを担当する際は幼少時代の孫悟飯の恰好をしたぬいぐるみを小道具として用いる。
ファミコンやPCエンジンなどの80年代のゲームが得意で、特に『スーパーマリオブラザーズ』は10分以内にクリアできる。
千葉繁の声真似の他に神谷明の声真似もでき、ガーリックJrの声も出せるが、なりきったことはない。
ドラゴンボールのスマホゲーム『ドッカンバトル』では最初期は酷過ぎる引きだったが、2018年後期からは「引き終わってから実はピックアップを動画以前に当てていました」という新ネタを披露している。
出身は北海道の函館方面であり、昆布大使でもある。
バードフミヤ 担当:ヤムチャ
芸人活動開始:2007年1月 DB芸人として活動開始:2007年3月以前 |
藤本と同じく古株のDB芸人。
DB芸人のヤムチャ担当は3人いるのだが、彼はその中でも最も出番が多い為ここに記す。
「R藤本の水曜はじけてまざれ!」の第75回から第142回までレギュラーを務めていた。
ネタでは基本的に原作でも有名な栽培マンの自爆で死亡するシーンの他、ドクター・ゲロに胸を貫かれるシーンの再現などが多い。
また、ヤムチャはアニメ版では野球に関わることが何度かあったが、彼本人も野球を含めてスポーツ全般が好き。老齢だったり肥満だったり格好が動きに適していなかったりするDB芸人の中では屈指の運動能力を持ち、体力系の企画ではさながら転生ヤムチャのごとく大活躍する。ただし、絵心はR藤本と同じかそれ以上に壊滅的。
山本正剛(BANBANBAN) 担当:フリーザ
芸人活動開始:1999年(大阪吉本アカペラ軍団)、2003年(東京吉本) DB芸人として活動開始:2007年8月 |
同じく古株の一人であり既婚者。
原作のボスキャラを演じているためネタでは藤本達と敵対する場合が多いが、それ以外では基本的に無茶振りされたり散々な目に逢っている等いじられキャラとして扱われることが多い。
ロケ先のアトラクションや体力系の企画では、長く伸びたしっぽや足指が邪魔になるのが恒例。
同じ吉本興業所属のプラス・マイナス兼光もフリーザのキャラに扮することがあり、「東のフリーザ(山本)、西のフリーザ(兼光)」と区別して呼ばれることもある。
夫婦仲は良好らしく、本人曰く「今年(2018年)二人目のクリーザが生まれましたよ!」とのこと。
近年は子供が増えて生活費がきついのかハウスクリーニングの事業を始めており、そっちの方の仕事も増えてきている模様。
本家フリーザである中尾隆聖とは何度か共演している本人公認のフリーザ芸人。
千葉ドラゴン 担当:魔人ブウ(善)、人造人間19号
芸人活動開始:2006年 DB芸人として活動開始:2009年8月以前 |
ナッパ担当のぴっかり高木と同じくデブ芸人。
しかし彼の場合、演じる魔人ブウが元々デブキャラであるためか違和感が無い。
見た目はほぼ魔人ブウといっても過言ではない他その声真似クオリティはすさまじく、本家魔人ブウである塩屋浩三に認められている公認の魔人ブウ芸人である。
大手のよしもとクリエイティブ・エージェンシーを抜けた後は数々のどマイナー事務所を渡り歩いており、普通の芸人からは聞けないような業界トークを複数持つ。
一丁(渡部一丁) 担当:ピッコロ、ブルー将軍
芸人活動開始:2004年3月 DB芸人として活動開始:2009年9月以前 |
古株のDB芸人であり、古くから「R藤本の水曜はじけてまざれ!」を盛り上げてきた重鎮。
元お笑いコンビプラッチックの渡部一丁。
古川登志夫の声真似のクオリティは高く、同氏が声を担当した「ONE PIECE」のポートガス・D・エースのキャラ芸も担当している。エースに扮するにあたり肉体改造に取り組み、その結果中肉中背な身体から見事な筋肉を手に入れた。
ツクロークン 担当:モナカ、サイバイマン、セルジュニア、人造人間20号
芸人活動開始:2008年/東京NSC13期 DB芸人として活動開始:2010年10月 |
普段は工作芸人として活動しており、ほかのDB芸人の衣装や小道具製作を依頼されることもある。もう中学生と小道具にまつわるトラブルが起きた件についてはもう許してやれよ。
カドタの相方として彼をサポートする役に回るが基本的に邪魔しかしてない。栽培マンは「ケケーッ!」しか喋れないという縛りがあり、他のDB芸人に翻訳してもらって「本当に言ってるのかよ!」とツッコミを入れられるまでがお決まりの流れ。
スタジオカドタ 担当:セル(完全体またはパーフェクトセル)、キャベ
芸人活動開始:2008年/東京NSC13期 DB芸人として活動開始:2011年12月頃 |
藤本などと同じく古株のDB芸人。
普段はセルのメイクをして出演する為わかりづらいのだが、素顔はその昔ホストだった過去があるためかイケメンである。
しっかり作りこまれたベジータのスーツと違い、クオリティはあまり良いとは言えない。
セルが口調が硬い上に若本規夫ボイスであるためモノマネ中は感じ取れないが、中の人は気のいい性格の関西人であり、料理が得意だったりと生活スキルは高い。また麻雀も得意。海山昆布とはプライベートでも親交があり、一緒に飲みに行く画像が多々挙げられている。
舞台ではいいボケをかますのだが、それ以外のメディアではポンコツっぷりに拍車がかかっており、一般的に誰でも読めそうな漢字が読めない、言葉を知らな過ぎて不適切な言葉を多々使う、他人のボケを先に言ってボケを潰す等の大ポカをやらかしまくっている。そのせいで藤本からは「こいつ生活できるのか?」と心配されるレベルになっていたが、その特徴(?)を活かしてノベルゲームの音読をさせる配信では大爆笑を誘っている。
タカタ先生 担当:ZTBアナウンサー
芸人活動開始:2008年/東京NSC13期 DB芸人として活動開始:2012年1月 |
現役数学教師。
一見すると「あれ?ドラゴンボールにこんなやついたか?」となるようなキャラ。
原作読者にわかりやすく説明するなら「セルゲームでサタンにひっついてきた眼鏡かけたアナウンサーのおっさん」と言えば多分伝わるだろう。
その立ち位置上企画などでは主に司会や実況を担当する。
難点としてあまりにキャラクターがマイナー過ぎる為、ドラゴンボールよく知らない人どころか原作視聴者にすら伝わらない可能性すらあるという弱点がある。なぜこいつをチョイスしたし
きしはやと 担当:クリリン
芸人活動開始:2006年/東京NSC11期 DB芸人として活動開始:2012年12月 |
クリリンに扮しての活動は2012年12月のお笑いライブ『劇団アニメ座オーディション』が初。2016年9月開催の『新DB芸人オーディション』(YouTube)を通過して正式にDB芸人に加入。
藤本に「こいつはクオリティは残念」と言われるほどで、クリリン用のハゲヅラは不自然だし声も田中真弓には全く似ていない。
しかしイラストのクオリティは田島に勝るとも劣らず、ネタではたびたび使用されている。
キャラがキャラな為かひーちゃんとセットで出ることが多い。
モリオハザード 担当:ダーブラ
芸人活動開始:2007年/東京NSC12期 DB芸人として活動開始:2013年9月 |
普段はゾンビ芸人として活動している。
番組などに出演した時は視聴者に向かって「ペッペッ」と石化する唾を吐く、お決まりのネタがある。
キャラ物の格好だけど大喜利が強く、視聴者に「ダークホース」と言われることが多い。
橋山メイデン 担当:ザーボン、ブロリー
芸人活動開始:2007年/東京NSC12期 DB芸人として活動開始:2013年9月 |
ヘヴィメタル芸人。
ブロリーとしても参加しているが基本的にはザーボン担当。
ブロリーとして参加した際にはニコニコ動画でも有名なベジータ岩盤ネタを再現したが、そのクオリティはお世辞にもいいとは言えない低クオリティでありその点はベジータにも指摘されている。
お腹周りがだらしない為ファンからはデブリー呼ばわりもされる。
りかっち(田辺麗圭) 担当:パン、ギル、パンばあちゃん、グレートサイヤマン2号
芸人活動開始:2013年7月 DB芸人として活動開始:2014年1月以前 |
そっくり館キサラ出身のものまね芸人。AKB48のものまねをするユニット「DREAM48」で活動。物真似レパートリーには前田敦子、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔、などがある。DB芸人に入る前からBANBANBANと交流があり営業でパンやビーデルのネタをしていた。2019年3月25日にTBSで放送された『そっくりツイートGP 似すぎてジワる』のリツイート数企画で「パンちゃん」が45位に入賞。1位、2位がDB芸人だったのでR藤本に存在を知られた。ツクロークンの紹介により2019年3月27日放送の「R藤本の水曜はじけてまざれ!」に出演。番組企画のはじまTHEW初代女王になった。この時「DB芸人」にパンとして正式に加わった。
ちなみにりかっちはパンを演じる際には「パンちゃんよ!」と挨拶するが「GT」本編で少女時代のパンが自分をパンちゃんと呼んだことは1度たりとも無く、このセリフを言ったのは100年後のパンばあちゃんの時である。
パンの声真似は皆口裕子にそっくりな他、ギルの声真似もとても良く似ている。
TEAM近藤 担当:ドドリア
芸人活動開始:2010年/東京NSC15期 DB芸人として活動開始:2014年4月 |
勢いで笑いを取るタイプの芸人。NSC同期にはニューヨーク、おかずクラブなどが売れっ子芸人が多くおり、彼らから「同期一の天才」と評されていたが、芸人としてはいまだに伸び悩み気味。実家が裕福であるらしい。
ドドリアとして出演する時は、ザーボンとセットで出演することが多い。
お笑いライブ『ギャグラリー』(しりとり形式で即興ギャグ対決)で大活躍をしている。
ツッコミとボケはそれなりなのだがDB芸人としては致命的に知識不足が目立ち、ファンどころか見てない人もなんとなくわかるようなドラゴンボールの基本知識すら知らないレベル。
昆布ちゃん曰く「こいつは周りに何度も「ドラゴンボールで飯を食ってるんだから最低原作の知識ぐらい覚えろ」と言われていて本人も了承しているのに一向に覚えてこないしなんなら原作を読んでない」とのことで、おおよそファンから嫌われるようなタイプのキャラ芸人である。
田島直弥(アイデンティティ) 担当:野沢雅子キャラ全般、トランクス(少年)
芸人活動開始:2005年 DB芸人として活動開始:2016年1月 |
2010年代後半にブレイクしたお笑いコンビ「アイデンティティ」のボケ担当であり、野沢雅子の声真似が得意。既婚者。
DB芸人達はドラゴンボール芸人でありながら肝心な主役である孫悟空/カカロット担当がいないという前代未聞の状態であったため、彼の加入はある意味革命的なものである。
「孫悟空のモノマネ」ならありがちなところを、「野沢雅子のモノマネ」という新機軸で攻めたことが大いに受け、芸人として燻っていたところ才能が大いに開花してR-1ぐらんぷりの準決勝にまでコマを進める快挙を遂げた。
彼の登場はDB芸人界に華をもたらし、DB芸人界全体を次のステージへ進めることに貢献している。その実力の高さに加え、ギャラが9:1で会社に持っていかれると噂の吉本興業所属のDB芸人や小規模な事務所所属のDB芸人と違い、比較的大手の芸能事務所(太田プロダクション)の所属だからか、とある番組のギャラは「おめぇらよりオラの方がちょっと上」であることを暴露している。
基本的には野沢雅子のコスプレをしているため厳密には悟空担当というわけではないが、藤本達からは「カカロット」と呼ばれ悟空扱いされており、田島本人もその時は「悟空として」返している。
声真似は野沢雅子だけではなく少年声の草尾毅の真似も得意であり、ボイスレコーダーを使えば一人でゴテンクスを再現することができる。
また、接する相手によっては声優真似という特性上キャラを変えられる為か、一丁相手には悟飯として接することが多い。
また、ファンの間では「山口勝平の声に似ている」とも言われており、つまりは一人で野沢雅子キャラ全般、トランクス、実写版悟空フューを演じられるかなりの万能芸人と言えるだろう。
本家悟空である野沢雅子には長らく無許可でやっていたが、挨拶に行った際にあっさり受け入れられた模様(周りのスタッフから「公認をもらうとかそういう話は控えてください」と事前に釘を刺されていたが、元から田島は公認をもらうつもりはなく、実際は挨拶程度の会話だったという)。
ドラゴンボールのキャラクターのイラストを早描きすることが得意であり、そのクオリティは本家に勝るとも劣らない。さらにそこから「適当に描かれた線から付け足してドラゴンボールのキャラクターのイラストを描く」という新しい特技を生み出した。
また、この手のモノマネ芸人はだいたいが一部の有名な台詞のみを抜粋してそれを大袈裟に演じてネタにするのが鉄板だが、彼の場合は本編に悟空が何気なく発するような相槌や返事(「ん?」「ぉおん?」等の何気ない言葉)ですら似ていたり、ファンですら誰も覚えていないような台詞やマイナーなシーンすらネタにするためそこが田島の実力の高さを存分に表している。普通の単語も悟空ばりに訛る「野沢語」というネタもある。
ちなみに、彼のネタと言えば野沢雅子声で「ぶっ殺すぞ!」等の暴言や下ネタを吐くことで有名で、見浦は「悟空そんなこと言わないだろ!」とツッコむ1セットネタだが、原作悟空もクリリンが殺された際にその仇のタンバリンに「オラがぶっ殺してやる!」と言うシーンがある他彼の父バーダックも「ぶっ殺すぞ!」と叫ぶシーンがあり、更に魔人ブウ編にて老界王神を説得するために仲間の女達の体を売ろうとする等下ネタも言っているため見浦がツッコミで否定するように上記のシーンが無いわけではない。
見浦彰彦(アイデンティティ) 担当:人造人間17号/ラピス
芸人活動開始:2005年 キャラクターに扮した初の活動:2016年8月 |
「よいしょー!」でおなじみのアイデンティティのツッコミ担当。既婚者。
出演する時は基本的に田島とセットか、田島単体で彼がハブられる場合の二通りが多い。
「R藤本の水曜はじけてまざれ!」第520回から見浦のみがレギュラー入り。
飲み屋(はなの舞)で野沢雅子を偶然見かけたことを機に、田島をDB芸人の道に進めた立役者。
田島の陰に隠れがちだが、見浦もディープなDBファンの一人であり、多数のDB芸人が乱雑に放つ原作の細かいネタを片っ端から拾い、即座にツッコんでいくというそのスキルは相当なものであり、縁の下の力持ち的存在。
ただ、普段の生活では田島にボロカスにこき下ろされるほど頼りないらしく、田島はよく苦言を呈している。
上記の通りドラゴンボールの知識はあるのだが、見浦本人が1番好きな漫画はドラゴンボールではなく「ジョジョの奇妙な冒険」であり、5部「黄金の風」の登場キャラクター・ペッシのコスプレをしたり、「まろに☆え~るTV」の運動会企画でスターターを使う際には3部「スターダストクルセイダース」のキャラクターであるホル・ホースがスタンド(特殊能力)「エンペラー(皇帝)」を出現させるときのSEである「メギャン」を言ったりする等のDB芸人屈指のジョジョラーである。
コンビのネタやDB芸人の番組等では、基本的にキャラに扮することなく見浦彰彦としてツッコミや司会進行を担う。「まろに☆え~るTV」では「全員キャラクターだと収拾つかなくなる」という理由で見浦のみ普通の格好で出演しているそうだ。
キャラとして出る場合は人造人間17号に扮することが多く、本人の声質も声真似をすれば中原茂氏に似ているのだが、ネタでは「~ではない」「~しようじゃないか」等といった変に気取った口調で話すことが多くいまいち17号になりきれていない。
(本家17号はクール系キャラだが若者のような砕けた口調で話すことが多く、見浦の真似する17号の口調とは殆ど似ても似つかない。)
また、見浦も野沢雅子に扮し、ダブル野沢雅子漫才を披露することも稀にある。クオリティはお察しの通り。
ひーちゃん 担当:人造人間18号/ラズリ
芸人活動開始:2009年/東京NSC14期 DB芸人として活動開始:2016年1月 芸人引退:2017年6月 |
18号担当であり、DB芸人では貴重な女性メンバー。既婚者。
2016年9月開催の『新DB芸人オーディション』を通過して正式にDB芸人に加入。
美人な上になかなかの巨乳であるためかよく藤本のセクハラに逢う等ロクな目に逢っていない。
ネタとしては17号との関係を恋仲と言われた場合原作の「バーカ!17号と私は双子の兄弟だ!」と返すネタがあるなどきちんと原作を踏んでいるのだが、それ以外ではいじられキャラであり無茶振りや天然発言でテンパることが多々ある。
2018年現在はお笑い芸人を辞めているが、DB芸人企画では度々呼ばれる。
英語力が高く、英語レッスン企画などでは殆ど彼女の独壇場となる。
自身のツイッターで「夫」や「娘」についての発言があるが、全て人造人間18号のキャラになりきった物であったが、後にリアルに結婚し第一子を授かったことがTwitterにて発表されおり、臨月時には妊娠中のボテ腹を利用し「マーロンを妊娠中の18号」を載せ多くのファンを喜ばせた。
アムール・虹組キララ 担当:ビーデル
芸人活動開始:2002年 DB芸人として活動開始:2016年9月 |
テレビ番組『エンタの神様』に、「薔薇ジェンヌ」のキャラクターで出演していた女性芸人。
2016年9月開催の『新DB芸人オーディション』を通過してDB芸人に加入。
声は皆口裕子というよりは「ドラゴンボール改」にてビーデルとパンを担当した古川登志夫の妻・柿沼紫乃に似ている。
原作こそ抑えているが下ネタに遠慮が無く、DB芸人オーディションでは股間からGT時代のパンのフィギュアを出すという最低最悪な下ネタをやっていた。
ベテラン芸人の技量、「学生時代にギニュー特戦隊のSSを書いていた」「堀川りょうのファンクラブに入っていた」などのDB愛、年齢の割には整った容姿を兼ね備えた才媛。
……なのだが、唯一の問題がDB芸人の大半を上回る年齢であり、自己紹介の「ピッチピチの女子高生」にツッコまれるのを皮切りに、「ババア」「精神と時の部屋に入って来たんですか?」などと頻繁にネタにされる。
ちなみにかつてサタン芸人と企画内ではよくコンビを組んでいたが、サタン芸人より年上。
柿沼氏がビーデルを演じていた際に「ビーデルがババアになった」と苦情が来たが、むしろこれは彼女の為にある言葉だろう。
れっぴーず 担当:チチ
芸人活動開始:2016年 DB芸人として活動開始:2018年4月 |
2018年4月に自身のツイッターでパンちゃんネタを行ったことが記載されている。
2019年11月開催の『DB芸人オーディション2019』をチチで通過して正式にDB芸人に加入。
漫画家芸人であり、その画力は同じく孫家関係者芸人である田島に勝るとも劣らない。DB芸人の孫家関係者には絵心があるジンクスでもあるのだろうか?え?昆布ちゃん?知らんな。
声は初代チチである荘真由美に寄せているが、二代目チチの渡辺菜生子のもう一人の担当であるプーアルにも(声だけだが)似ている。DB知識もそれなり。
ガーリィレコード・フェニックス 担当:ヤムー、ディスポ
芸人活動開始:2012年 DB芸人として活動開始:2018年6月 |
DBキャラに扮しての出演はyoutubeに公開されたヤムーとスポポビッチの漫才が初。
2019年11月開催の『DB芸人オーディション2019』をディスポで通過して正式にDB芸人に加入。
ガーリィレコード自体は元々アニメキャラクターのモノマネを多数行うお笑いユニットであり、今回のプライドトルーパーズもそのレパートリーの1つ。
本編のディスポは耳が大きいこと以外は破壊神ビルスにそっくりなのだがフェニックスが演じるディスポは馬の覆面を紫に塗っただけという手抜きにも程がある仕様になっている。ディスポの口が視界となっており、中の人の口はディスポの首あたりにあるため、食レポの際には首から食べるという光景が見られる。
ガーリィレコード・高井 担当:スポポビッチ、トッポ
芸人活動開始:2012年 DB芸人として活動開始:2018年6月 |
DBキャラに扮しての出演はyoutubeに公開されたヤムーとスポポビッチの漫才が初。
2019年11月開催の『DB芸人オーディション2019』をトッポで通過して正式にDB芸人に加入。
ガーリィレコード自体は元々アニメキャラクターのモノマネを多数行うお笑いユニットであり、今回のプライドトルーパーズもそのレパートリーの1つ。
声域がかなり広く、モノマネのレパートリーもかなり多いのだが、最大の難点はそのふとましすぎる体系。
最も有名と思われる藤原竜也演じる伊藤カイジ(実写)のモノマネもご本人の公認もあるほどの高いクオリティだが、その体型災いし「デブなせいで全く飢えているように見えない」と言われることもある。2021年の結婚を機にダイエットに取り組み、デブ芸人にあるまじき健康的な肉体を手に入れた。いわゆる動けるデブであり、運動神経が高い。
アムール・ロッキー 担当:ウイス
芸人活動開始:不明 DB芸人として活動開始:2018年10月 |
天然芸人。
お笑いコンビ「アムール」を組んでいるビーデル芸人の虹組キララとは夫婦である。
泉クリス 担当:トランクス(主に未来トランクス)
芸人活動開始:2013年 トランクスとして活動開始:2019年4月 DB芸人ではない |
りかっちの元相方。中性的な外見をしており、メディアとして橋本環奈の変装がとてもよく似ていることで有名。
りかっちがDB芸人だったためコンビでライブに出演する際はトランクスのコスプレで参加していたが、正式なメンバーではない。数回DB芸人ライブに出演したことがある。原作で親子であるR藤本と絡んだことが一度もない。
2019年11月にお笑いコンビ「ロミオとジュリエット」を解散した。
たろちゃん組 担当:餃子
芸人活動開始:2018年 DB芸人として活動開始:2019年11月 |
2019年11月開催の『DB芸人オーディション2019』をチャオズで通過してDB芸人に加入。既婚者。
元々彼自身少年漫画が大好きであり当然ドラゴンボールも知っているため餃子もその一環で演じている。
DB芸人としては新参者だがその頭角は早く現れており、1年後には「まろに☆え~るTV」への出演も果たしている。
彼個人としてはギャグよりもシリアス寄りの演技を得意としており、たろちゃんをリーダーとして仲間を率いているYoutubeチャンネル「シネマンガブラザーズ」では頼りになる主人公から貫禄ある師匠、1癖のある相方やオカマキャラ等幅広い役を演じている為、そんな彼が餃子を演じるものだから声や身長はともかく非常にハイクオリティな餃子に仕上がっている。
イチキップリン 担当:ジレン
芸人活動開始:2006年 DB芸人として活動開始:2019年11月 |
2019年11月開催の『DB芸人オーディション2019』をジレンで通過してDB芸人に加入。DB以外のモノマネレパートリーも非常に多い。
プライドトルーパーズとして出る際には基本的に三人まとめて登場するが、三人の中で唯一ピン芸人であるためか、三人の中で唯一「まろに☆え~るTV」に単独でゲスト出演したことがある。
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関連項目
外部リンク
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