DIMM(Dual Inline Memory Module)とは、PC用メモリ基板の一種である。1990年代終盤にSIMMから世代交代して以降、現在まで主流を担っている。
概要
SIMMでは表裏対応する接点は同じ信号を出力していたのに対し、DIMMは表裏対応する接点でも違う信号が出力されることから「Dual(端子が二つの) Inline(列に並んだ) Memory(メモリ) Module(基板)」と命名された。
SIMMは規格以前にサイズもバラバラだったが、DIMMにおいてもサイズこそ統一されているがやはり数多くの規格がある。まず大きくUnbuffered DIMM、Buffered (Registered) DIMM、Fully Buffered DIMM (FBDIMM)という3つの規格に分かれ、そしてそこからSDRAM、DDR SDRAMなど搭載されるメモリチップごとに分かれている。全ての規格に名前以外の互換性はないが、その分適した用途では最高の性能を発揮する。
なお、現在民間向けに流通されているDIMMはほぼ全てUnbuffered DIMMであり、何も考えずともこれを手に入れるため搭載メモリチップの規格を間違えない限りほとんどのPCで搭載することが出来る。
メモリ規格
- SDRAM
- Direct RDRAM
- DDR SDRAM
- DDR2 SDRAM(現在の主流)
- DDR3 SDRAM(最新のメモリ規格・Core i7など)
関連項目
- 1
- 0pt