DSLR撮影動画とは、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ(DSLR)を利用した動画撮影のことである。
概要
DSLRはレンズ交換式であるため、撮影の幅を広げ従来にはない表現の新たな可能性を高める。
135フィルムサイズ(35mmフルサイズ)やAPS-Cサイズの素子、大口径の明るいレンズなどの組み合わせで、小型の素子を搭載していた従来のビデオカメラとは違い、被写界深度の浅い動画・超高感度特性を業界にしては低価格で実現することができる。
特異な発色や浅い被写界深度は印象的な雰囲気があるので、最近ではCMやPV、低予算な映画などで利用されることが多い。(被写界深度が浅くなりやすすぎるため、高感度くらいでしかメリットがあまり得られないという場合もある。)
アスペクト比の関係やほどほどの被写界深度で、デジタルシネマカメラで一般的なスーパー35mmセンサにサイズが近いAPS-Cが好まれることもある。
近年増えてきたミラーレス一眼カメラでも、センサーサイズなどシステムの違いによって異なる部分はあるが、動画機能に関してはデジタル一眼レフに近いものがある。こちらはフランジバックが短いため、マウントアダプタを利用して利用できる点が大きい。
もともとスチル写真用のカメラを、機能を拡張してシネマ化しているので細かい要求にはまだ届かない部分もある。
デジタル一眼レフの動画機能の注意点
- ピント合わせが難しい
被写界深度が浅くピントがシビアなため。いちおうオートフォーカス機能も付いているが家庭用ビデオカメラ同様の働きは期待しないほうがよい。レンズも大きなAF駆動音を立てるものがあるので注意。フォーカスも演出のうちなのでマニュアルフォーカスを活用したい。 - ズームが難しい
当然ながら電動ズームのレンズは少なく、撮影中のズームは手回しでスムーズにしなければならない。 - マイクや音声入出力などの機能が弱い
内蔵マイクは基本オマケ。筐体の大きさも限られているので端子類も限られる。 - 長時間撮影が難しい
基本的にカメラをダラダラと回しっぱなしにするようなものには向かない。バッテリーの持ち、大型センサの過熱しやすさ、背面モニタを見ながら保持し続ける姿勢の厳しさなどが要因。
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