DXライブラリとは、C++言語用のPC向けゲームライブラリである。
概要
山田 巧氏が開発しているもので、2001年に発表、現在も更新が行われている(2022年7月現在ver.3.23b)。
専門学校にて使用されていたライブラリを基点としており、C++言語用ではあるもののC言語の知識があれば使用することができる。
Windows版、Android版、iOS版が用意されているほか、機械的に変換しただけだがVisualC#用パッケージもある。
描画
描画にはDirectX9.0/9.0c/11.0から選択することができる。基本的な描画機能は9.0時点のフォンシェーディング又はMMDのトゥーンレンダリングに準じているが、HLSLにも対応していることからそこそこ柔軟にカスタマイズすることも可能(PBRを実装している方の例)。2D、3Dの両方をサポートする。
サウンド
サウンドにはDirectSound(デフォルト)/XAudio2の選択式。後者の機能によりドップラー効果などの3Dサウンドを容易に追加することができる。
入力
入力ではキーボード入力、マウスの入出力、ゲームパッド入力に対応。押しているか否かのみを判別するスタイルで一貫しているため、作成したいジャンルによっては押した瞬間/話した瞬間を判断する処理が別途必要となる。
その他
決められたゲームループはほぼ無いため、Unityにて存在するようなFixedUpdateなどの機能は自前で用意する必要がある。逆に言えばキーを押すたびに画面更新するような最低限の仕組みも許容されると言える。
通信機能も一応は搭載されているものの、TCP/IPかUDPの比較的基礎的な部分のみとなっている為手頃というわけでは無い。必要に応じてWinSockなど他の通信手段を用いるのが好ましい。
まとめると、
ライブラリとなる。ゲーム制作時のエンジン選定において一向してみてはいかがだろうか?
MMDモデルの読み込みと描画を比較的手軽に行うことができる。
使用例
関連動画
関連項目
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