よし守ろう!!
『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』とは、 D3パブリッシャーから2011年7月7日に発売された3Dアクション・シューティング・ゲームである。
対応ハードはXbox 360とプレイステーション3。2011年12月15日には、Steam(海外における大手ゲーム配信プラットフォーム)でも配信が開始された。なお、『地球防衛軍』の関連作品がPC版で発売されるのは本作が初である。
動画タグでは正式名称で登録されていないため、略称の「EDF:IA」から探したほうが良いだろう。
概要
Steam 情報 | |
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ジャンル | アクション |
開発元 | Vicious Cycle Software, Inc. |
販売元 | D3Publisher of America, Inc. |
機種 | XBOX 360 PS3 PC (STEAM) |
配信日 | 2011年12月15日 |
価格 | ¥ 980 ¥ 1,180 (Complete Pack) |
『地球防衛軍』シリーズからのスピンオフ作品。据え置きゲーム機用としては、『地球防衛軍3』以来、5年ぶりの新作となる。
開発はこれまでシリーズを手がけてきたサンドロットではなく、北米のVicious Cycle Software(『EAT LEAD マットハザードの逆襲』などの開発元)となっている。
つまり、本作は『地球防衛軍4』ではなく「地球防衛軍外伝」という位置付けなので注意。『地球防衛軍4』はXbox 360 / プレイステーション3専用ソフトとして別に発売されている。
開発元が変更されたものの、サンドロットの監修を受けており、巨大生物や破壊可能な街などの基本コンセプトは継承されている。
コンシューマ版では音声、字幕共に日本語となっている。北米版ソフトおよびSteam版は日本語に対応していないので、本場の英語で楽しみたい場合には北米版ソフトかSteam版を購入しよう。
ストーリー
数千年も昔、高度な進化を遂げた昆虫種族が絶滅寸前に宇宙の彼方へ大艦隊を放つ。 それぞれの船には昆虫生命体を繁殖させるための遺伝子素材と触媒が積んであり、 生命が存在できる惑星に辿り着いては繁殖を行い続けていた。 いつしかこの銀河系では、生命ある全ての惑星が彼らに支配されており、 唯一残されていた地球も、いよいよそのターゲットとなる。 西暦2010年、地球では主要都市の上空でいきなり具現化されていく巨大宇宙船を多数確認。 巨大な昆虫の群れ、未知の巨大ロボット、 果てはその両方が混ざったような生命体までもが大量に降ってくると、 あらゆるものに襲いかかってきたのだ。 「ラヴェジャー(破壊する者)」として知られるようになったこの宇宙勢力の目的は、 地球上の人類全ての滅亡。 世界中が恐怖に怯える中、「EDF」が人類最後の砦として立ち上がった――。 |
この記事では以降、フレーバーとして地球防衛軍シリーズのEDFを“日本支部”、
EDF:IAのEDFを“北米支部”と表記している部分があります。
ゲーム内容
操作キャラクター
プレイヤーはEDFに所属する部隊「ストライクフォース・ライトニング」の一員「ライトニング・アルファ」となり、敵(Ravager; ラヴェジャー)と架空都市「ニューデトロイド」で戦うことになる。
本作では、地球防衛軍2のように兵種を使い分けるのではなく、アーマーを変更することで戦術を変更する。
アーマー
北米支部が採用しているのは以下の4種類である。いずれのアーマーも獲得経験値に比例して8レベルまで強化可能。アーマーの色は変更可能である。
- トルーパーアーマー
- 従来作までの陸戦兵のイメージに近く、他のアーマーと異なりエネルギーゲージを持たないため、特殊能力を使用出来ない。
しかし、レベルがアップすることで、ダッシュ、リロード、仲間の蘇生といった基本行動速度が上がるようになる。
サバイバルモードで唯一使用できるアーマーである。 - タクティカルアーマー
- 防御力はトルーパーより硬めである。
- エネルギーゲージを消費することで、自動機銃(セントリーガン)、地雷、センサーなどを戦場に設置することができる。
- 設置兵器は特殊能力扱いなので、従来作のように武器スロットを潰すことはない。
- 携帯火器は中出力の物に偏っている。
- バトルアーマー
- 全アーマー中最強の防御力を誇るが、機動力は他のアーマーと比べて劣る。
バトルシールドを持ち、敵の攻撃や自分の攻撃による爆風を防ぐことができる。
また、シールドから殺虫光線を発生させたり、全方位攻撃の衝撃波を発生させることができる。これらの行動はエネルギーゲージを消費するため、エネルギー管理に注意する必要がある。 - ジェットアーマー
- 全アーマー中最高の機動性を誇るが、防御力は他のアーマーと比べて劣る。
このアーマーのみ飛行を行うことができ、さらに特殊なエネルギー兵器を扱うことができる。
飛行ユニットとエネルギー兵器のエネルギー源は共用となっており、地球防衛軍2におけるペイルウイングのイメージに近い。
ゲームモード
地球防衛軍シリーズでは初となるCO-OP(オンライン協力プレイ)をサポートする。
従来通りのオフライン協力プレイ(画面左右分割)も存在する(PC版除く)。
シングルプレイ時(オンラインプレイヤーの数が足りない場合も)にはNPC(BOT)が参入する。
NPCは「ストライクフォース・ライトニング」に所属する隊員と、それ以外の部隊に所属する隊員(サーベル部隊など)との2種類が存在する。
前者はプレイヤーと行動を共にし、緊急回避や乗り物の操縦、仲間の蘇生といったプレイヤーキャラと同様の行動を行うことができる。
後者は地球防衛軍3に登場したNPCのイメージに近く、プレイヤーとは独立して行動する。
難易度は「ノーマル」、「ハード」、「インフェルノ」が存在する。
シリーズお馴染みの難易度である「イージー」、「ハーデスト」は本作に登場しない。
- キャンペーンモード
- ストライクフォース・ライトニングの一員となり、次々と指令を受けながら1つのミッションを進めていくモード。このモードでは、合計15(3チャプター、各5ミッションずつ)のミッションにチャレンジする。最大3人によるCO-OPが可能。
- キャンペーン・リミックスモード
- 前述のキャンペーンモードにおける敵配置がランダムになる。
- サバイバルモード
- 無限に沸き続ける敵をひたすら倒すモード。使用可能なアーマーはトルーパーアーマーのみで、使用可能な武器もサバイバルモード専用の武器となる。最大6人によるCO-OPが可能。
乗り物
- TURRET(EDF基地砲塔)
- 機関銃・キャノン(砲)・ミサイル・対空砲の4種類が確認されている。機関銃タイプは一定時間撃ち続けるとオーバーヒートを起こししばらく銃撃できなくなる。基地に設置されている他、序盤で味方輸送機が投下してきたりもする。
- TANK(EDF戦車)
- 搭乗員数3名。主砲1門、機銃2門搭載の戦車。日本支部の戦車と比較して地形走破能力、復帰能力が向上している。
- MECH(メックス)
- 二足歩行兵器。右腕にキャノン、左腕にガトリングを搭載。古参兵(旧作プレイヤー)からは、日本支部の名機「ベガルタ」に比べ火力が劣ると評されている。しかしメックスは砲塔の旋回速度が比較にならない程速い為、側面・後方の敵にも容易に対応できるようになっている。
- LANDER(EDFランダー)
- 主に兵員や物資を運ぶ輸送機。機銃を搭載。直接操作はできず、プレイヤーは機銃を担当する。
- ちなみにこの機銃、INFERNOの敵ですら紙切れのように切り裂く威力を持つ。
武器
本作での武器は以下の6種類に分類される。
トルーパーの使用武器は全6種類が含まれているが、ジェットはショットガン、タクティカルとバトルはスナイパーライフルに分類される使用可能武器がない。
敵キャラクター
侵略者の巣
関連動画
紹介動画
EDF:IAの素材を使用したMAD
PC版の特徴
基本的にはコンシューマ版の仕様に準拠している。以下にコンシューマ版と異なる点を記す。
- コンシューマ版のDLC追加武器が最初から使用可能
- PC版専用のDLC追加武器があり。
- 音声、字幕は英語のみ
- マウスによるエイミングが可能
- 詳細なキーコンフィグが可能(ただしサイドボタンなどの多ボタンマウスはサポート外)
- フレームレートは30fps制限あり
- ボイスチャットをオフにすることはできない。ニコニコ生放送で配信を行う場合やステレオミキサーをオンにしている場合は要注意。アップデートにより、オプションでボイスチャットのオン・オフを設定できるようになった。
- Steamフレンドリストを利用してのゲーム招待が可能
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
- 【公式】
- 【その他】
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