EMトランプ・ウィッチとは、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するカードである。
概要
遊矢が使用するEM(エンタメイト)モンスター。「ペンデュラムと融合の架け橋」。
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 100/DEF 100
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキ・墓地から「融合」カード
または「フュージョン」カード1枚を選んで手札に加える。
ジュニアユース選手権の出場資格をかけた、権現坂とのデュエルで登場。
「EMリザードロー」の効果でドローされてペンデュラムゾーンに置かれ、ペンデュラム効果で「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と「星読みの魔術師」を「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に融合した。その後、バトルフェイズ中に「ビッグ・リターン」によって効果を発動、ルーンアイズと「EMシルバー・クロウ」を「ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に融合した。
その後もVS沢渡戦、VS勝鬨戦で登場し、遊矢の融合召喚戦術の要として活躍している。
このカードは、アーク・ファイブの放送開始を記念したモンスターデザインコンテストの入賞作品。
応募はがきでは単に「トランプ・ウィッチ」という名前であり、「ライフを1000はらうかわり、このモンスターと同じぞくせいのモンスター全いんにこうげきできる」という、限定的な全体攻撃効果が書かれていた。アニメ・OCGへの登場に際し、EMモンスターの1体に改変され、効果も融合関連の全く別の効果にされた。また、EMモンスターになったため、左目のあたりには、はがきのイラストになかった星型の模様が描き足されている。
これまでの同種のコンテスト企画の入賞作品は、1話限りのゲストモンスターとなることが多かったが、融合召喚のキーカードという役目を与えられたせいか、このカードは3回にわたって登場している(過去にはアニメ5D'sで「ドリル・ウォリアー」が2回登場している例がある)。
類似カードとして「EMトランプ・ガール」がある。自身を素材に融合召喚を行う効果を持っており、OCG化もされている。
前記のテキストの通り、アニメ版効果ではバトルフェイズ中の融合召喚が可能。アニメではこれが有効利用され、バトルフェイズ中の追撃に用いられているが、OCGでは再現できなくなった。
効果を発動すると、無数のスート(マーク)が素材のモンスターに向けて飛ばされる。
OCG版
「THE SECRET OF EVOLUTION」(2014年11月15日発売)でOCGに登場。
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 100/DEF 100
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキ・墓地から「融合」1枚を選んで手札に加える。
ペンデュラム効果はバトルフェイズ中に使用できず、モンスター効果のサーチ対象も「融合」のみとなり、大幅に弱体化した。
ペンデュラム効果は「フュージョン・ゲート」と似ているが、向こうとは違い1ターンに1度しか使用できず、フィールドのモンスターしか素材にできないため、同じような使い方は難しい。
このカードを使用する利点は、融合素材が除外されないこと。ペンデュラムモンスターを素材とした場合はエクストラデッキへ送られるため、ペンデュラム召喚による再利用が可能となる。また、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」、「EMドクロバット・ジョーカー」などのサーチ効果に対応するのも利点。とはいえ、「フュージョン・ゲート」も「テラ・フォーミング」などのサーチ手段を持っている。
このカードを利用する場合は積極的にペンデュラム召喚を狙いたいところだが、スケールが4であるため、レベル4のペンデュラム召喚には利用できず、少々扱いにくい。このカードを使ってペンデュラム召喚ができるのは、スケール変動や召喚モンスターの縛りがないものに限定すると、スケール8の「竜穴の魔術師」でレベル5~7、またはスケール1の「竜脈の魔術師」でレベル2~3となる。
このカードの登場当初に比べるとスケールの幅は広がっているが、レベル4に対応しないという欠点はどうしようもない。レベル4をあまり利用しないデッキでならば気にならないか。
モンスター効果は「融合」サーチ。召喚せずにほぼ同じことが可能で、さらに融合素材代用効果も持っている「沼地の魔神王」のほうが使いやすいため、この効果を目的で入れる必要はない。あくまでペンデュラム効果のおまけとみるべき。
墓地からの回収も可能なのは利点。「融合準備」のほうがアドバンテージを得られる点から使いやすいが、罠カードの向こうと違いタイムラグがないのは評価できるだろう。類似効果の「融合回収」の場合、墓地から素材にしたモンスターを何度も使い回す場合や、そもそも素材が墓地へ送られないペンデュラムモンスターとの相性が悪いので、「融合」単体の回収にも一応の価値はある。
モンスター効果を利用した後はエクストラデッキへ送られるが、レベル1なのでペンデュラム召喚できないため、ほぼ使い捨てとみなしたほうがよいだろう。一応、「ペンデュラム・リボーン」を利用して再びフィールドに出したり、「レスキューラット」の効果に利用したりすることは可能。
ペンデュラム融合と言えばアニメでも行った「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」。上記の「竜穴の魔術師」のほか、【EM】デッキであれば「EMドクロバット・ジョーカー」とともに利用することで「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」をペンデュラム召喚できるため、後は魔法使い族モンスターさえ用意すれば融合できる。
しかし、EMでは「EMペンデュラム・マジシャン」など、レベル4モンスターが比較的多いため、その点は少々かみ合わない。
ペンデュラム効果という形ではあるが、融合召喚を行う効果を持つモンスターカード。ペンデュラムゾーンに置かれているとき以外はモンスターとしてふるまうので、「黒薔薇の魔女」などの効果を邪魔しない。そのため、【フルモンスター】デッキで融合召喚を行いたい場合などは利用できるかもしれない。
融合召喚を行うモンスター自体は「ファーニマル・オウル」の先例がある。
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