Europa Universalis IVとは、Paradox Interactiveより2013年08月13日に発売された近世を舞台とした歴史シミュレーションゲームである。タグはEU4の方が普及している。
目次
概要
ヨーロッパが大航海時代を皮切りに世界へ進出し、ヨーロッパの価値観を普遍化(Universalis)させていった時代を扱った、歴史シミュレーションゲームの4作目。毎回扱う年代は微妙に前後するが、今回は1444年、オスマン帝国にヨーロッパ諸侯の連合軍が敗れたヴァルナの戦いから1821年のナポレオン時代の終焉までを扱う。
このゲームの最大の特徴は扱う舞台が世界であり、そして歴史上に存在したほぼあらゆる国家でプレイすることが可能なことである。フランス、イングランドと言ったメジャープレイヤーから落日のビサンツ帝国や偉大なるハーンの末裔である遊牧民族国家、果ては琉球王国やイロコイと言った国でもプレイは可能。
Paradox製のゲームにおいてそうであるように、明確な「勝利条件」というものはEU4にもない。強いて言うならば、近世という荒波を乗り越え、国家が近代まで生き残れたならば勝利と言えるだろう。一応、国家の状態によって加算されるスコアと、Steamとの連携で獲得できる実績(Achievement:トロフィーのようなもの)などが達成目標として用意されている。
勝利条件がないと言うことは、自分で目標を作ることが可能と言うことでも有る。そのためローマ帝国の再臨を目指しても良いし、フランスによる世界覇権を目指しても良いし、中華思想を現実のものとしても良いし、日本で植民地競争を西欧列強と競ってもいい。それどころか、キリスト教の守護者たるオスマン帝国や新大陸からの欧州征服といった歴史的にあり得ないことにも挑戦できる。
EU3に移行するに辺り一旦切り捨てた「歴史上の事件」の要素を動的歴史イベント(Dynamic Historical Event)として復活させ、また国別AIも再度導入することにより、「システム的な再構築による歴史シミュレーション」と「歴史イベントを通じて追体験する歴史シミュレーション」の融合を図った今作は、シリーズ最高の出来との評価も高い。
読みはこの記事では英語での発音を元にしているが、ラテン語では、「エウローパ ウーニウェルサーリス クワットゥオル」となる。
サイバーフロントから日本語版が出る予定だったが、サイバーフロントが解散してしまったため、公式での日本語対応は今のところ成されていない。しかし、有志による日本語化パッチと翻訳作業により、ほぼ100%の翻訳がなされている。詳細は日本語化で。
製品・DLCについて
上記steamにて本製品およびDLCの購入できる。
DLCに関しては発売後10年以上経過している作品のため多数のDLCが販売されており、定価で全て揃えようとすると4万以上かかってしまう。
今からゲームを始めようとしている人はDLCを個別に購入するのではなく、DLCを全て使用できるサブスクリプション(月額500円程度)に加入することをお勧めする。
日本語化
https://paradoxian-japan-mod.com/
Ver.1.28において、100%の翻訳率を達成している。しかし、新しいアップデートやDLCが出た際、その都度パッチ作製や、翻訳作業をする必要があるため、協力者は引き続き募り続けるとのこと。協力方法もHPより。
関連動画
関連項目
関連リンク
- Europa Universalis IV
- Europa Universalis IV | Paradox Interactive
- Steam:Europa Universalis IV(Steam)
- Europa Universalis IV | Paradox Interactive Forums
- Europa Universalis 4 Wiki(英語Wiki)
- FrontPage - EU4 Wiki(日本語Wiki)
- 14
- 0pt
- ページ番号: 5193106
- リビジョン番号: 3211002
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