EXテレビとは、1990年4月~1994年3月まで日本テレビ系で放送されていた深夜番組である。
概要
放送時間は毎週月~金の夜11:55~深夜0:55で、前身番組の「11PM」と同様月・水・金は日本テレビ、火・木は読売テレビが制作を担当していた。東京版は三宅裕司、大阪版は上岡龍太郎が司会を担当。
当番組で最も話題にのぼったのが上岡龍太郎と曜日司会の島田紳助のコンビにより放送された火曜版で、ここから伝説となる様々な実験企画が生まれていった。一部は番組終了後も企画が持ち出され残っているものもあり(テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」など)、ジミー大西が画家に転身するきっかけとなったオークション企画が放送されたのも当番組である。
一方の東京版は11PMからの情報番組としての路線を踏襲した内容であった。特に月曜版で放送された「今週のヒットパレード」は番組終了後に「輝け!噂のテンベストSHOW」(読売テレビ、制作担当は月曜EXと同じハウフルス)として独立番組となり、それはさらにグルメバラエティ番組として特化させた「どっちの料理ショー」にリニューアルした結果、これも人気番組となった。
話題となった企画
- 歴代最高視聴率は「低俗の限界」が放送された回で、上岡と紳助の後ろに全裸のAV女優が座っており、AV女優の股間を二人の首で隠すという大胆な演出が話題を呼び、夏休み中の放送であったこともあり番組全体の視聴率は12%、瞬間最大視聴率は16%を記録した。ちなみに当初「EXテレビ」ではお色気企画を排除する予定だったのが、第1週の木曜日の放送を見た男性視聴者から「男(上岡)が何を一人でごちゃごちゃ喋っとんねん、早くハダカを見せろハダカを」という苦情電話が入ったことにより放送されたものである(視聴者は恐らく前週まで放送されていた「11PM」と勘違いしていたものと思われる)。しかしこの企画を放送したらしたで、300件を超える苦情電話が殺到する事態になってしまったという。
- 視聴率というものについて真っ向から向き合った企画もあり、『視聴率調査機のある2600世帯だけにおくる限定番組』と称した回で、番組終了直前に視聴率測定サンプル家庭の視聴者に向けて「この番組の終わった後、(当時放送終了が早かった)NHK教育テレビの砂嵐に1分間だけチャンネルをあわせてください」とお願いしたところ、通常は「※(視聴率0.1%未満で計測不可能)」の出る該当時間帯に視聴率が記録される事態となった(ビデオリサーチ調べで最高2%、当時同じく視聴率調査を行なっていたニールセンでは最高5.9%)。特にニールセンのデータでは、当日のNHK教育テレビで最も高い視聴率を記録するという珍事が起こってしまっている。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt