ファイアーエムブレム ヒーローズとは、任天堂が2017年2月2日より配信しているiOS/Androidアプリである。
概要
本作は2017年1月19日に公開された「ファイアーエムブレムダイレクト」にて公開されたタイトルである。任天堂のスマホアプリとしては3作目にあたる。
基本プレイは無料であるがいわゆる「課金ガチャ」方式(ランダム型アイテム提供方式)を採用している。
ちなみに、任天堂直系のアプリがこの方式を採用するのは初めてである。(系列会社・株式会社ポケモンも含めるとポケモンコマスターについで二番目となる)。
配信国は日本を含む70ヶ国以上、対応言語も日本語含む10言語と多岐にわたる。
※2020年4月時点,FEH公式サイト:配信国一覧、よくある質問
[どの言語に対応してますか?]より
ゲーム本体の内容としては、ファイアーエムブレム本編のシステムを『小型化』したようなタイプのSRPGで、歴代FEのキャラを英雄召喚によって召喚して使用できる。
ストーリー
[第1部]
あらゆる異界の支配を目論むエンブラ帝国と、
それに抗うアスク王国、2つの国が存在する世界。歴戦の英雄たちの
力を借り得る「召喚師」として
特別な力を持つあなたは、
滅亡の危機に瀕するアスク王国を救うため、
特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の一員となり、
果てない戦いに挑みます。[第2部]
氷の王国ニフルと炎の王国ムスペル。
対立していた両国だったが、
炎の王「スルト」が率いるムスペル王国の
圧倒的な力によって戦いは終焉を迎えようとしていた。ニフルの王女「フィヨルム」は滅亡した祖国から逃れ、
アスク王国で「ヴァイス・ブレイヴ」の メンバーに出逢う。ヴァイス・ブレイヴの協力を得たフィヨルムは
祖国復興に大きな希望を抱くが、
ムスペル王国の侵攻は アスク王国にまで近づいていた…[第3部]
ムスペルとの激しい戦いを終え、
アスクへ帰還したヴァイス・ブレイヴ。
そこへ、死の王国「ヘル」の不気味な兵士たちが 突如襲いかかる。苦しみながらも敵兵を撃退するアルフォンスらは、
歴史に残る伝説の王「リーヴ」「スラシル」を名乗る
死の王国の将たちと遭遇する。一方死の王国では、女王「ヘル」が
王女「エイル」へ恐ろしい指示を下していた。
『生者どもの軍に入り、生者どもに尽くせ。 身も心も服従せよ。
そして十分に信用を得た後…私が命じたその時、 生者どもを殺せ。』母の命を受け、ヴァイス・ブレイヴと行動を共にするエイル。
彼女の瞳には、深い憂いが宿っていた…[第4部]
アスク王国内・辺境の村の住民たちが悪夢に
うなされ続けているとの報を受け、
ヴァイス・ブレイヴは現場へ急行した。しかし、アルフォンスらも現場近くで強い眠気に
とらわれ、意識を失ってしまう。
夢うつつで目覚めた彼らが出会ったのは、
人に夢を見せる美しい妖精だった。悪夢の妖精との戦いと、
夢の中から現実世界に戻るための旅が始まる。[第5部]
小人族の国「ニザヴェリル」から襲撃を受ける
アスク王国。
襲い来る王女「レギン」の狙いは
あなた(召喚師)だった。魔道科学を駆使した機動兵器に苦戦するアルフォンス。
しかし、レギンの剣筋に迷いを見て取り剣を収める。
「ファフニール王を……
お兄ちゃんを止めてください!!」ヴァイス・ブレイヴは、戦いを終わらせるため、
レギンと共にニザヴェリルを目指す……。[第6部]
アスク王国の村が闇に消える異変が発生した。
調査先でヴァイス・ブレイヴは
ヴェロニカ皇女と出会い、
エンブラ帝国にも同じ事態が
起こっていることを知る。神竜アスクの眷属「アシュ」の協力も得て、
原因が憑竜エンブラにあると
突き止めるアルフォンスたち。ヴェロニカと共に収拾にあたろうとするが、
彼女を蝕むエンブラの呪いが
「アスクの者を殺せ」と囁き―――アスク王国とエンブラ帝国に、
手を取り合える未来はあるのか。公式サイト
より
キャラクター
基本的に、ヒーローズオリジナルキャラクターのみを記載する。
アスク王国
- アルフォンス(CV:鈴木達央)
- アスク王国王子で、特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の一員。王子でありながらアンナの部下に収まり、出会ったばかりで記憶があやふやなエクラの素性を気にせず受け入れるなど、身分を気にしない実直な性格。
古の文献を読解できたり、エクラの指揮とは別に策を講じる知性派でもあり、導く立場にあった英雄に対して上に立つ者の在り方を伺うなど継承者としての一面も見られる。 - 兵種は剣歩行。攻撃・守備が高く、速さ・魔防が低い。
専用武器は「フォルクヴァング」 自軍ターン開始時にHP50%以下だと攻撃が上がる(攻撃の覚醒)効果を持つ。武器錬成を施すと戦闘開始時にHP80%以下だと戦闘中に攻撃守備が大きく上がる(攻撃守備の大覚醒)効果に強化され、三すくみの有利不利を増幅させる(相性激化)効果の追加もできる。
他にも自分から攻撃時、攻撃を大きく上げる「鬼神の一撃」 与ダメージの半分回復する奥義「太陽」で粘りつつ戦う構成だが、速さが低いために追撃を受けて耐えきれないこともしばしば。 - 2018年3月にイースター版(斧騎馬)も登場。「異界から来た」アルフォンスで、ユニーク武器「ビッグスプーン」を持つ。
- アスク王国王子で、特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の一員。王子でありながらアンナの部下に収まり、出会ったばかりで記憶があやふやなエクラの素性を気にせず受け入れるなど、身分を気にしない実直な性格。
- シャロン(CV:内田真礼)
- アスク王国王女でアルフォンスの妹。人懐っこい性格。異界の英雄譚に憧れており、英雄を召喚する能力を持つエクラに好意を向ける。兄同様身分を気にしない。武術の師は特務機関の一員だったザカリアという人物だが、任務中行方不明となった彼を、任務の傍ら行方を探している。
その一件がありながらも英雄達とは親しく接し、すぐに仲良くなる。一方で気づいた時には翻弄されていることも… - 兵種は槍歩行。ステータスは魔防が低いがそれ以外はバランスが良い。
専用武器は「フェンサリル」 自ターン開始時周囲2マスの敵の攻撃を下げる(守備の威嚇)効果を持つ。武器錬成を施すと戦闘中、敵の強化の+を無効にする(強化無効・○○)効果に変化し、味方と隣接している戦闘中、自身の速さ守備を上げる(速さ守備の絆)効果の追加もできる。
他にも「守備の鼓舞」「攻撃の応援」で味方との連携を意識したスキル構成。 - 2018年3月に兄と同じくイースター版(緑魔歩行)も登場。専用武器「ムニンの魔卵」はHP半分以上ならターン開始時、最も速さの低い敵の攻撃・守備を下げる効果を持つ。
- アスク王国王女でアルフォンスの妹。人懐っこい性格。異界の英雄譚に憧れており、英雄を召喚する能力を持つエクラに好意を向ける。兄同様身分を気にしない。武術の師は特務機関の一員だったザカリアという人物だが、任務中行方不明となった彼を、任務の傍ら行方を探している。
- アンナ(CV:世戸さおり)
- シリーズおなじみのお姉さん。覚醒・ifの盗賊系クラスから打って変わり、斧を振るう。
本作では「ヴァイス・ブレイヴ」の一員でありアルフォンスらの上官にあたる。属する国の王族を部下扱いできるこの組織と彼女の実態はわりと謎。
覚醒・ifのアンナ同様商魂逞しい性格で、主に外伝では異界の自分と商売で競り合う様も度々見られる。 - 兵種は斧歩行。ステータスは速さ・魔防が高く、守備が低い。
専用武器は「ノーアトゥーン」 HP40%以下の時、味方の隣へワープ移動できる(離脱の行路)効果を持つ。武器錬成を施すと離脱の行路のHP条件が50%以下に緩和され、自身のHPが50%以上の時に周囲2マス位内の見方の隣接マスに移動可能できる効果の追加もできる。
他にもHP一定以下で攻撃された時、先制攻撃する「待ち伏せ」などトリッキーな性能。奥義「流星」の与ダメージ2.5倍攻撃も強力。 - 余談だが、特務機関の3人はアルフォンス・シャロン・アンナで剣・槍・斧と3すくみをカバーできる形になっている。上記の通り3人には専用武器が存在するが、解禁するには彼らのレアリティを☆5まで上げる必要がある。現在の初期レアリティは☆4なので、真価を引き出すなら頑張ってレアリティを上げてみよう。
- シリーズおなじみのお姉さん。覚醒・ifの盗賊系クラスから打って変わり、斧を振るう。
- フェー
- 本作のツイッター公式アカウントの案内役を務めている、「ヴァイス・ブレイヴ」の伝書ふくろう。
ゲーム中ではいわゆるプレゼントボックスにあたる場所にいるが、ストーリーに絡んだりはしない。
ツイッター上では当然人間の言葉を解しており、定期的に配信されるようになった情報番組「フェーちゃんねる」でかわいい声とジョークを披露しているが、プレゼントを見るためにタップしてもホーと鳴くだけであり、作中世界でも喋れるのかは定かではない。 - 「フェーちゃんねる」での担当声優は木村珠莉。(公式なアナウンスはないが『ファイアーエムブレムサイファ』のニコ生で言及された。というか過去のニコ生でフェーに冗談で声を当てたら後でそのまま起用になった模様)
- 名前は本作の頭文字、「FEH」のもじり。先述の「フェーちゃんねる」も放送前は「FEH Channel」という題だったので、きっとそうなのだろう。ぱたぱた…ふぇー
- 「おい、お前の羽よこせよ」「ふぇぇ…」 「オーブください…」「ふぇふぇふぇ…」
- 実は伝承英雄としてユニット化、同時にバリエーションフェーが11パターン登場とやりたい放題したが提供確率0%だったので、4月1日から少しの期間しかその姿が明かされなかった。
- 「フェーちゃんねる」のとある回ではフェーに代わり、情報局長「フェーニックス」(CV:子安武人)が代行を務めた。こちらは(同じく4月1日ネタ以外で)ゲーム内に登場していない。
- 本作のツイッター公式アカウントの案内役を務めている、「ヴァイス・ブレイヴ」の伝書ふくろう。
エンブラ帝国
- ヴェロニカ(CV:日高里菜)
- エンブラ帝国の皇女。自らの寂しさを埋めるために英雄を使役すると語る。英雄を支配する能力を持っており、アスク王国への侵攻にも使っている。幼い見た目どおり、ひらがな混じりの幼い口調で話すが、自ら戦線に立つ力も持つ。
- 兵種は緑魔歩行。その見た目に反しHP・攻撃・守備が高く、速さと魔防が低い。さらに数ターン毎にHPを10回復する「回復」を持つので見た目以上にしぶとく、仕留め損ねると奥義「血讐」で反撃してくる等リザイア地雷を彷彿とさせる。
専用武器「エリーヴァガル」は 攻撃対象の周囲の強化を弱化に反転させる状態異常「パニック」を付与し、「死の吐息」で同範囲の敵に固定ダメージを与えるため妨害も厄介。 - 第2回英雄総選挙で女性2位・総合4位となり、「異界の」ヴェロニカがが記念に登場。兵種は杖騎兵。
専用武器「フリズスキャルヴ」 は「敵は反撃不可」かつ攻撃後、相手とその周囲2マスの敵の全能力を下げ、自分と周囲2マスの味方の全能力を上げる効果を持つ。また、杖での攻撃が通常攻撃と同じ仕様になる「神罰の杖」を習得するため、回復要員としては勿論のこと、アタッカーとしても優秀。
その人であり、本編の方とは別人。余談として敵キャラの自軍初参戦・初専用杖と初物要素が多い。 - 2019年3月にイースター版(緑魔飛行)も登場。専用武器「フェルニルの妖卵」は戦闘開始時にHPが75%以上なら、戦闘中の全能力を+4する効果を持つ。実はアスク兄妹と異なり、ある人物に唆され兎の装いになったもの。
- 謎の男(CV:三木眞一郎)
- 「ヴァイス・ブレイヴ」の前に立ちはだかる、仮面で褐色肌な謎の人物。 ダメージ絵でやたら豪快に脱げている。
- 兵種は青魔騎馬。速さが高く、守備が低い。騎馬の特性として、移動力もある。
専用魔法「ヴラスキャルヴ」はHPが半分以下になると常に先制攻撃ができる(待ち伏せ)効果。戦闘前に範囲攻撃を行う奥義「爆雷」以外のスキル構成は章によってバラバラで一定しないが、最終的には「獅子奮迅」「青魔殺し」「攻撃の謀策」など本気の構成になっていく。しかし彼だけ孤立または突出する配置が多く、各個脱衣撃破しやすい。 - 2019年3月にヴェロニカと共にイースター版(杖騎兵)も登場。ユニーク武器「卵の杖」を持つ。味方としての実装はこちらが初となった。
- (10章前後ネタバレ)後に名乗ったその名は、ヴェロニカの兄であり侵攻の黒幕とされる帝国皇子ブルーノ。しかし、時にアルフォンスらを助けたり、突如苦しみ始めるなど不可解な言動が多く、依然として多くの謎を残したままとなる。
- (第1部終了前後ネタバレ)かつてエンブラ皇族に蔑まれ、追放同然に辺境へ追いやられた彼は身分を隠し、槍使い・ザカリアとしてヴァイス・ブレイヴの一員となった。しかし彼に流れるエンブラの血、アスク王国の破滅を望む呪いが彼を衝動的に支配してアルフォンスを殺めようとした。これを仲間であるアルフォンス達に悟られ危険が及ばぬようにアスクを去ったのがザカリアの行方不明の真相であり、帝国皇子ブルーノとしての謎の暗躍も仲間をかばいつつ、異界を巡って呪いに抗う術を探すためだった。決死の説得の果てに再び異界巡りの旅に戻り、アルフォンス達の力になる情報を託した。
ニフル王国
- フィヨルム(CV:高橋李依)
- ニフルの第二王女。進撃を受けた祖国ニフルから逃れ、アスク王国へと辿り着く。心優しい少女だが、仇敵スルトに対し強い復讐心を抱く。
- ストーリーマップの第2部第1章をクリアすることで☆5フィヨルムが加入してくれる。伝承英雄は召喚イベントが常設配信ではないため、うっかり手放さないように。
- 兵種は槍歩行で水の伝承英雄。ステータスは魔防が頭一つ高く攻撃がやや低い以外はバランスが良い。
専用武器「レイプト」 は射程2の攻撃にも反撃できる(遠距離反撃)効果を持つ。
射程2攻撃のダメージを軽減し、反撃時に軽減効果で減らしたダメージを加算する専用奥義「氷の聖鏡」、防御系奥義のカウントを一度だけ減らし、被ダメージを減らす「盾の鼓動」で遠距離カウンター戦法を得意とする。他にも「攻撃守備の絆」「攻撃の大紋章」を持ち、味方の側で相互に強化できる。 - 2019年1月に正月版(緑弓飛行)も登場。こちらは通常版と大きく異なり攻撃と速さに特化しており、耐久面は紙同然。武器「鏑矢」にはターン開始時最も素早い敵の速さを下げる効果があるため、追撃は非常に取りやすい。
- 2019年5月に花嫁版(杖飛行)も登場。専用武器「ギャッラルブルー」は「神罰の杖」に加え、ターン開始時に十字方向にいるHPが3以上低い敵に、あらゆる補助スキルを使えなくする状態異常を与える。
- スリーズ(CV:茅野愛衣)
- ニフルの第一王女。『夢見の儀式』でエクラの夢を通じて特務機関に助言を伝える。おっとりとして母性あふれる性格。(以下第2部ネタバレ)合流を目指すフィヨルム一向よりも先にムスペルに囚われ、拷問を受けていた。フィヨルムたちが駆けつけるも、スルトの手によりフィヨルムの目の前で殺されてしまう。
- 兵種は緑魔騎馬で風の伝承英雄。速さが高く守備が低い。専用武器「ブリザード」は敵が受けたデバフの合計値を攻撃に加算する効果を持つ。これに自身のHPが50%以上のターン開始時、守備が最も低い敵の攻撃と速さを下げる専用スキル「氷の封印」、十字方向にいる敵より魔防が高い場合その敵の魔防を下げる「魔防の謀策」でデバフを与え、「魔防の城塞」で発動させやすくしながら奥義「氷華」で大ダメージを狙うという、自己完結したデバフ中心のアタッカー。吹雪というイメージに実用性も合致している。
- フィヨルムと異なり、マップクリアで入手はできないが、「伝承召喚イベント」(要は超ピックアップガチャ)で召喚することができれば自軍に加入させることができる。
- 2019年1月に正月版(剣飛行)が登場。専用武器「氷神刀」は周囲4マス以内の最も近い敵の全能力を下げる効果を持つ。本人曰く、王族として一通りの武芸はこなせるらしい。
- 2019年6月に水着版(暗器騎馬)も登場。武器「南国の果実」はバフを受けていると攻撃と魔防がさらに強化される効果。一方でそれ以外のスキルは「速さ魔防の攻城戦」「罠解除」と戦闘ではなくおまけ要素である「飛空城」で生かされるものばかり。
- ユルグ(CV:大空直美)
- ニフルの第三王女。姉たちに倣っておとなしい性格と思いきや、天真爛漫で無邪気な性格。
ムスペルに囚われており、ヘルビンディに面倒を見てもらっていた。 - 2018年11月に実装。兵種は青暗器歩行。速さに特化したステータス。専用武器は「シュルグ」 速さ+3に加え、相手より速さが高ければ戦闘中に自身の攻撃速さを強化する効果。さらに最も素早い敵の速さを下げる「速さの封印」を持つため、大抵の敵に追撃できる。味方も「速さの指揮」で強化できるなど、速さが足りすぎている。
また、魔道書を使う味方と隣接している時、戦闘中守備か魔防の低い方でダメージ計算を行う「魔道の刃」を持つため、物理にも魔法にも強い。 - 2019年6月には水着版(斧歩兵)も登場。耐久面は幾分かマシになった代わりに速さが少し下がった。武器「砂浜のクワ」はバフを受けていると攻撃と守備を強化する効果。余談だが武器を変えるとだいぶ物騒な見た目になる。
- ニフルの第三王女。姉たちに倣っておとなしい性格と思いきや、天真爛漫で無邪気な性格。
- フリーズ(CV:松岡禎丞)
- ニフルの第一王子で4人兄妹の一番上。冷静かつ慎重(本人曰く融通がきかない)な性格。FEシリーズの王族としては珍しく、結構ガタイがいい。単身スルト暗殺に臨むも失敗、重傷を負いながらも追手を単身撃破してフィヨルム一向に合流した。どこぞの槍王子かあんたは。
- 2018年11月末の伝承英雄召喚で実装。兵種は剣騎馬で、風の伝承英雄。高い攻撃・守備を持つ代わりに速さは最低クラス。「遠距離反撃」を持つため、使用感はマークスに近い。
専用武器「ギョッル」は 相手がデバフや状態異常を受けている時、自分は絶対追撃、相手は追撃不可という効果を持つ。加えて自軍ターン開始時に自身のHPが50%以上なら最も魔防が低い敵の攻撃速さを下げる専用スキル「凍結の封印」、戦闘後敵とその周囲の攻撃を低下させる「攻撃の紫煙」を持つため、遅いせいで追撃をもらいやすい弱点を克服している。 - 2019年1月に正月版(剣飛行)も登場。妹たちと異なり、通常版とそこまでステータスは変わらない。
武器「迎春の剣」は最も攻撃が高い敵の攻撃を下げる効果を持ち、「攻撃守備の絆」で底上げして「切り返し」でカウンターしていく戦法を得意とする。ただし遠距離反撃スキルがないので注意。
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ムスペル王国
- スルト(CV:玄田哲章)
- 炎の王国ムスペルの王。炎竜の血を引く。苛烈な性格で、征服欲が極めて強い。
- 兵種は斧重装。一言で言えば固い、強い、おそい!を極限まで極めたステータス。魔防も結構高いので余計タチが悪い。
専用武器「シンモラ」は 自ターン開始時に周囲2マスの敵に20ダメージも与えるマップ兵器。ただでさえ高い攻撃に奥義が合わされば到底耐えられず、近寄られたら赤属性でもひとたまりもない。
敵として登場する際は「鬼神の一撃」「相性相殺」「守備の威嚇」、「鬼神の構え」「進軍阻止」「重装の行軍」など、いつ登場しても徹底的に叩き潰し、返り討ちにする気満々のスキル構成となっている。 - 2018年11月に味方ユニットとして実装。
専用武器も脅威そのままに持参。その他所持スキルは奥義「緋炎」の他、攻撃された時守備+8かつ相手の奥義カウント増加量-1の「金剛の構え4」、自軍ターン開始時周囲2マス以内に敵がいる時、自分の全能力+4かつ敵の全能力-4する専用スキル「炎王の威嚇」、重装の定番スキル「守備隊形」。敵は皆灰燼に帰すべし。
- レーヴァテイン(CV:釘宮理恵)
- ムスペルの第二王女。みずからを剣と称し、自身の感情に乏しい。
- 兵種は剣歩兵。ステータスは攻撃と守備が高く、魔防が低い。
専用武器「レーヴァテイン」は 攻撃+3に加え、「〇〇ブレード」同様自身が受けているバフの合計を攻撃に加算する。
敵としての登場では自身のスキルや部下から鼓舞・祝福を受け、「攻め立て」「近距離防御」「切り返し」、「鬼神金剛の一撃」「切り込み」など攻撃に特化しており、奥義も炎を連想させるものが多い。 - 2018年9月に味方ユニットとして実装。
専用武器はそのまま、その他スキルは全能力強化と引き換えに戦闘毎にHPが減る「獅子奮迅」、「入れ替え」で攻撃守備が自身と対象とで上がる「攻撃守備の連携」奇数ターンに自身と隣接する味方の速さを上げる「速さの波・奇数」 - 2019年1月に正月版(杖騎兵)も登場。ユニーク武器「熊手」を持つ。
- 2019年6月に水着版(緑魔飛行)も登場。ユニーク武器「海に浮かぶ板」を持つ。
- レーギャルン(CV:田村ゆかり)
- 炎の王国ムスペルの第一王女。レーヴァテインの姉。ムスペル軍を率いる品性高潔な将軍。
- 兵種は剣飛行。ステータスは速さと守備が高く、魔防が低い。
専用武器「ニーウ」 は戦闘相手のバフの合計値の半分を自身の全ステータスに加算する。
敵としての登場は「鬼神の構え」「待ち伏せ」「獅子奮迅」「攻撃速さの渾身」など自身の長所を伸ばしつつ妹をサポートする構成が多いが、高い速さと守備に専用武器が相まってかなりの頑強さがある。 - 2018年9月に味方ユニットとして実装。
専用武器はそのままに、その他所持スキルは相性のいい「緋炎」「攻撃の封印」と「遠距離警戒」、「赤の死闘・飛行」 - 2019年1月に正月版(槍騎馬)も登場。ユニーク武器「和傘」を持つ。
- 2019年6月に水着版(青魔飛行)も登場。専用武器「四海の祭器」は速さ+3に加え、自身のHPが50%以上で攻撃を仕掛けた時、追撃が可能なら自身の攻撃後に追撃する効果を持つ。
死の王国ヘル
- エイル(CV:雨宮天)
- 死の王国ヘルの王女。穏やかな性格ではあるが、どこか全てを諦めているような点も。母ヘルを愛してはいるものの、母の行いに心を痛める。(以下第3部ネタバレ)生竜の力を持つ一族の娘であり、命を大量に持っている特殊体質であった。そのため死が力になるヘルは一族を滅ぼした後、赤子だったエイルを利用するため拾い、娘として育てた。彼女が成長してからは毎日のように殺されては蘇生されるという常軌を逸した生活をしていた。しかしその生命も最後の一つとなったため、半ば捨て駒のように扱われている。
- フィヨルム同様に、ストーリーマップ第3部1章のクリアで☆5エイルが加入する。神階英雄も召喚イベントが常設配信ではないため、うっかり手放さないように。
- 兵種は暗器飛行で光の神階英雄。高い速さと魔防を持つが、守備は全ユニット中最低クラスという極端な能力。
専用武器「リフィア」はHPが半分以上なら戦闘中自身の攻撃速さを強化し、自分から攻撃した時に敵の追撃を封じる。その代わり攻撃速さ強化の条件を満たした場合戦闘後HP-4という効果。
特筆するスキルとして「生命の護符」があり、主にマムクートが持つ「守備か魔防の低い方でダメージ計算」の効果を無効化できる。さらにHPも自動回復するため、専用武器のデメリットも帳消し。暗器のデバフをばら撒きつつも、専用スキル「生命の輝き」でHPが最も減っている味方を回復できる等サポートも手厚い。
- ヘル(CV:小山茉美)
- 死の王国ヘルの女王。人の死によって己の力を増す。全ての生者を死者とすることを望む。ちなみに体のほぼ全てが淡い紫に透けている。
- 兵種は斧飛行。攻撃・速さ・守備が高く、魔防が低い。
- 専用武器は自身の名を冠する「ヘル」。奥義カウント-1に加え、魔法・杖以外の敵に対して魔法攻撃としてダメージ計算を行う他、HP2以上の時に、死ぬ攻撃を受けた時、HP1で耐える(祈り)効果も持つ。
他にも射程1のユニットのバフを無効化する「強化無効・近距離」や、死の国の王らしく「死の吐息」を習得していたりする。 - 2020年7月に味方ユニットとして実装。闇の神階英雄。
専用武器が「死鎌ヘル」に変更されており、敵ユニット時の効果に加えて飛行特効を無効化する効果が追加されている。その他に所持スキルとして「遠距離反撃」「警戒姿勢」に加えて、周囲2マス以内の敵の全ステータスを弱化させる専用スキル「死からは逃れられぬ」が追加されている。
- リーヴ(CV:前野智昭)
- 死の王国ヘルの将。リーヴはアスク王国の初代国王と同じ名で、つまりアルフォンスらアスクの王族のご先祖様。現在召喚士たちが鎬を削っているラピュタ飛空城を創った人物でもある。こちらもヘル同様体の一部が青く透けている(鎧を着ているため肋骨〜腹部周りしか見えないが)。
- 兵種は剣歩行。攻撃が頭一つ高く、他はバランスが取れている。
専用武器「セクヴァベク」は周囲3マス以内に味方がいれば戦闘中全能力+4かつ絶対追撃になるが、戦闘後最も近くにいる味方に20ダメージというハイリスクハイリターンな性能。
敵として度々刃を交えており、「鬼神の一撃」「死の吐息」、「攻撃守備の孤軍」「攻撃の指揮」等攻撃を大きく上げる構成。最終的には「天空」「鬼神の一撃4」「奥義の螺旋」「攻撃の大紋章」という凄まじいアタッカー構成になる。 - 2020年1月に味方ユニットとして実装。理の神階英雄。
専用武器はそのまま。所持スキルとして「遠距離反撃」「始まりの鼓動」に加え、守備の半分を加算・与ダメージの25%HPを回復する専用奥義「開世」と自分のHPがHP50%以上or不利な状態異常を受けている時に敵の攻撃と守備を弱化させ、敵から攻撃を受けた際に奥義カウント変動量を加速させる専用スキル「死者の帳尻を」が追加されている。 - (第3部9章以降ネタバレ)その正体は初代国王リーヴ本人ではなく、滅び去った異界のアスク王国のアルフォンス。ヘルに敗れてシャロンが殺された後、滅びゆく世界を救うためにヘルと契約をした。
- スラシル(CV:小倉唯)
- 死の王国ヘルの将。スラシルもエンブラの初代皇帝と同じ名で、かつて一国を滅ぼすほどの強大な魔力を持っていたとされる。こちらも首から下が赤く透けている。公式ツイッターで配布された壁紙では胸周りは鎧で隠れているのに下半身は骨盤どころか太ももの骨まで丸見え。…はいてない?
- 兵種は緑魔歩行。攻撃・速さが高く、守備が低い。
専用武器「イーヴィングル」は竜特効に加え、周囲3マス以内に味方がいれば戦闘中自分の全能力を上げ、敵の絶対追撃を封じる。戦闘後一番近い味方の全能力を下げるというこちらもハイリスクハイリターンな効果。
リーヴ同様敵として複数回登場しており、「金剛明鏡の構え」「切り返し」のカウンター仕様や「鬼神飛燕の一撃」「攻め立て」のアタッカー仕様等傾向が若干分かれる。最終的には「月光」「鬼神飛燕の一撃3」「見切り・追撃効果」「攻撃の波・奇数」と容赦なしのアタッカー仕様になる。 - 2019年9月に味方ユニットとして実装。理の神階英雄。
専用武器はそのまま。所持スキルとして「月虹」「柔剣4」「恐慌の幻煙」に加え、敵がHP99%以下or不利な状態異常を受けている時に敵の速さと魔防を弱化させ、自分から攻撃した時は連撃を行う専用スキル「死んでほしいの」が追加されている。 - (第3部10章以降ネタバレ)その正体は初代皇帝スラシル本人ではなく、滅び去った異界のヴェロニカ。滅び去った世界を戻すためにヘルと契約をしている。
夢の国アルフ
- ピアニー(CV:和氣あず未)
- アルフに住む妖精。人に幸せな夢を見せる。純真で前向き、子供と遊ぶのが大好き。
- フィヨルムやエイル同様に、ストーリーマップ第4部1章のクリアで☆5が加入する。しつこいようだが、うっかり手放さないように。
- 兵種は青魔飛行、光の神階英雄。攻撃・速さが高く、守備・魔防は低い。
専用武器の「幸福の花」は十字方向にいる味方の攻撃と速さを強化する。専用補助として「やさしいゆめ」を持ち、味方を再行動可能にする「踊り・歌う」効果と、使った味方と十字方向にいる味方の全ステータスの強化と周囲2マスの味方の隣接マスに移動を可能する効果を備える。
その他の所持スキルは「青の死闘・飛行」「曲技飛行」「魔防の鼓舞4」と闘技場のサポート向けのスキルが揃っている。
悪夢の国スヴァルトアルフ
- フレイヤ(CV:林原めぐみ)
- スヴァルトアルフの王。フロージの妹で、兄の全てを独占したいと豪語する筋金入りのブラコン。ブラコンを通り越して病んでいる気も…
- 兵種は緑獣騎兵。兵種が獣の時点で察しが付くと思うが、竜・獣以外の味方と隣接していない時には化身する。
攻撃・速さに特化している分守りは弱いが、専用武器「悪夢の女王の角」の効果で遠距離反撃に加え、相手より素早ければ速さの差×4%(Max40%)ダメージを軽減してくるため数字以上にタフ。さらに化身中は自身の攻撃+2かつ自分から攻撃時、敵の攻撃・守備-4かつ敵は追撃不可となる。 - 敵として登場するマップでは彼女の分身が大挙して押し寄せる。ステータスはほぼ同じだが、個体ごとに覚えているスキルが微妙に違う。
- 2020年11月に味方ユニットとして実装。光の神階英雄。
専用武器はそのまま。所持スキルとして「攻撃速さの孤軍4」「鼓動の幻煙」に加え、周囲1マス以内に味方がいない時に自分の全ステータスの強化と敵の全ステータスを弱化させ、敵がバフを受けているならその分だけ自身の強化と敵の弱化をさせる専用スキル「束縛の首飾り」が追加されている。
小人の国ニザヴェリル
- オッテル(CV:吉野裕行)
- ニザヴェリル王・ファフニールの義理の弟で、レギンの兄。
- 兵種は斧騎兵。攻撃・守備・魔防が高く、速さは極めて低い。
専用武器「ロヴンヘイズ」は自分から攻撃した時か周囲2マス以内に味方がいる場合に自身の攻撃を強化・敵の攻撃を弱化し、敵を追撃不可にする。さらにレギンの武器と同じ再行動効果もある。 - 2021年9月に味方ユニットとして実装。理の神階英雄。
専用武器が「機斧ロヴンヘイズ」に変更されており、敵の追撃不可が自分の絶対追撃に変更された。所持スキルとして「緑の死闘・騎馬4」「怒涛・再起」「攻撃守備の脅嚇」に加え、1ターン目開始時に奥義発動カウント-3に加えて「月光」と同じ効果を持つ専用奥義「凶弾」が追加されている。
巨人の国ヨトゥン
光の国ヴァナ
???
- ロキ(CV:新井里美)
- ムスペルの軍師。悪戯好きで、人を誘惑することを好む。(第1部ネタバレ)第1部の時点で姿を偽ってエンブラ王国のヴェロニカと接触し、密に連携を図っていた。
- 兵種は杖歩兵。HP・攻撃・速さが高く、守備・魔防が低い。
専用武器は「セック」 自軍ターン開始時に十字方向にいる自身よりHPの低い敵の移動力を下げる。また杖のダメージ計算を強化する(神罰の杖)効果もあり、攻撃も手痛い。
敵として登場する際には「大地の祝福」「速さの鼓舞」「攻撃の鼓舞」で味方を補助しつつ、「HP魔防」「キャンセル」「魔防の威嚇」で自身を補強している。 - 2018年10月に味方ユニットとして実装。第2回英雄総選挙の特別実装枠扱い。
専用武器はやはりそのままに、その他所持スキルは回復と同時に状態異常を治す「レスト+」、回復の杖使用時に味方の守備魔防を上げる「大地静水の祝福+」、闘技場でより強い敵に当たりやすくなる「無の死闘・歩行」、奇数ターン開始時に自分と隣接する味方の攻撃を上げる「攻撃の波・奇数」 - 2019年3月にイースター版(弓飛行)も登場。ユニーク武器「春の妖弓」を持つ。エンブラ兄妹を唆しオチもつけたその人。
本作の特徴
扱えるユニットが多い
召喚師として"歴戦の英雄を召喚"、つまり『過去のファイアーエムブレムシリーズに登場したキャラクターを呼び出す』と言う設定が今作の中核にある。
初期実装されているのは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』『封印の剣』『烈火の剣』『覚醒』『if』のキャラクターのみだったが、20年4月現在は『聖戦の系譜』『トラキア776』『聖魔の光石』『蒼炎の軌跡』『暁の女神』『新・紋章の謎』『幻影異聞録♯FE(Encore名義)』、ヒーローズ配信以降の新作『Echoes』『風花雪月』からも追加(『無双』は記念マップのみ)。将来的にはすべてのタイトルから多くのキャラクターが登場する予定。
キャラクターのイラストは様々なイラストレーターによる新規描き下ろしとなっている。また「総選挙」などの特別な英雄は、そのキャラクターの出典作品を担当した(要はオリジナルの)イラストレーターが担当する例もある。
マルス、ロイ、クロム、カムイといった主人公やその仲間たちだけに限らず、イベントマップを攻略することでナーシェン、ゼフィール、カミュ、ミシェイル、これまで出典作では自軍加入せず操作もできなかったロイド、ライナス、ウルスラ、アルヴィスなども仲間にすることができる。
また真の黒幕やラスボスにあたるキャラクターも第2部より参戦者が増えており、夢のボスパーティーを組む、といったこともできる。
スマホアプリならではの操作性
他ユニットに向けてユニットをスライドさせることでそのユニットへの攻撃やスキル使用を行うことができ、スムーズな進行が行える。
従来シリーズのようにタップで移動→コマンドを選択する操作方法への変更も可能。
ボイス対応
原作にはボイスが存在しない作品も含めたすべてのキャラクターにボイスが搭載されている。
元々ボイスが存在する作品のキャラクターも原則(※)、原作と同じ声優による新録ボイスが搭載されている。
※現時点で確認できるものでは、サーリャ・セルジュ役の阿久津加菜氏が声優業を引退しているため、双方ともに高田憂希氏に変更されている。同様の理由でナーガの役が引退した大原桃子氏から佐藤聡美氏に変更されている。また、ギュンター役の納谷六朗氏は故人だが、こちらは変更はせず原作ボイスの流用となっている模様。
外部出演・OVA・CDドラマなど複数の声優による媒体がある『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』に登場するキャラクターのうち、
マルスはOVA版や『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降各種ゲームで担当している緑川光氏、
ナバールは電撃CD文庫等を除きOVA、エニックスドラマCD版などに数多く出演した子安武人氏、オグマはOVA版の小杉十郎太氏、カミュはエニックスドラマCD版、BSアカネイア戦記の井上和彦氏、シーダ・カイン・ドーガ・チキ(子供)は『幻影異聞録♯FE』に出演した際の声優が担当している。
ファイアーエムブレム30周年の折に実装された『暗黒竜と光の剣』幼少期verの男性キャラクターは、同出典作・同キャラクターの担当声優に代わり、マルスは『覚醒』のマルス(仮面),ルキナを担当した小林ゆう氏、マリクは『風花雪月』のドロテアを担当した長妻樹里氏が担当した。
描写
ユニットがダメージを受けることで、『if』のように纏っている装束が破壊される演出がある。ただし、戦闘グラフィックではなくイラストで表現される。いわゆる中破絵
マップや戦闘画面では英雄たちはSDキャラで表現されている。しかしキャラ毎に武器や構え方などに差異があり、例えば「ファルシオン」の基本性能はマルス、アルム、「覚醒」キャラとで全て同一だが、それぞれの武器グラフィックは異なる。他にもシステム上「騎馬」や「飛行」として兵種が一括りになっていても、乗騎(飛行なら天馬、飛竜、ワイバーンなど)は個別に再現されている。芸細。
特別な英雄である「比翼英雄」においても、パートナーキャラクターのSDキャラが用意されている。
ゲームシステム
バトル
マップ
スマートフォンの画面サイズに合わせて、マップは8×6マスで構成されている。
また、操作ユニットは4体、ユニットの移動力は原則2程度という手軽さを重視した構造にアレンジされたシミュレーションゲームとなっている。
当初は「地形」については森、水、壁など移動を制御する基本的なものしか無かったが、後に乗っていると守備と魔防が強化される「防御地形」と、騎馬のみ移動を制限される「溝地形」が登場している。
お手軽とはいうもののユニットの移動力の少なさから位置取りに余裕がなく、戦闘や戦略のミスを他のユニットでリカバリーするのがかなり難しい。一手一手が大変重要となる。
ランダム要素がほぼない
「祈るのはガチャの結果だけ」と言わんばかりに本作の戦闘にはランダム要素がない。
上述の狭いマップと4人対戦というルール下では1戦闘の結果の影響が大きすぎるためとのことで、本作には命中率や必殺率という概念が存在しない。すなわち攻撃は外れることなく必ず命中し、奥義は攻撃をするか受けるかするたびにカウントが減っていき0になった時に発動するというシステムである。
戦闘結果が確実に予測でき戦略を立てやすい一方、逆に言えば祈ることすら許されないわけで、マップや移動力の仕様も併せて本家以上の詰め将棋と化すこともしばしば。
3すくみ
ファイアーエムブレムシリーズおなじみの3すくみは、赤(剣・炎)>緑(斧・風)>青(槍・雷)>赤(剣・炎)。また、3すくみの影響を受けない無属性(暗器・弓・杖)も存在する。
従来シリーズでは攻撃力や命中力が固定値で変動していたが、本作では攻撃力に±20%の倍率で補正がかかるようになっている。攻撃が絶対に当たる仕様と相まって、従来とは逆に強くなり元の値が大きくなるほど3すくみの影響が大きくなる。3すくみの効果をアップさせるスキルが加わった場合、不利な武器ではほとんどダメージを与えられない状態になるため、編成時には注意が必要である。
赤・青・緑の色分けは『if』と同様だが、暗器や弓を除外した代わりに『聖戦』などの魔法3すくみを組み込んだ形となっている。使える武器の種類=属性はユニットごとに固定されている。今のところ《ランスバスター》などの3すくみを逆転させる武器は出ていないが、一部の武器スキルは無属性武器との戦闘時に「自分は3すくみ有利、相手は3すくみ不利」にする効果を持っているため、敵ユニットの確認はとても大事である。また、暗器や弓の中にも3色のいずれかの属性を持ったものもいる。
炎・雷・風魔法は厳密には「赤魔道・青魔道・緑魔道」という分類になっており、光や闇魔法など当てはまらないその他の魔法もいずれかに分類される形である。多くの場合、光は青魔道、闇は赤魔道に分類される場合が多い。また、ごく少数だが無属性魔法を使用するユニットもいる。
竜(マムクート)の攻撃は魔法扱いになっている。ただし武器(ブレス)の扱いが特殊で、どの武器を装備してもユニットが備え持つ属性に依存する。(例:カムイ(青ブレス)が大人チキ(赤ブレス)から「雷のブレス」を継承した場合、雷のブレスは青属性扱い)シンプルながらも、奥の深いシステムとなっている。一方、ラグズなどの獣ユニットの攻撃は全て物理扱い。
ステータス
能力値は「HP」「攻撃」「速さ」「守備」「魔防」の5つとなっている。これらのステータスは、レベルアップによって上昇していく。レベルアップ時に伸びるステータスは入手時点であらかじめ決まっており、ランダムではない。また、それにより育成途中でヘタれたり神成長する場合はあるが、最大のLv40になった時点での数値は一定になる。
ただし、ポケモンの性格のように「個性」として、標準より高くなる能力・低くなる能力が一つずつ設定されており、同じレアリティの同じユニットであっても若干の違いが生じる。
なお、英雄召喚以外での入手は必ず標準値となり、英雄召喚でも個性なしの標準値が排出されることもある。
ゲームシステムから命中率・必殺発生率の概念が削除されており、「技」「幸運」のステータスは存在しない。ランダム要素がなく攻撃は必ず当たる。
さらに「クラス(兵種)」というものが存在せず、歩兵・重装・騎馬・飛行に分けられる移動タイプを基本に、使用武器種やスキル等の組み合わせによってキャラクターを再現している。マップ上や戦闘時のグラフィックも、(さすがに多くのモーションは使い回されているが)全員専用グラフィックとなっている。
ステータス傾向や使用武器については、現代の傾向に逆らって当時を再現したユニットもいれば、現代の傾向に合せられたユニット、使用する武器種自体が原作から変更されているユニットなど様々である。
多くのキャラのスキル構成に原作再現的な要素(性能だけでなく性格やエピソード含む)が盛り込まれており、なるほどと納得してしまうものも多々ある。
ロストなし
HP0によるユニットのロストは本作では存在しない。ただし、自軍のキャラが1体も撃破されてはいけないルールが設定されたマップも存在する。
進軍準備
本作には従来の「進軍準備」画面が存在しない。出撃前に敵やマップを確かめて出撃ユニットを編成し直したり、配置変更をすることはできるが、一部連戦系コンテンツではマップ毎に部隊の再編成はできない。3すくみの影響が大きいこともあり、偏った編成をすると詰む場合がある。
また、武器やスキルはユニットごとにon/offを切り替える形で管理されており、一部作品のように攻略中に適時付け外しして手加減したり、他のユニットと共有することはできない。
武器とスキル
本作には、"もちもの"としての武器は存在せず、武器もスキル扱いとしてシステムに組み込まれている。
武器とスキルは、ユニットが獲得したSPを消費することで新たに習得できる。
上位のスキルを習得するためには、それの下位のスキルの習得が前提となっており、いきなり強いスキルをとることはできない。また、英雄自身が持つ一部のスキルはユニットのレアリティが一定以上でないと習得できない。なお、下記のスキル分類名は仮称を含む。
武器以外のスキルは誰もが持っているとは限らず、初期状態で全ての枠のスキルが埋まるキャラクターは現状いない。
- 武器スキル…一番上の枠のスキル。主に攻撃性能を決める。
上位のものには、攻撃力の高い「銀の」武器、素早さは落ちるが一度に二回攻撃ができる「勇者の」武器、特効を持つ武器、3すくみ効果を大きくする武器や、一部のキャラのみ存在する特殊効果を持つ専用武器(神器)などがある。
弓はすべて、お馴染み飛行特効の効果があり、弓に別の特殊効果があっても備え持っている。
魔法は射程1~2ではなく、射程2となっている(隣接している相手を攻撃できない)。
杖は本編と異なり、杖ユニットも杖を武器として魔法攻撃できるが、ダメージは計算上の数値の半分となる。その分能力低下などを与えるデバフ効果がついている。 - 補助スキル…二番目の枠のスキル。主に味方に作用する。
「ライブ」「リカバー」などの回復スキル、対象を再行動させる「踊る」「歌う」、「体当たり」「ぶちかまし」などの移動系スキル、ステータスを上げる「応援」スキルなど、攻撃以外のコマンドのほとんどはここに分類されている。
マップが狭いせいか、敵味方の位置をズラすスキルが本編より豊富にある。 - 奥義スキル…三番目の枠のスキル。戦闘で発動する、いわゆる必殺技。
攻撃をする/受ける、回復スキルを使うなどでカウントが進行し、0の時に奥義の発動要件となる行動(攻撃or被弾。杖ユニットのみ回復も)をすることで自動的に効果を発揮する。ダメージの増加、被ダメージの軽減、戦闘前に範囲攻撃、杖スキルでは回復量増加や味方全体への補助効果など様々。
原則として上位のものほど優秀(効果が高いor発動に必要なターン数が少ない)だが、杖専用奥義など例外も存在する。 - その他スキル…A,B,Cの三枠のスキル。
ステータスを底上げするもの、戦闘時ステータス補助をかけるもの、特定武器種との戦闘時に絶対先制・追撃禁止するもの、一定HP以上ならお互いの追撃を禁止するもの、回復効果を出すものなど、非常に多くのスキルが存在する。 - 聖印スキル…Cに続く、四枠目のSスキル。
イベントやスペシャルミッションの報酬で入手できる「聖印」の装備枠。このスキルのみ、持ち物のように各英雄に自由に付け替えが可能。同じ種類の「聖印」は複数所持できず、「英雄の翼」に変換される。A~Cスキルと同じ効果の聖印や、聖印独自の効果も登場している。また第1部ストーリークリア後に開放されるマップをクリアすると、過去配信された聖印を「聖印生成」で作成したり、「聖印覚醒」で強化することが可能になる。
特殊な効果を持つ武器スキル(専用武器除く) | ||||
---|---|---|---|---|
■物理系 | ||||
剣 | 槍 | 斧 | 弓・暗器 | |
キルソード(鍛) | キラーランス(鍛) | キラーアクス(鍛) | キラーボウ(鍛) 暗殺手裏剣 |
|
倭刀 | 倭鉾 | 倭棍 | 短弓 | |
自分から攻撃した時、 2回攻撃 速さ-5 |
勇者の剣 | 勇者の槍 | 勇者の斧 | 勇者の弓 |
重装特効(攻撃1.5倍) | アーマーキラー(鍛) | 貫きの槍(鍛) | ハンマー(鍛) | |
騎馬特効(攻撃1.5倍) | 斬馬刀 | ホースキラー | ポールアクス | 騎殺の暗器 |
歩兵特効(攻撃1.5倍) | 秘毒の暗器 | |||
3すくみ有利だと さらに攻撃+20% 3すくみ不利だと さらに攻撃-20% |
旭日の剣 | 深海の槍 | 深緑の斧 | |
自分、敵ともに反撃不可 | 火薙ぎの剣 | 火薙ぎの槍 | 火薙ぎの斧 | 火薙ぎの弓 |
■魔法系 | ||||
赤 | 青 | 緑 | 杖 | |
奥義が出にくい (奥義カウント+1) 自分が受けている強化の 合計値を攻撃に加算 |
ラウアブレード | ブラーブレード | グルンブレード | |
騎馬特効(攻撃1.5倍) | ラウアウルフ(鍛) | ブラーウルフ(鍛) | グルンウルフ(鍛) | |
無属性の敵と戦闘時、 自分は3すくみ有利、 敵は3すくみ不利となる |
ラウアレイヴン | ブラーレイヴン | グルンレイヴン | |
戦闘中、 攻撃、速さ、守備、魔防が 隣接している味方の人数 ×2だけ上昇 |
ラウアアウル | ブラーアウル | グルンアウル | |
弓、暗器、魔法、杖 の敵から攻撃された時、 戦闘中、守備、魔防+6 |
ラウアサーペント | ブラーサーペント | グルンサーペント |
スキル継承
17年3月のアップデートで実装。ユニット2体を合成する事で、素材としたユニットが習得できるスキルを別のユニットに追加し、習得・装備させる事が出来る。ただし、習得に必要なSPは通常より割り増しになる。合成の際に素材としたユニットは消滅するので、本命として育成しているユニットを誤って素材にしないようにしよう。
特務機関の3名を一例にすると
- アルフォンスに「◯殺し」を継承して被追撃を防ぎ、「献身」で味方を回復しつつ専用武器の条件を満たす
- シャロンに「月虹」を継承して奥義で攻撃面を底上げ、「赤魔殺し」で他2名の苦手な相手の受け役を買って出る
- アンナに「獅子奮迅」を継承して防御面補強とHP減少を両立、「流星」のカウントが重いので「氷蒼」へと軽量化
他の英雄も、一例として
- 移動力が低い重装に「回り込み」「叩き込み」を付ける事で味方と敵の間に入り込んだり、敵陣に殴り込める
- 攻撃力が高いユニットに「竜穿」や「鬼神の一撃」を付ける事で長所を高めて一撃必殺の攻撃力を得させる
- 固い、強い、おそい!ユニットに「遠距離反撃」や「切り返し」を付ける事で、生半可な者を寄せ付けなくする
といった形で長所を伸ばしたり、短所を補ったりと様々な応用が利くようになる。但し、継承には以下の条件がある
- 元々の武器種と異なる武器の継承は不可。マップに合わせて属性を変えたりはできない。
竜(マムクート)の武器スキル「ブレス」と、無色が存在する武器種の魔法・弓・暗器は継承先・継承元の属性が異なっていても継承ができる。 - 使うユニット次第で理不尽な効果を発揮するスキルや、特定の種類のユニットを前提としたスキルなどは様々な形で継承に制限がある(赤属性に「槍殺し」や、射程2に「引き込み」などの敵を移動させるスキルは継承不可、「騎刃の鼓舞」は騎馬にのみ継承可能)
- 各シリーズの伝説の武器・神器などの「専用武器」は継承不可(マルス,アルム,クロム,ルキナの「ファルシオン」、アルフォンスの「フォルクヴァング」、ユリアの「ナーガ」など)
ジョルジュの武器「パルティア」、カミュ,ハーディン(紋章の謎)の「グラディウス」、ミネルバ,ミシェイルの「オートクレール」といった、原作では比較的自由に装備できていた神器も専用化していたりする。 - 武器スキル以外のスキルにも、アルヴィスの「リカバーリング」、アーダンの「ついげきリング」、伝承英雄などの特別な英雄だけが持つスキルなども継承不可となっている。
武器錬成
17年11月のアップデートで実装。素材アイテムの「闘技のメダル」と「錬成石」または「神錬の雫」を消費する事で、錬成対象の武器スキルを選択して特別な「強化」を施したり、上位の武器スキルに「進化」する事が出来る。素材とは別に習得用のSPも必要。「錬成」登場作品では上等品の作成に多額のゴールドを要求されたが、今作では財布の心配はないので安心。とはいえ素材アイテムは希少なので、ご利用は計画的に。
武器錬成には「強化」と「進化」があり、「錬成武器」といったら主に「強化」した方を指すことが多い。
「強化」では以下のような追加要素がある。
- 武器スキルの効果としてHPが上昇。杖のみパラメータは上昇しない。
- それに加えて「攻撃強化」「速さ強化」「守備強化」「魔防強化」の4パターンから強化を選択できる。
杖のみ「杖は他の武器同様のダメージ計算になる」か「敵は反撃できない」どちらかの強化のみ選べる。 - 一部の武器と「専用武器」は特別な効果を追加する強化を選択できる。ただしHP上昇量は減り、他のパターンにある能力上昇は得られない。
- 実装時期が古い一部の武器は威力が上昇したり、元々持っている様々な効果がより強力なものに強化・変化する。
例えば「自分から攻撃時~」という効果の多くは「戦闘中に攻撃していれば~」に強化。強化・弱化が発生する場合は「周囲2マスの~」と続く効果が「自分/敵と、その周囲2マスの~」に変化。他にもブレスは「射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算」の効果が追加され、魔防が高く守備が低い者が多い魔法キャラにも大ダメージを出せるようになる。
「進化」ではキルソード+やキラーランス+などの「キラー系」、アーマーキラー+やハンマー+などの「重装特効」、ラウアウルフなどの「ウルフ魔道書」といった、威力が低く、後に上位版が配信され型落ちした武器を「~鍛+」に進化させたり、実用性に乏しかった「暗器殺しの弓+」を「遠距離防御の弓+」へ派生可能。
より強力な同名の「二つ名付き専用武器」(共鳴エクスカリバー、聖書ナーガなど)が登場している一部「専用武器」は、その「二つ名付き専用武器」に進化させることができる。
英雄召喚
英雄召喚では、まず、「召喚石」と呼ばれる4色のアイコンが5つ表示される。5つの召喚石の中から一つを選び、英雄を一人入手することができる。この召喚石の色は前述の属性の色と対応しており、必ず対応する属性の英雄が出現する。
特筆すべき点として、召喚後は残っている召喚石の中から次の召喚石を選ぶか、召喚石を5つに戻す(リセット)か選択可能である。戻さない場合(連続で召喚を行う場合)、残っている召喚石の数に応じて、消費するオーブの数が減るようになっている。なお、1回目の召喚前にリセットすることはできない。
(残り5→消費5、残り4,3,2→消費4、残り1→消費3)
5回連続で召喚する場合、オーブ20個で英雄を5人召喚できる。
一方で、目当ての色の召喚石だけを引くために毎回リセットする場合、オーブ20個では英雄を4人召喚できる(目当ての色が一度に複数出ればこれより少なく済む)。状況に応じて使い分けると良いだろう。
2020年4月より、一部の召喚イベントに限り「特定の召喚イベント限定で、40回召喚でピックアップキャラクターを選んでもらえる」という実質的な天井制度が導入され、必要数のオーブさえつぎ込めば目当てのキャラクターを必ず入手できるようになった。ちなみに天井に必要なオーブの数は以下の通り。
- 5回連続で召喚した場合⇒160個
- 1回ずつ召喚した場合⇒200個
天井分の有償オーブを購入する場合、最低でも143+10+10で10,460円必要になる。他ソシャゲの天井と比べると破格の安さ。
個数 | 価格 | オーブ単価 | 召喚回数最少/最多 |
---|---|---|---|
3個 | 250円 | 約83円/個 | 0回/0回 |
10個 | 730円 | 73円/個 | 2回/2回 |
23個 | 1,600円 | 約70円/個 | 4回/5回 |
36個 | 2,440円 | 約67円/個 | 7回/8回 |
50個 | 3,300円 | 66円/個 | 10回/12回 |
77個 | 4,900円 | 約63円/個 | 15回/19回 |
143個 | 9,000円 | 約62円/個 | 28回/35回 |
提供割合とピックアップ&召喚イベント
英雄召喚で出現する英雄の提供割合は、「レアリティ☆3枠」「レアリティ☆4枠」「レアリティ☆4特別チャンス枠」「レアリティ☆5枠」「レアリティ☆5ピックアップ枠」の5枠の大分類にわかれている。それぞれの枠の中でのキャラクター提供割合は均等である。このため、特定レアリティの、あるキャラクターの提供割合は
(レアリティ枠の提供割合)÷(そのレアリティ内のキャラクター数)
で計算できる。例えば「レアリティ☆4枠」の提供割合が20%で「レアリティ☆4枠」のキャラクターが75種類の場合、☆4のキャラクターそれぞれの提供割合は約0.2%である。「レアリティ☆5枠」の提供割合が3%で、キャラクター数が38なら0.07%であるため、基本的に「狙ったキャラクターが手に入る確率」というのは、とても低い。先述の天井制度導入である程度は改善されたが、導入されていない召喚イベントではいまだにこの問題がのしかかる。くれぐれも、無理をしてはならない。
「レアリティ☆5ピックアップ枠」は召喚イベントごとに変化し、新規実装となる英雄や、開催中のイベントに合わせた英雄などが設定される。
普段は☆5が存在しない英雄であってもピックアップ時は☆5で入手可能となる。逆に、新規の英雄もピックアップ終了後に必ずしも☆5のみの実装になるわけではない。
ピックアップされる数は原則3人から6人であるため、一点狙いも「レアリティ☆5枠」からの出現率に比べれば現実的な確率にはなる。
また、特定の英雄が召喚された場合、そのレアリティを問わずアニメーション演出が発生する。アニメーションは後で再視聴も可能である。容量の関係か、初期の数名しか実装されていない。
レアリティ | 初期値 | 補正(5回ごと) |
---|---|---|
★5ピックアップ | 3.00% | +0.25% |
★5 | 3.00% | +0.25% |
★4 | 55.00% | -0.30% |
★4特別チャンス | 3.00% | -0.02% |
★3 | 36.00% | -0.18% |
☆5召喚補正
英雄召喚で召喚される英雄のレアリティは☆3~☆5だが、☆5が出なかった場合、5回ごとに以降の☆5提供割合が少し上昇する。この上昇は☆5が出るまで累積し、出ない状態が続くと最終的には100%になることも(そこまで至るのは天文学的な確率だが)ありえる。115回連続して☆5なしだった場合11.5%上昇となるが、そこから5回召喚し連続120回連続しても☆5が出なかった場合には、次の召喚時に☆5の英雄の提供割合は、特別に100%となる。この場合表示される5つの召喚石全てから☆5の英雄が出る仕様となっている。119回目で☆5が出たら悲しいことになるが……。もっとも120回続けて☆5が出ない確率は約360万分の1と非現実的な数値である。
ゲーム内の補足にも載っているが、この補正は召喚イベントごとに管理されており、異なる召喚イベントには上昇した提供割合や召喚の実績(どれだけ☆5が出ていないか)は引き継がれない。そのため、対象の召喚イベントが終わってしまうと、恩恵は得られなくなる。もしも120回連続して☆5英雄が出なかったとしても、召喚イベントが変わってしまえばボーナスはなくなるので、気をつけよう。
☆4特別チャンス
2021年2月より登場した新たな枠。この枠が選ばれた場合は、名前を伏せたシルエットの状態で☆4で登場し、直後に演出とともに☆5に覚醒して召喚される。しかも、その召喚イベントでかかっている☆5召喚補正がリセットされないという、まさに一石二鳥の枠。
この枠で登場するのは2019年2月までに実装されていた元レアリティ☆5枠の英雄。対象となる英雄の数はとても多いので、これをもって目当ての英雄を探すのというのはとても困難。確率も低いので出てきたら本当にラッキー程度に考えたほうが良い。
レアリティ
英雄には、☆1~☆5までのレアリティが存在する。
同一のユニットであってもレアリティが1種類とは限らず、英雄戦で入手できるものは☆1~2、大英雄戦では基本☆3~4、英雄召喚の場合は☆3~☆4、☆4~☆5、☆5のみのいずれかとなる。「レアリティはなんでもいいからそのキャラが欲しい」という人でも、対象が☆5限定で入手が容易ではない場合がある。
レアリティによって差がつくのは「初期習得済み武器・スキル」および「スキルのアンロック状態」と、多少(☆1つあたり各数点程度)の基礎ステータス。他には、レアリティが低いほど経験値入手量が多くなる。
レアリティ一つ程度の差相性次第で十分克服できるが、後天的に☆5までレアリティを上げることができるため、原則的には☆5への育成が前提となる。
覚醒
ユニットのレアリティを一つ上げることができる特別な強化。
「勲章」と「英雄の翼」を消費することで実行でき、実行するとレアリティが1上昇し、覚醒前のレベルを問わずレベルが1に戻る。所持SPとスキルの習得状態はそのまま引き継がれる。
アイテムの必要数はレアリティ毎に加速度的に上昇するようになっており(レアリティが1つ上がると10倍)、低レアリティユニットも☆3までは適当に、☆4までは無理なく上げられるようになっているが、☆5への「覚醒」は決して気軽には行えない。と言ってもエンドコンテンツというほど厳しいものではなく、ゲームをプレイして報酬をちゃんと集めていれば定期的に行っていける程度。
限界突破
あるユニットに対して同じユニットを合成することでレベル上限を突破できる特別な強化。
「強化する側」より☆の少ないユニットを合成した場合SPが増えるだけだが、「強化する側」と同じかそれ以上の☆のユニットを合成すると、ステータスが計2点上乗せされ、本来のレベルに+が追加される。
この上乗せ分は育成によるレベルとは別に保存され、結果としてレベルの上限を超えてキャラクターを強化することができる。
さらに、1回目の限界突破では前述した「個性」の苦手ステータスが(表示上)無くなり、-分が埋め合わせされる。「無個性」の場合も、Lv1の時に高いパラメータの3項目が+1(計3点)される。
この強化は「覚醒」すると失われるので、低レアリティで限界突破を済ませるというイカサマは不可能。なお、限界突破済みで覚醒する場合は必要な英雄の翼の数が少しだけ減る(送還した場合と同等分)。
さらに、素材としたユニットが「スキル継承」で追加・習得したスキルを全て引き継ぐことができる。☆の数と個性に恵まれなかったユニットも、継承スキルを習得させて限界突破に使うことで、選りすぐりのユニット一体が覚えるより効率的に継承スキルを習得できる。
他にも限界突破を使うことで、スキル継承では継承できない「専用武器」スキルや、レアリティ制限されたその他スキルを引き継ぐことができる。そのため☆が少ないユニットに☆5専用の武器を持たせるなどといった芸当も可能。
余ったユニットを腐らせず有効活用できるリサイクル仕様である一方、☆5同士を合成することで極限を超えてさらに強化できるという廃課金的要素でもある。
特別な英雄
一部のイベントや特殊な召喚イベントでは、期間限定でキャラクターが入手できる。
基本的には復刻含むイベント開催時、ピックアップ時にのみ入手機会があり希少性が高い。ここでは一部を紹介。
- 大英雄 &「戦渦の連戦」報酬
召喚で加入させることはできず、期間限定イベントまたはバージョンアップ後の「聖杯で英雄を召喚」にて加入させることができる。ナーシェン、ミシェイル、ロイドなどはここで加入可能。戦渦の連戦報酬は下記の超英雄も含まれる。 - 超英雄
季節の行事などテーマを基に特別な装いになった英雄。期間限定の召喚イベントや後述の召喚イベントでピックアップされる。一例としてイースター、水着、クリスマス、正月が定番のテーマ。一部は「戦渦の連戦」報酬として入手可能。 - 伝承英雄
英雄の中の英雄、救世の英雄として後世に語られる存在となった英雄達。伝説の装具を携えたマルス、アルム、ユリアのほか、国を背負う存在となったセリカ、ヘクトル、エフラムなど、英雄達は全盛期・エピローグ後の姿に近しい。一部コンテンツや「飛空城」で優位となる効果、更に一部が「死闘」効果を持ち「ダブル」の結成が可能。 - 神階英雄
曰く「神様レベルにすごい英雄」で、ナーガやドーマ、ブラミモンド、オルティナやユンヌ、アスタルテなどその名の通りに神話・歴史上の存在に近い英雄達。ちなみに、第三部以降の登場人物は大半がこれにあたる。専用スキルも効果範囲や戦闘への影響力が強力なものが多い。「飛空城」で大きく優位となる効果を持つ。 - 比翼英雄
強い絆で結ばれたメインキャラクターとパートナーキャラが1つのユニットとして構成された英雄。ほとんどが超英雄の一種としての登場。「ダブル」とは異なり戦うのはあくまでメインキャラのみ。広域の敵・味方に効果を与える「比翼スキル」を使うことができ、「死闘」効果も内封されている。 - 双界英雄
様々な接点をもって結ばれた異なる作品同士のキャラを1つのユニットとして構成された英雄。こちらも超英雄の一種としての登場。基本的には比翼英雄とほぼ同じだが、その2人と出典が同じ味方ユニットに補助効果を与える「双界スキル」を使うことができる。
アイテム
アイテムは様々な種類があり、その一部を紹介。ユニットに使用して消費するアイテムは対象ユニットと同じ「色」のものを要求される。
- 結晶・大結晶
ユニットに使うことでその場でレベルアップさせることができる。赤青緑白と全てのユニットに使える黄の全5色。「結晶」はLv19以下のユニットに、「大結晶」はLv20以上のユニットに使える。 - 英雄の翼
「覚醒」の際に勲章と一緒に消費する。現在は闘技場や「英雄値」の蓄積、ミッションやイベント(投票大戦・戦禍の連戦)を中心に入手可能。様々な形で手に入るが、それ以上にいくらでも欲しいアイテムであるため、これを渇望する召喚師たちによって手近なフェーの羽がむしられようとする事案が数多く報告されている。なお、具体的に何の翼かはアンナさんも知らない模様。あとグラフィック的には翼というより羽根。 - 勲章・大勲章
「覚醒」を行う際に少量、「聖印生成・覚醒」を行う際に大量消費する。赤青緑白の全4色。「勲章」は☆3以下、「大勲章」は☆4の覚醒に消費。「聖印生成・覚醒」ではその両方を消費する。修練の塔で入手可能。 - スタミナ回復薬
スタミナを99回復できる。自然回復上限は99だが、スタミナ回復薬使用時は99を超えた値になる(超過分があるうちは自然回復しない)。「戦禍の連戦」ミッションでよく入手できる。 - 対戦権の剣
対戦権を全回復できる。「闘技場」関連のミッションでよく入手できる。 - 光の加護
「バトル」で使用する。味方全員を回復し、ユニットを復活させ、行動可能にし、奥義発動可能状態にする。救済システムだが、高難度のマップでは使用に制限がかかるので使い所はさほど多くない。毎月ミッション以外ではあまり配布されないのでご利用は計画的に。 - 聖貨
「聖印生成・覚醒」を行う際に消費する。ミッションや「縛鎖の闘技場」のランキング報酬で入手できる。 - 闘技のメダル、錬成石、神錬の雫
「武器錬成」を行う際に消費する。メダルは「闘技場」で対戦相手に勝利した時、錬成石はミッションや「縛鎖の闘技場」ランキング報酬、雫は「錬成石」を消費した際に石の消費分と同じ数だけ、入手できる。 - 英雄の聖杯
「聖杯で英雄を召喚」にて消費する。「大英雄戦」や「戦渦の連戦」などの報酬で入手できる英雄を召喚するのに必要。主にミッションや「飛空城」で入手できる。 - 神竜の花
かいつまんで言うと本作のドーピングアイテム。移動タイプ別に使用でき、その名前を冠した歩行・重装・騎馬・飛行の4種類。一部コンテンツで少数を入手できる貴重品。 - 加護
「祝福付与」で使用する。伝承英雄は火・水・風・地の4属性、神階英雄は光・闇・天・理の4属性の計8種。付与した英雄は対象属性のシーズン中に同じ属性の伝承/神階英雄と一緒に出撃すると能力が上昇する。外すことはできず、別属性に付け変える時は上書きする。一部コンテンツの参加報酬や「伝承英雄」「神階英雄」を召喚(加入)した時に同属性を1つ入手できる貴重品。
このうち、結晶やスタミナ回復薬、対戦権の剣といったアイテムはマイニンテンドーで引き換えることもできる。
仲間
部隊の編成やカスタマイズが行える。スキルや装備の設定、「覚醒」「スキル継承」「限界突破」の実行、「聖印」の管理もここで行える。
ストーリーマップ
ヒーローズのストーリーが楽しめる。ノーマル,ハード,ルナティックの3つの難易度が用意されている。このマップを進める際には一定時間で回復するスタミナを消費して挑むことになる。
アップデートで徐々に増えていく予定で、2019年12月現在は第3部まで完結、第4部を配信中。第1部10章以降はFEお馴染みの「増援」「一定ターン生存」が発生する特殊マップも登場する。
他にも、ストーリー等に関連した話が展開される「異伝」、英雄召喚の更新時にピックアップキャラが揃い踏みする「外伝」、限られた部隊数でストーリーマップを連続攻略する「連戦トライアル」も配信される。
さらに、敵ステータスが大幅強化され、一度出撃したキャラはその挑戦回では使用できなくなる連戦コンテンツ「縛鎖の迷宮」も登場。こちらは敵が備え持つスキルは少ないものの、基礎能力で上回ってくる手強いコンテンツ。
敵配置は固定なので、クリアできなかったときは「勝てる編成」を模索してみよう。
スペシャルマップ
ストーリーのないマップを扱う。クリアすることで☆1,2の英雄を仲間にすることができる「英雄戦」と、過去期間限定で配信されていた大英雄戦「日替わり英雄線」が共に日替わりで常設されている。期間限定で、不定期で企画・キャンペーンなどで配信されるイベントマップや、月二回ほどイベント限定の☆2~4英雄を獲得できる「大英雄戦」、主にオーブが報酬で縁のあるキャラがペアで登場する「絆英雄戦」、同じく伝承/神階英雄の実装・配信時に「伝承/神階英雄戦」が行われている。
各「英雄戦」は、現時点では出撃ユニットが全員生存していないとゲームオーバーとなかなかシビアな難易度。
特に難易度ルナティックではレベルも上限に近く、敵将は通常より強力になるため、十分な戦力を有するかステージごとに対策を講じなければとてもしんどい。
各英雄戦はやや不定期だが後に再配信されるため、勝ち筋を見出せなければ、次の機会までに対策を講じるのも一つの手。
一部ではさらなる難易度「インファナル」や「アビサル」も追加され、てごわいシミュレーションを楽しめる。
修練の塔
覚醒に必要な「勲章」類を手に入れたり、英雄をスムーズに育成できるモード。ストーリーを進めていくことで、より強力な敵が待つ階層へと挑戦できるようになる。
敵の編成やスキル構成がランダムであるため(武器構成は確認できる)、編成によっては詰む可能性がある。ステージクリアできなくては元も子もないので、レベル上げを意識しつつも、どんな敵が来ても勝てそうな編成をする必要があるため、ストーリーマップより難易度が高い。
期間限定イベント
投票大戦
テーマに沿って集められた8名の中から好きな1人を選び軍に参加して点数を競い合う人気投票「風」イベント。
対戦相手となる敵軍に所属する英雄を倒し、勝利すると100点(基本点)を自軍に加算できる。その100点を、かき集めた「投票の旗」を使うことで5倍、10倍、100倍!さらに所属した軍と同じ英雄で出撃するとさらに1.1倍!敵軍に負けている劣勢状態だとさらにドン!
推しキャラの支持も良し、勝ち馬に乗るも良し、報酬の「英雄の翼」を目当てに軽いギャンブルとして楽しむも良し。始めたての人も比較的気軽に楽しめるコンテンツ。
豆知識として、自分の英雄1人部隊を組む残りの2人は所属軍の英雄1人と同じ所属軍にいるフレンドの英雄(フレンドリストで表示される英雄)1人がランダム選出される。
フレンドの英雄は自分の選出キャラのレベル問わず呼び出される。そのためフレンドを揃えておいて、自身はあえて低レベルを選出して出撃するとフレ英雄が無双してくれる。
タップバトル
リズムに合わせて画面をタップして攻撃!迫る敵兵を蹴散らし、英雄達と共に地下100階を目指すイベント。てごわいシミュレーションゲーム?いいえ「リズムゲー」です。
1部隊を編成する必要があり、リズム・音楽ゲームよろしくコンボ数によって評価が上がるが、コンボ数もユニットの強さ相性etcも報酬や進行に全く影響しない(支援関係を組んだ編成だと100階でイベントが変化)。報酬の中にはアクセサリもあるので、歴代の音楽をにぎやかな部隊と共に楽しめる。\セイヤァー!/\3!2!1!/\シネェ!/
おでかけヒーローズ
英雄達の活躍の物語が書かれた「ヒーローズ・サーガ」の完成を目指し、英雄達を異世界の探索活動に派遣するイベント。言うなれば「放置ゲー」であり、イベントの中では異色。
このイベントでもユニットの強さは進行上たいして影響せず、イベント進行が捗るボーナスを受ける「出典作品」か否かが大きいという程度で、始めたての初心者でも「結晶」「勲章」など量が欲しい報酬を得られる美味しいイベント。簡易的なバトルが繰り広げられる「作戦」をクリアするとイベントのエンディングとなる。
戦禍の連戦+
限られた部隊数で連続してマップを攻略。スコアを貯めて競い合う戦闘イベント。調整や「mini」を経て「+(プラス)」を開催。
部隊を編成し、マップを連戦攻略。クリア後も次マップへHPや奥義カウントを引き継ぐ。部隊が全滅(or降参)すると部隊に編成したキャラはその挑戦回が終わるまで使えなくなるというクラシックな高難度コンテンツ。その分報酬アイテムは数量や質が豪華で、ここ限定の聖印やキャラも存在する。
スコアは高難易度で連戦数が多いほど上昇し、経過ターン数や出撃した部隊が少なく、高評価になるほど乗算され、その挑戦回でボーナスキャラを一度でも選出しているとさらにボーナス倍率が付く。最大で4人x4部隊の16名もの英雄が必要になるため、先鋭部隊の他にも安定性のある部隊が組めると心強い。
ボーナスキャラにはHP+10,攻撃速さ守備魔防+4,獲得SP2倍が適用される。対象キャラはSP稼ぎを行ったり、エースユニットとして運用しやすくなる。
高難易度かつ後半になるほど敵の能力がブーストされ、ルナティック後半は敵全員がドーピング特盛りかのような能力値になる。しかし英雄が本来所持するスキルはおおむね変わりないため、キャラ毎の特徴をとらえ、対策をもって挑めば付け入る隙は多分にある。
想いを集めて
様々なマップに迫る敵を倒してイベントキャラの「想い」を集め、様々な報酬を得られる戦闘イベント。報酬の中にはイベント対象英雄との支援会話風イベントがあり、全員分を閲覧するとメインイベントが進行する。
一見おだやかなイベント内容に対して、敵ユニットの強さは高難度だと「専用武器」を持ち込むなど中々のもの。効率的に報酬を取り切るなら1部隊しっかり整えたい。ボーナス要素として「指定アクセサリの装備」があり、このイベント報酬の序盤で得られるものと、前イベント報酬の終盤で得られるアクセサリが対象になる。また1日1回オーブを得られるデイリー報酬も存在する。
偶像の天楼
「偶像」と呼ばれる、このイベント専用の英雄で編成された固定の部隊を用いて、「修練の塔」に近い仕様の天楼の頂上を目指す戦闘イベント。
手持ちの英雄の状態は「偶像」に全く影響せず、Lv10・武器(効果なし)のみ・スキルなしから始まり、最初に敵を倒したキャラがランダムで武器や聖印含むスキルを選択・獲得して補強し、最終的にステータス補正で格上となった敵に挑む、言うなればハックアンドスラッシュ風のイベント。
スキル継承をためらうような限定キャラが持つ、いわゆる超高級スキルもランダム習得の候補として挙がるため、通常めったにやらない・ありえないような重課金スキル構成にすることもできる。
現状、オーブとセットになったパックでの販売限定(実質有償アイテム)ではあるが、「偶像の魂」を消費することで「偶像英雄」として自軍に加え、イベント終了後も残すことも可能。
「偶像英雄」はおおむね通常の英雄と同じ扱いだが、以下のような制約がある。
- イベントで習得したスキルを装備した状態で仲間になるが、元々習得するスキルも後から覚えさせられる。
- 偶像を仲間にした場合、限界突破と聖印は消滅した状態になる。
- 限界突破やスキル継承を受けることはできるが、逆に素材に使用することはできない。
闘技場
世界中のライバルと戦い、一定のスコアを競い合うランキング方式のバトル。戦うためにはスタミナではなく「対戦権」を一つ消費する。対戦権は毎日の日本時間16時に全回復する他、「対戦権の剣」またはオーブで回復できる。
FEのレベル上げでは定番の場所だが、本作では「修練の塔」の方がその役割にある。
最大5連勝の通常の闘技場のほか、最大7連勝・挑戦権なしで一日何度でも挑める「縛鎖の闘技場」、フレンドの英雄を借りて「ダブル」を組み通常の敵を殲滅する「フレンドダブル戦」も存在する。
縛鎖の闘技場では1度に7連戦を行う上、同じ英雄を複数のマップで使うことはできない。その代わり「縛鎖の闘技場」専用のアイテムを3つ持ち込むことができ、味方全員のHPを全回復する「特効薬」、敵全体に20ダメージを与えるマップ兵器「落雷の呪符」、行動済みの味方ランダム1名を行動可能にする精神コマンド「踊り子のヴェール」など、効果は極めて強力で、選出縛りがある中でも優位に進めることが可能。
対戦画面に入ったあと、下級・中級・上級に配置されている三人の対戦相手の中から一人を選び、そのプレイヤーの防衛部隊と対戦する形式。
- 防衛
- 編成画面で防衛部隊に登録した部隊がオート(NPC操作)で闘技場の相手として登場する(1度出撃すると部隊が更新される)。その時に自分の編成が勝った場合、防衛ポイントが入る。勝利ポイント同様、記録は最大値のみ。防衛ポイントが一向に入らない場合、防衛部隊を空欄にしていたり、初期メンバーや育成メンバーで放置している可能性がある。
- こちらも倒されずに勝利できれば、その分だけ多く防衛ポイントが手に入る。ユニットには流行りがあるので、他のプレイヤーが多く組み込んでいるであろうキャラに有利なキャラを入れる事で、防衛しやすくなったりもする。
- また、防衛部隊の一番左のユニットが「リーダーユニット」として対戦相手のアイコンに表示されるため、ここに何を置くかも重要となっている。
- 先述のボーナスキャラは防衛スコアにも影響されるため、ボーナスキャラを中心に、考えうるベストな防衛部隊を組んでおこう。
- 他にも「縛鎖の闘技場」の相手に選ばれた際にも防衛が付くようになる。「流行り」の部隊でも、相手が対策キャラを消費したところで突然の1防衛が発生する可能性もある。
- 階級内順位
闘技場のテクニック
- リーダー確認orポイント確認キャンセル
- 査定スコア操作
- 査定スコアとは、部隊のレベル・☆の数、限界突破の回数、能力値の合計(武器・スキル補正除く)、装備スキルに基づく値を総合した値。これを参照して対戦相手と勝利時の獲得スコアが決まる(公式 ver1.2.0アップデート告知
より)。
- スコアを下げる操作をしやすいのは「レベル」での操作。闘技場向きのメンバーが揃ってない場合にオススメ。
20~30台のそこそこの強いキャラを混ぜて出場することで、順位に入る程のハイスコアは稼げないかもしれないが、勝ち目の無い戦いを繰り返すよりストレスも無く、経験値も稼げて勝利ポイントが貰えてミッションもクリアできる。 - 「縛鎖の闘技場」においても、1回戦で選出した部隊を基準に7連戦が行われるため、1回戦のみ二軍ユニットや低レベルユニットを混ぜて突破し、以降は適時主力をぶつけることで7連勝をしやすくなる。
- ただしLv40が2人、Lv1が2人という極端な部隊を組んだ場合、相手にもLv40が2人、Lv1が2人の部隊が出てきて、結局ガチンコ勝負になる事もあるため、まったく戦力にならないレベルのメンバーは入れない方が良い。
- スコアを上げる操作をする場合は主に「装備スキル」での操作。武器・補助・奥義、A~Cスキル、聖印を装備して全て埋め、エースユニットには加護も付与しておくといい。また特別な英雄やA枠スキルが持つ「死闘」効果も有効。公式には告知されていないが、有志によって取得に必要なSPの値が高いスキルを装備しているほど査定値が上がる調査結果がでている。
- 査定スコアとは、部隊のレベル・☆の数、限界突破の回数、能力値の合計(武器・スキル補正除く)、装備スキルに基づく値を総合した値。これを参照して対戦相手と勝利時の獲得スコアが決まる(公式 ver1.2.0アップデート告知
- 踊り子を入れる
- ボーナスキャラで敵を倒す
ホーム
仲間となった英雄たちが集まる場所。時々フレンドの英雄が遊びに来るかも?
オーブを消費して城をグレードアップすることで入手経験値にボーナスが入るようになり、見た目も変更できる。
なお、この経験値ボーナスは時限アイテムではなく、一度入手すれば永久に効果がある。
ホームの一番上にいる英雄は、1番部隊の一番左に編成している英雄が固定で配置される。
フレンドに挨拶に行く英雄や、投票大戦でフレンドから呼ばれる英雄も1番部隊一番左の英雄になるので覚えておこう。
推しキャラを常に配置しておくか、継承の粋を集めた自慢のエースユニットを配置するか、そのどちらも取るか、悩むのも一興。
イベント
英雄総選挙
2017年1月19日から『ファイアーエムブレムシリーズ』に登場したキャラクターへの投票受付を開始。
上位に選ばれたキャラクターは「総選挙version」として実装するという方針で総選挙が行われた。
これまでに総選挙は2度行われており、第2回の際は第1回の1位2位に入賞したキャラクターは総選挙から除外された。
なお、たとえ同一人物であっても作品毎に別キャラクターとして集計は行われる。
ただしそのキャラが入賞した場合、そのキャラクターとの同一人物も翌年から纏めて除外されるようだ。
2019年に行われた第3回英雄総選挙からは規定変更が行われた。
やはり問題があったのか苦情が多かったのか、上記の異なる作品の同一人物は合算されることになった。
これにて推しがシリーズ分散で落選し、涙を吞むというケースもかなり減ると思われる。
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- 任天堂
- インテリジェントシステムズ
- ファイアーエムブレム0(サイファ)
- ファイアーエムブレムヒーローズ英雄総選挙
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