Fit Boxingとは、イマジニアが販売するNintendo Switch用ゲームソフトである。
概要
Joy-Conを握り、リズムに合わせてパンチする体感型フィットネスゲーム。
プレイヤーはフィットボクシングのトレイニーとなり、インストラクターの指導の下ボクササイズを行う。
直感的でシンプルな操作であり、類似のゲームに比べて必要なスペースは少なめである。それでいて(インストラクターの指示通り動いていれば)かなりの運動量をこなせること、有酸素運動に特化したシステムから、フィットネスゲームの入門として最適である。そのためか『1』はミリオンセラーとなり、続編および『北斗の拳』とのコラボが発売されるに至った。
ゲームの特性上、Nintendo Switch Liteでは別途Joy-Conを用意する必要がある。小さい画面で遊ばなければいけないのもあり、通常のNintendo Switchのテレビモードで遊ぶことが強く推奨される。
シリーズ
- Fit Boxing
- Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-
- Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~
- Fit Boxing feat. 初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-
- Fit Boxing 3 -Your パーソナルトレーナー
アクション
オーソドックススタイル(左足が前)とサウスポースタイル(右足が前)のどちらでも遊べる。というより、途中でスイッチし、1セットあたり左右両方を同じ量だけ行う。
各セットごとに「かるい」「しっかり」モードがあり、無料アップデートで「鬼」が追加される[1]。基本的に、簡単な動きから徐々に動きを追加するようになっており、仮に「しっかり」の前半・後半をコンボA・コンボBとするなら、各モードごとに以下のように進行する。
- コンボA練習→コンボA本番
- スイッチして繰り返し (「かるい」はここまで)
- スイッチ→コンボB練習→コンボBA練習→コンボBA本番
- スイッチして繰り返し (「しっかり」はここまで)
- スイッチ→コンボBA本番
- スイッチして繰り返し (「鬼」はここまで)
各インストラクターは、基本的には褒めたり励ましたりしてくれるが、「鬼」モードでは若干厳しめの口調になる(ガイだけは少し例外。詳しくはキャラクターのページ参照)。
判定はかなり甘めで、仕様上は対応するJoy-Conを振れば判定になるが、横着せずにインストラクターと同じ動きをしよう。また、Joy-Conストラップを忘れずに。
インストラクター
多彩なインストラクターが登場するのも本作の魅力。インストラクターはメニュー画面で自由に変更でき、チケットにより様々な服を入手することが可能。肌の色と髪の色も変更できる。また、音声を日本語と英語から選択可能。
インストラクターによって一部のアクションに差異があるが、エクササイズのアクションは共通。その日の気分や好みに合わせて選ぼう。
2は、『2』から登場するインストラクター。UDはアップデートによる追加。
髪や肌の色はデフォルトを基準に解説する。
カレン 2
ロングヘアが映える新人インストラクター。若干ドジっ子だが、明るくハキハキした口調と人柄でファンが多いとか。
『2』のデフォルトインストラクターで、『キミとフィットボクシング』では主人公。体験レッスンのつもりでジムに行ったらエヴァンに新人インストラクターと勘違いされ、本当にインストラクターを目指すことに。なお、料理の腕は壊滅的で、食べたものがのけぞるほど。
ヒロ 2
絵に書いたような爽やかイケメン。ダンスユニットのメンバーであり、甘いマスクから女性ファンが多い。
昔はぽっちゃりしていたが、学生時代のフィットボクシングで体型が変化していったと言っているが、中の人のせいで信用できない。飼っている猫の名は「渡辺さん」らしいがやっぱり信用できない。
『キミとフィットボクシング』では、笑うと顔がフラッシュして見るものをまぶしがらせる。
リン
ショートヘアがチャームポイントの元気っ子。ヘソ出し衣装にすると腹筋もすごいのがわかる。
父と兄が警察官であり、本人も警察官になるべく、鍛錬のためボクシングジムに通っていたところ、同じジムで楽しそうにフィットボクシングをする女の子を見て自分もインストラクターになる。
『1』およびスマホアプリ版のメインインストラクターで、『1』『2』共にパッケージイラストを飾る。
『北斗の拳』のPVでは、作品の壁を越えてケンシロウと共演。最後に北斗の拳の方のリンの台詞を叫ぶというパロディをやってのけた。
エヴァン
ひょうきんな性格でおっちょこちょいな面もあり、『キミとフィットボクシング』ではカレンをインストラクターと間違えた張本人。また、意図せずカレンの逆鱗に触れて怒らせてしまったこともある。
昔はヤンチャしており、ベルナルドに誘われてフィットボクシングを始めたらしい。
ジャニス 2
ツインテールがトレードマークくぎゅううううううう。プロアメフトチームのチアリーダーからインストラクターに転身したくぎゅうううううう。「鬼」モードにするとごほうびになるかと思ったけど本作はそういうゲームじゃないからちょっと物足りないくぎゅううううう。
落ち込んでいるメンバーを励ましたり勇気づけたりするのが得意で、『キミとフィットボクシング』ではリンを励ましている。なぜかベルナルドを「ベル様」と言って慕っている。
マルティーナ
健康的な褐色とシックスパックを持つマッチョ美女。己の腹筋に絶対の自信を持っており、同じく筋肉美自慢のエヴァンとは気が合うものの、腹筋で張り合って結果することもある。
ソフィ
金髪巨乳の超絶美女。モデルをやりながらフィットボクシングのインストラクターをしている。
裕福な家らしく、自家用ヘリを持っているらしい。
ゲーム版では、衣装の多くがレースを羽織っていたりインナーがあったりで、胸の谷間が見える衣装がほとんどない。
『キミとフィットボクシング』では若干ナルシストなボケキャラになっている。
ラウラ
ゲーム版では、衣装によってははち切れんばかりのロケットおっぱいが強調される。
ベルナルド
逆三角形のボディとドレッドヘアーがトレードマークの黒人青年。
インストラクターの中では最年長で、『キミとフィットボクシング』でもインストラクターのリーダー格としてメンバーを率いる。
レオ 2 DL
追加時点で『キミとフィットボクシング』は放映修了しており、登場しない。
ガイ 2 DL
元プロボクサーだが、ケガで選手生命を絶たれてフィットボクシングのインストラクターになった。厳しい指導に心が折れてしまうトレイニーも多いが、厳しさと優しさを併せ持ち、ボクシングへの真摯な態度に惚れ込む者も多いとか。
他のインストラクターはエクササイズ中明るく励ましてくれるが、ガイだけは厳しめの口調である(厳しめなのは口調だけで、台詞の内容は他とほとんど同じ)。「鬼」モードでは更に本気を出すので緑川光にドS口調で責められたい人におすすめ。
追加時は『キミとフィットボクシング』放映中であり、直後の8話から登場した(OPにも追加される)。1話の時点で「休暇を取っているメンバーがいる」という伏線が張られていた。ゲーム版の厳しさとは打って変わって『キミと~』のボケ時空に巻き込まれている。超スイーツ系男子らしい。
スマホアプリとの連動
『1』と『2』の違い
基本的に、『2』は『1』のアップデートである。これから遊ぶ場合は『2』から入った方がよい。
具体的には、『2』は『1』に比べて以下の差異がある。
- インストラクターが3名(アップデート後は5名)追加。
- BGMは『1』『2』で全く異なる。
- ダッキングやウィービングなど、身体全体を使う(反応が悪いことがある)アクションは、オプションでオートにするか、それが含まれるエクササイズをランダムから除外することができる。
- 有料コンテンツがある。
- アチーブメント要素追加。
- 一部インストラクターの乳揺れが削除[2]。
データ引き継ぎ
『1』のセーブデータがある場合、各種記録を『2』へ引き継ぐことが可能である。
引き継ぎは一度きりで、『2』に引き継いだ後『1』で遊んでもそのデータは引き継げない。
また、『1』『2』から『北斗の拳』へ引き継ぐことや、その逆はできない。
投稿ガイドライン
本作はネット配信を歓迎しており、ガイドラインを守ればゲーム動画をSNSや動画サイトなどにアップロードすることが可能である。
守るべきガイドラインは基本的に1つで、BGMをFit Boxingオリジナルに限定するというもの。本作には洋楽・邦楽からのカバーBGMが収録されており、それらのアップロードが著作権上問題になるためと思われる。以上は『Fit Boxing 2』のものだが、『1』も基本的には同じと思われる[3]。Fit Boxingオリジナルであれば、追加ダウンロードコンテンツも使用可能。
『北斗の拳』も基本的には同じだが、クレジット表記をする旨が追加されている。また、BGMについては明確に限定する記述がなく、「別途権利者からの許諾が必要になることがある」「配信されるプラットフォームによる削除や非公開の対応等が実施される場合がある」という記述になっている。
配信可能なBGMについては、タイトルの右にムービーカメラ🎦マークがあり、エクササイズ中はそれらのBGMを使っている場合に限り動画キャプチャ機能がONになる。
より詳しくは下記を参照。
- Fit Boxing 2プレイ動画の動画配信プラットフォーム・SNSへの投稿に関するガイドライン
- 「Fit Boxing 北斗の拳」プレイ動画の動画配信プラットフォーム・SNSへの投稿に関するガイドライン
アニメ
キミとフィットボクシングは、『Fit Boxing』を原作としたCGアニメーション。1話あたり3分半。
主人公はカレンで、彼女がフィットボクシングの体験レッスンと聞いてジムにやってきたが、手違いで新人インストラクターと勘違いされ、そのままインストラクターを目指すことになる。
基本的にはギャグアニメであり、ゲームではほとんど描写がなかった各インストラクターの設定を活かして、ゲームでは見られない姿が見られる。
フィットボクシング要素は、『てーきゅう』以上『さばげぶっ!』以下ぐらいにはある。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
関連ソフト
- Wii Fit - UIが似ている「リズムボクシング」が収録されている
- リングフィットアドベンチャー - 同時期に発売されたフィットネスゲーム
- THE IDOLM@STER SideM - コラボ企画として、一部楽曲のアレンジがBGMに追加
脚注
- *インストラクターごとに順次追加された。現在は全員実装済み
- *そのためか、CEROレーティングがBからAになった
- *公式noteには、「フィットボクシング2」だけでなく「フィットボクシング」のタグもつけられている
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