FreFlow(フリフラ)とは、新型ペンライトシステムである。
概要
ソニー・ミュージックコミュニケーションズが、ソニーエンジニアリングと共同で開発した次世代のペンライトである。
コンサート及びライブにおいての応援グッズとして考案し、開発された。一部でのテスト運用(貸し出し、要返却)を経て、以下に記述のライブ会場で販売された。一般向けに販売はされていない。
非常に高機能であり、照明を制御するプロトコルと無線により、ペンライトの遠隔操作(※半径200メートル)が可能となっている。これにより、コンサートを行うアーティスト自身や主催者側が、客の持つペンライトを同期させてコントロールすることが出来る。
約100万色の発光や、様々な点滅パターンを制御出来、曲によって客席のペンライトの色を統一したり、点滅パターンを統一したりすることが可能となっている。
具体的には、主催者側がペンライトの親機を持って操作し、客は子機を持っているので操作されることになる。主催者側による親機からの制御がない時は、通常のペンライトとして自分の好きな色と点滅パターンを選択して使用出来る仕組みである。
販売価格は3000円未満を目指しているそうである。現在はペンライト型とリストバンド型が実用化されている。
ちなみにこのシステムは日本初であるが、海外では既に「光るリストバンド」で同様の技術が採用されているようだ。
ついに商品化
2013年3月16、17日に開催された堀江由衣の幕張2daysライブ「由衣と時間泥棒」にて、公式グッズ『ミラクルペンライト』として販売された。これが世界初の販売となる。
価格は2500円で、8色の色変えが可能。KING BLADE X10に比べると、色数が4色少ないが見事に価格を3000円未満に抑えている。
搭載しているのはON/OFFボタンと色変更ボタン。無線の受信は電源をONにした時点で有効になる。
よって、無線で操作されている時間帯は、されるがままになってしまうが、無線を飛ばしていない会場や時間帯は通常のペンライトとして使用が出来る。
単四電池二本で稼動。電源をONすると、初期色である青が光る。色変更ボタンを押すと、青→赤→緑→白→オレンジ→紫→ピンク→黄色→青の順で8色のライトに切替えられる。
問題点
前述の通り、無線の受信は電源をONにした時点で有効になるため、無線で操作されている時間帯は、操作されるがままになってしまう。
また無線の受信機を内蔵し、電源が入っている間は常時無線を待ち受けている都合上、電池の持ちが通常のペンライトより格段に悪い。
本人が好んで使用する場合は問題ないのだが、もし、フリフラしか持ち込み不可能な会場だった場合、自分が好きな色を振って応援できない可能性がある。色に一体感があるのは大いに結構なのだが、色を意図的に操作されてしまうことに抵抗感や不快感を感じる人もいるだろう。
関連動画
niconicoにはないがYouTubeにはあがっているので検索してみるといいだろう。
関連生放送
今回のライブでは、日本で初めて"楽曲に合わせてリアルタイムに色が変化する"などファンとアーティストが
より一体となった演出が可能な新ペンライトシステム"FreFlow(フリフラ)"の公開テストをします。
同種の製品
- ルミコネ
バンダイナムコゲームスと上田日本無線が共同開発した無線制御ペンライト。インタラクティブ機能にも対応するなど野心的な製品だった。公式サイトはすでに消滅しており開発中止になったものと思われる。 - KING BLADE RAVE
ルイファン・ジャパン社の無線制御ペンライト。本製品の直接の競合商品。FreFlow同様ペンライト型とリストバンド型が存在する。
関連項目
- スマイレージ(2012年8月17日、Zepp DiverCityにて使用)
- フジファブリック(2012年10月24日、代々木公園野外ステージにて使用)
- 紅白歌合戦(2012年末に使用)
- 堀江由衣
- ケミカルライト(サイリウム)
- ペンライト
- ライブ/コンサート
- バルログ
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