GET OUT(ドンキーコング64)とは、みんなのトラウマである。
概要オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ゥ゛チィ...
レア社が手掛けるニンテンドー64用ソフト「ドンキーコング64」に登場する演出を示す。
ドンキーコング64は、「ノーティおとし」、「マッド・ジャック」に代表される高難易度ゲー、強ボスがトラウマとして挙げられる事が多い。しかし、本作には純粋なる脅しや恐怖・ホラー演出でトラウマに突き落とす要素も異常に多く、本記事で取り上げるのはその代表例である。
主に終盤ステージで多く見られるものだが、唯一序盤に配置されている「アステカンウインド(ステージ2)」のものは特に有名であり、その凄まじいインパクトから多くのプレイヤーにトラウマを植え付けていった。
アステカンウインドのGET OUT
「みんなのトラウマ」とされているのは本項の内容であろう。
問題の場所は、正面に扉が5つ並んでいる神殿の内部である。名前は作中では登場しないので、攻略本や攻略サイトによっては「顔の神殿」、「迷路の神殿」など通称はまちまちであるが、既プレイヤーの間では「例の神殿」で通じるのかもしれない。
神殿に入るには、まずディディーコングのジェットバレルで神殿の屋上に降りてスイッチを押し、続いてステージ中央の回転するトーテムポールの口にタイミングよくウェポンを5回撃ち込むことで入口のウェポンスイッチを実体化させておく必要がある。
対応するコングで入口のウェポンスイッチを起動させると扉が開き、ようやく神殿に入ることが出来る。
内部は迷路になっていて、最奥部にゴールデンバナナかミニゲームバレルが配置されている。構造は比較的単純で、敵も強くはないため、さほど苦戦する要素はない。
ところが、ゴールデンバナナを取得するといきなり…
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ゲラ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ゥ゛チィ...
GET OUT!
(出ていけ!)
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なんの前触れも無く、突如ドスの利いたデスボイスによる脅しと共に照準が現れ、カウントダウンがスタートする。
初めて聞くときはゾンビのうめき声のようにも聞こえるはず。しかし正確には上記のように"GET OUT(=『出ていけ』の意味)"と言っている。どうやら神殿のセキュリティが作動し、コングを神殿から追い出そうとしているようである。
ところが…
- 事前の説明や匂わせる演出は一切なく、初見プレイだと予測が不可能
- カウントダウン音とは別に不規則な電子音が追加されており、無駄にプレッシャーを与えてくる
- 狙撃しているのは誰(何)なのか? 正体は一切見せることがないし、もちろん倒せない
- 薄暗い上に、不気味な雰囲気を漂わせるおどろおどろしいBGM
と、このように初見プレイヤーにとっては「いつも通りゴールデンバナナを取ったらいきなりデスボイスで脅迫された」という状況であり、用意周到すぎる演出も重なってとても恐ろしい経験をする羽目になる。その様相はもはやホラーと言って差し支えない。前ステージ「ジャングルガーデン」を楽勝ムードでクリアしてきたプレイヤーに対し、恐怖のどん底に突き落としてくるのだ。
カウントが0になるまでに神殿を脱出しないと、演出とともに狙撃されてしまう。
ただ、いかにも撃たれたら即死と思わせる壮大な演出だが、実はたったの1ダメージしか喰らわない。撃たれたらもう一度カウントダウンが始まり、脱出するかデスするまで永遠とコングを付け狙ってくるのだが、この神殿に入る頃にはライフは最大8になっているはずで、ライフに余裕さえあればデスすることはまず無いと思われる。
なお、クリア後に再度神殿に入りゴールデンバナナがあった場所に近づくと、なんとGET OUTが再発動するようになっているのだ。このため、101%攻略のためにアイテム回収しに来たプレイヤーは特に注意が必要。
宝物はとっくに盗まれた後なのに返り討ちにしてくる敵の執念は凄まじいが、それ以上にここまで用意周到に罠を仕掛けてくるレア社もなかなかである。(というか、宝を盗まれないと作動しない上に狙撃でかすり傷しか与えてこないセキュリティってどうなのだろうか?)
終盤ステージのGET OUT
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忘れかけた頃の終盤ステージ7「クリスタルどうくつ」、ステージ8「ゾゾゾーキャッスル」で再登場を果たす。
しかし、アステカンウインドの個体と比べると、インパクトは軽減されている。
このように、一部の個体は超強化されているものの、先程とは打って変わって狙撃されることがある程度予測ができるものになっている。何より回避自体が可能になった。
とはいえ、前述のデスボイスは相変わらずであり、うっかり発動させてトラウマを呼び起こされたプレイヤーも居たはず。
照準の主 - その正体とは
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プレイヤーに恐怖をお見舞いし、コングたちを狙撃するものの正体。
それは「クロック(Kroc)」呼ばれる敵キャラクターで、キング・クルール率いるワニ軍団の一味らしい。
実は、前作「スーパードンキーコング3」でも登場していて、ステージ「ねらわれたスクイッター」でスクイッターを執拗に狙撃してきたあの照準の主と同じ敵キャラクターなんだとか。
(関連リンクを参照)
前作と同様、最後まで姿を見せることはないものの、ボイス付きというあまりに強烈な要素を引き連れて再登場してしまったのだ...。
影響
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ドンキーコング64は万人受けを狙ったタイトルに反して「怖いゲーム」と評されることがある。これは、全体的に不気味な演出や暗いステージが異常に多いことが理由だが、上記のようなホラゲー紛いな要素を最序盤に仕込んできたことが本作の印象を決定づけたと言っても過言ではない。
その証拠に、現在でもGoogle検索のサジェストで「ドンキーコング64 怖すぎ」などの単語が出てくることがある。それで検索してヒットするページには、だいたい「GET OUT」のことが挙げられている。
本記事執筆時点でドンキーコング64の発売から既に四半世紀以上が経過し、発売当時トラウマを味わった人たちも笑い話にできるほどの世代となっていった。しかし、任天堂の後継機種で遊べる機会が追加されるたびに、初見プレイで恐怖をお見舞いされるプレイヤーが後を絶たない。
2026年6月に「NINTENDO 64 Nintendo Classics」で本作が遊べるようになった際、やはり「GET OUT」がトラウマとしてSNSで数多く共有されていた。いかにインパクトが強かったかが実感できるものとなっている。
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