「地獄へ、降下準備を」
『Halo 3: ODST』とは、2009年にマイクロソフトより発売されたXbox 360用ゲームソフトである。
概要
『Halo 3』のプロローグ。時系列的に言えば、むしろ『Halo 2』の時間と一番近い。
あらすじ
西暦2552年。エイリアン連合軍コヴナントの司令官『悔恨の預言者』が指揮するコヴナント艦隊が地球に侵攻、アフリカのニューモンバサに部隊を降下させた。
スパルタンⅡのマスターチーフがこれを追跡して徐々に預言者を追い詰めていく一方、UNSCの重巡洋艦セイ・マイネーム(Say My Name)ではモンバサで苦戦する海兵隊たちを支援すべくODSTをスタンバイしていた。
だが、彼らODSTの降下直後に予期せぬ自体が起こった。悔恨の預言者の乗るアサルトシップはニューモンバサのど真ん中でスリップスペースに突入し、ワープによるEMP 衝撃波がニューモンバサを瞬く間に壊滅状態に追い込んだのだ。
そして地表への降下中だったODST隊員たちも降下コースをはずれ、散り散りになってしまった。
ODSTの新人(ルーキー)は敵地ニューモンバサにたった一人で降り立つ。
そこで彼ははぐれた仲間を探し、その過程で何故コヴナントがニューモンバサを着陸地点に選んだのかを。何故ここにこだわるか。何を求めているかを知ることとなる。ODSTとは
Orbital Drop Shock Troopers(オービタル・ドロップ・ショック・トゥルーパー)の頭文字をとってODSTである。意味は軌道降下強襲歩兵。
別名『ヘル・ジャンパー』(Hell Jumper)。つまり地獄(Hell)へと飛ぶ者(Jumper)である。 彼らODSTは海兵隊などの通常部隊が活動を見込めない過酷な場所へと投入される特殊部隊である。
敵地の背後、あるいはど真ん中に降下して戦局を打開させるための任に就く。そのため各員にはあらゆる面で高いスキルを求められ、エリートの中のエリートしか所属できない精鋭部隊とされる。彼らは作戦にもよって差があるが、6~8名前後で小隊を編成している。
彼らにはいくつかの特殊装備が提供されており、その一つはHEV(Human Entry Vehicle - ヒューマン・エントリー・ビークル)という個人用降下ポッドである。別名 Single Occupant Exoatmospheric Insertion Vehicle。これにより宇宙艦から直接地上へと降下することが可能だが、敵の攻撃に晒される可能性があるため乗員は手動操縦で回避行動をとる必要がある場合もある。乗員は地上50メートルでエアブレーキ及び逆噴射をかけるが、もしそれらが故障したとすれば凄まじい速度で墜落して乗員が死傷することもある。なお、HALO2でもマスターチーフがこれでデルタ・ヘイローに降下している。
もう一つは VISR(Visual Intelligence System Reconnaissance - ビジュアル・インテリジェンス・システム・リーコンナイサンス)つまり視覚情報機能偵察と呼ばれる補助システムがある。これはODST隊員たちのアーマー・ヘルメットに内蔵され、ワイヤーフレームによる敵と味方の識別・強調や各種情報の整理が可能。必要に応じて目的地のナビポイントを表示したり、映像力を強化して暗視モードにすることも可能。
ODSTのアーマー、〝ボディースーツ〟は通常与圧されていて真空空間でも活動可能であるが、本作のアーマーは指先や首などで皮膚が露出しており与圧できない。
ファイアファイトモード
ファイアファイトモードとは本作から実装された新モードで、『Gears of War 2』のHordeモードのようにプレイヤー同士が協力してコヴナントの波状攻撃を迎え撃つものである。
なお、通常のマルチ対戦モードと違い野良プレイヤー同士でプレイすることは出来ないので、多人数でやりたいならフレンドとやる必要がある。
関連動画
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関連項目
外部リンク
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