I'm on Fire(BEMANI)とは、以下が該当する。
①I'm on Fire(AD/DA)・・・・pop'n musicの楽曲。作曲は池田智宣(AD/DA名義)
②I'm On Fire(kors k)・・・・kors k 2nd メジャーアルバム「Let's Doit Agein」アルバム書下ろし曲。
こちらの記事では両者とも扱う。
①I'm on Fire(AD/DA)
| pop'n music | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャンル | ヘビーメタル | |||||
| アーティスト | AD/DA | |||||
| BPM | 150 | |||||
| 担当キャラ | ダミやん | |||||
| 譜面難易度 | NORMAL | BATTLE | ||||
| EASY | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | |
| - | 30(24) | 43[LP] | 49[LP] | 34 | - | |
| pop'n stage | ||||||
| ジャンル | ヘヴィメタ | |||||
| アーティスト | AD/DA | |||||
| BPM | 150 | |||||
| 担当キャラ | ボンバー | |||||
| 譜面難易度 | 6 SWITCH | 10 SWITCH | ||||
| NORMAL | ANOTHER | MANIAC | NORMAL | ANOTHER | MANIAC | |
| - | 16 | - | - | 20 | (不明) | |
pop'n music 2での初登場
初出は1999年3月26日稼働開始のpop'n music 2にて、ファイナルステージで選ぶ事が出来た楽曲。
ジャンルは「ヘビーメタル」。担当キャラは紫髪のギタリストの「ダミやん」。
ジャンル名の通り、シャウトや狂ったギター演奏が特徴的なステレオタイプのヘビメタだが、歌詞は何故か日本語。何故ポップン2で日本語歌詞のヘビーメタルというかと言うと、ポップン2の稼働年から察して欲しい。
当初はNORMAL譜面しかなかったものの、非常に強いクセと強烈なインパクトを兼ね備えた譜面である。
その内容はというと、曲の開幕からいきなり猛烈な縦連が降ってくるという強烈なイントロで始まる。イントロで出鼻をくじかれても、道中ではしばらくの間は比較的平坦な配置が続くのでゲージの回復は容易だが、アウトロに差し掛かると、両白のボタンを同時に連打し、途中で交互連打に変わるという、かの「skaの滝」を彷彿させる非常にトリッキーな配置のラス殺しが待ち受ける。
・・・と、この様に2という最初期の作品で登場した楽曲の割にはクセが強すぎる譜面構成と評されていて、前作でスパイやディスコキングを余裕でクリアできるプレイヤーで持ってしてもこれはダメという声が多く、その事もあってか当時のAC版ポップンにおける最難関譜面として名を知られていた。
しかし、次回作「3」では更に強烈な譜面が家庭用版から上陸してしまい、この譜面もあっという間に過去の存在にされてしまうのであった。
時は流れ、設定可能なオプションが増えた現行シリーズでは演奏時にSUPER-RANDOMのオプションを使用する事により、縦連打が崩れ乱打に変化するので楽曲のクリア自体は容易ではある。
だが、腐ってもボス曲。S乱使用時は譜面のレベルが40~42相当と適正プレイヤーにとっては程遠いレベルの譜面に変わってしまう事から、「適正レベル付近の実力のプレイヤーがどうしても本曲をクリアしたいのなら正規譜面でプレイするしかない」という困ったチャンでもある。
またNORMAL譜面でありながらも交互連打の部分でBadハマりが起こる関係で、近年の時代になっても「トイサイダー村を制覇したけど、この曲の正規譜面はクリア出来なかった」というプレイヤーも少なからずいるらしい・・・
本楽曲の独特過ぎる譜面配置について、当時の公式ページにはこう記されている。
普通のゲームでいうと最終ボス、初期のビートマニアでいえば「スカ」のような存在感でしょうか。
この曲は歌収録がギリギリになってしまって非常に焦っていましたが、最後にこの曲が入ると、ポップン2 全体の印象がガラッと変わってしまうほどインパクトがありました。
最後の「2バス」の連打は昨年亡くなったヘヴィメタ界の某有名ドラマーに捧げたいと思います。
文中にある「スカ」とはbeatmania 2ndMIXに収録された『ska a go go』のこと。
こちらもシリーズ初期ならではの掟破りの配置で名高く、同作のボス曲として恐れられた。
ヘビーメタルNの他に類を見ない譜面配置もそのオマージュだったことが窺える。
ちなみにポップン15~16で移植され、短期間ながらポップンで遊ぶことができた。
昨年(ポップン2が1999年なので1998年)に亡くなったヘヴィメタ界の某有名ドラマーとは恐らく「コージー・パウエル」のことだと思われる。
作曲者の正体は初期のポップンで活躍した池田智宣氏。
前作のスパイ/spicy pieceやディスコキング/FUNKY TOWN '75、本作のヴィジュアル/WHITE BIRDSなど、初期ポップンを象徴する楽曲の多くを手がけた。
なお、pop'n music 9~20 fantasiaには5ボタン譜面も存在していた。この曲の5ボタン譜面はNORMALより低めな22レベルに設定されていて一見すると簡単そうに見えるが、譜面の方は、最初の縦連が削除されている以外は全てNORMALと全く同じオブジェ配置という熾烈な物であった。
その譜面故に、本曲の5ボタン譜面はゴアトランスやヒートアップ等に並ぶ5ボタン最難関の一つとして数えられているのだが、例によってS乱を使用すると、他の5ボタン最難関とは目じゃない難易度に跳ね上がってしまう事は目に見える。
残念ながらこちらはSunny ParkのEASY譜面システム導入に伴い譜面自体が削除されてしまった。
pop'n music peaceにてHYPER&EX追加
さらに時は流れ、25作目pop'n music peaceにて2019年8月29日より待望のHYPER&EX譜面が追加。初出から実に15年以上経っての追加譜面は、N譜面以上に脅威の譜面だった。
特にEX譜面は開幕からの両緑縦連に始まり、ロングポップ君絡みの配置難が延々と続く後半と非常に癖の強い譜面となっている。初出はLv48という超問題児であり、後のアップデートでLv49に昇格した。
それでもなお詐称譜面として悪名高く、実質Lv50相当の難関譜面として君臨している。
なお、この追加譜面の襲来の2ヶ月前には家庭用に長らく封印されていた「クラシック8 / Line Times」のEX譜面もアーケード正式上陸を果たしており、共に強烈すぎる異常な高速縦連打譜面であることから、本曲とセットで語られることも多い。
また、EXの影に隠れがちなHYPER譜面は縦連というよりはトリル譜面ではあるが、ロングポップ君での片手拘束からの片手16分トリルの強要などLv43としてはあまりに逸脱した譜面であり、こちらも実質Lv45~46相当の詐称譜面として悪名高い。
以上から、H・EXともにpeaceで目立った旧曲追加譜面の難易度インフレを象徴する楽曲と言える。
なお、3年後のUniLabで大規模な難易度改定が行われたものの、ヘビーメタルはH・EXともにノータッチだった。
pop'n stage exに移植
時を遡って本曲がデビューした同1999年の12月、知る人ぞ知る「足でやるポップン」である珍作『pop'n stage ex』の方にも追加隠し曲として登場した。こちらのジャンル表記は「ヘヴィメタ」。担当キャラはファットボーイの色違いの「ボンバー」。 残念ながら彼は本家ポップンには登場しておらず、現在はガーリィ担当のマーガレット(ユリちゃんの色違い)と共にレアキャラとして扱われている。 誰かボンバーとマーガレットに救いの手を・・・
ちなみに家庭用版の本家pop'n music 6はpop'n stageをフィーチャーしてほぼ全曲が収録されており、本曲もstageをリスペクトしてか、同じく「ヘヴィメタ」というジャンル名となっていた。そちらは中身自体は手ポップンそのままで担当もダミやんのまんまなので前述を参照。
まず前提としてpop'n stage exにはNORMAL・ANOTHER・MANIACの3種類の譜面があるのだが、前者2つは無印の旧BEGINNER・旧NORMALが実質的にそれぞれ名称変更されたものであるため、楽曲によっては「NORMALやMANIACが存在せず、ANOTHER(=旧NORMAL)しかない」という珍妙なことになっていた。
そして本曲「ヘヴィメタ」もその1つなのだが…、肝心の1人用の6スイッチANOTHER譜面がかなりヤバい内容。
足で操作するゲーム故か特徴的な縦連打は再現されてないが、代わりにアウトロの白交互地帯に相当する部分に存在する発狂が非常におぞましいことになっている。
具体的には右赤→右黄→右白→左緑を16分で繰り返し踏み続けるという内容。
詳しくは下の動画にて。
さらに、HARD MODE(本家で言うEXPERT MODE)にて隠しコマンドで出現する隠しコース「SPECIAL」では、「レゲエ / BoaBoaLady!」→「アニメヒロイン / 魔法の扉 (スペース🪐マコのテーマ)」→「ヘヴィメタ / I'm on fire」→「ヨーデル / LA LA LA LA YO-DEL」という構成で3曲目に現れる。しかし、このモードがヤバいのは本家と違いステージ毎に指定されたオジャマが強制的に掛かる点。3曲目である「ヘヴィメタ」には「HS×2+縦分身」→「色が次々変わる強化ナゾ色」→「ダンス」が順番に掛かり、よりによってラストの部分の滝をダンスお邪魔で隠してくる構成。加えて、このモードの曲は本来であれば全てANOTHER譜面固定のはずなのだが、4曲目の「ヨーデル」のみ何故かMANIAC譜面かつオジャマ「HS×2+縦分身+SUDDEN」→「EXCITE」→「HIDDEN」というなかなか狂った構成であり、完走を目指すプレイヤーを阻もうとしてくる。
一方、全パネルをフルに使う10スイッチ譜面については、基本的に2人プレー専用(2人で5スイッチずつを分担して使う)であるANOTHER譜面しか存在しない。こちらのラストの16分滝は1P側が(右上)青→(中央)赤→(右下)緑→(左下)白を4セット→2P側が同配置で4セット→1P・2セット→2P・2セットという形になっており、2人で分担できるもののやはり鬼畜配置である。
なお本作の10スイッチモードは基本的に2人専用だが、MANIAC譜面に限り1人でも遊べるように調整されている。しかし、残念ながら本曲については前述の事情により2人用のANOTHER譜面しか選択できない。
…までで話が終われば簡単だったのだが、ここで実は先ほど挙げたHARD MODEが絡んできて、ちょっと話が変わってくる。
先に挙げたように、HARD MODEは一部の例外を除いて基本的にANOTHER譜面が使用されるのだが、実は隠しコースの「POP'N」と「SPECIAL」の2つのみ特殊仕様となっていて、10スイッチを選択した場合だけ全曲が1人でも遊べるMANIAC譜面になるという仕様になっている。
しかし、「SPECIAL」コースには本来ならMANIACが存在しないはずの「レゲエ」と「ヘヴィメタ」も含まれている。では、これらが一体どうなるのかというと…、なんと通常は選べない本コース限定の10スイッチMANIAC譜面が出現する。
そして、例の16分滝部分は中央の4パネルを使った右黄→右白→左青→左緑という配置に変わって勿論存在しており、しかもコース限定譜面なのでダンスオジャマ強制である。
②I'm On Fire(kors k)
| アーティスト | kors k | |||
|---|---|---|---|---|
| BPM | 160 | |||
| 難易度 | BASIC | MEDIUM | HARD | SPECIAL |
| 5 | 7 | 11 | - | |
kors k 2ndメジャーアルバム「Let's Do it Again」アルバム書下ろし曲の一つ。
過去に氏が手掛けていた「FIRE FIRE」や「Plaing with fire」と同じく「Fire」を冠した楽曲かつ曲調も他2曲同様ディスコ調のプチアゲレイヴナンバーで、 まさに「IIDX GOLD」でやれというような楽曲である。
2015年6月11日よりREFLEC BEAT groovin'!! Upperにてプレイアブル化された。
解禁条件は同時配信の「光と幻影」をプレイした後、更に9曲プレイすると楽曲を解禁する事が出来た。
本曲の楽曲解禁方法は少し前に開催された「BEMANI×TOHO」とよく似ているが、あちら側とは異なり楽曲指定が無かった為か、プレイヤー側からは良心的な条件として受け入れられていた模様。
だが、同時に追加された3曲同様、当時の同機種にしては珍しくアルバム発売からある程度期間をおいての配信で、シリーズ恒例行事だった「アルバム発売記念イベント」とは程遠い存在になってしまったのは否めない。
続編VOLZZAではガレージ解禁へ移行し、さらにVOLZZA 2では無条件解禁となった。のだが…(後述)
曲名が上述のポップンのヘビーメタルと同じであったことや、楽曲配信と同時期に懐かしのBEMANI曲を大量移植するイベント「BEMANI MUSIC FOCUS」を開催していたという事もあってか、同曲がポップンから移植されたと勘違いしたプレイヤーも多かった模様。
ちなみに見分け方はREFLEC BEATに収録されているかされてないかと「o」の文字の大小、ジャンル名の有無。
2016年12月稼働開始の悠久のリフレシアでは、システムリニューアルに伴う措置により楽曲が大量削除され、一部の楽曲のみが譜面をリニューアルして蘇る形になった。そのため、本曲もそれに巻き込まれて一旦消滅し、いつの日か復活を待つ状態、だったのだが…
本曲が未だ復活しないまま、2020年3月の復活曲をもってリフレシアは長期冬眠状態に陥ってしまう。
本曲は他機種移植されておらず、iOS版plusにすら入っていないため、今や幻の曲と化してしまっている。
①関連動画
②関連動画
①関連項目
②関連項目
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