「名曲」たる曲とは…?
ニコニコ大百科内のとあるスレで考察を投げかけ続ける、一人のユーザがいたた。
当記事が作られたいきさつ
2008年7月22日、「名曲について語るスレ」に1つの書き込みがあった。
これを皮切りに彼は、運営サイドたるサポート3号を含む周りの人々の意見に左右されること無く、独自の主張を展開した。
1 : 曲名希望 :2008/07/22(火) 12:28:53 ID: XUtqxlXg3H
最近、神曲という言葉も濫用気味というか、これだけ使われていると「名曲」より価値が低くなっているかもしれません、特に「名曲」というのが社会的認知を伴うもので、過去の「名曲」の価値は下がらないとすると尚更、神曲をいっときの流行のようにして使うきらいがあるのではないでしょうか…?
当初読みとられた主張
- 名曲とは主観的なものではなく客観的基準によって定義付けられる普遍的なものである。
- 私の中ではその基準がはっきりしている。世の中に氾濫する「名曲」と呼ばれる曲が本当にそう呼べるかどうか、分類していきたい。
- 人に好まれる楽曲に対する表現として「神曲」や「魅力ある曲」というものもある。「名曲」に分類されなくともそういった表現に値する楽曲はあるわけで、どちらのカテゴリが優れているなどということはない。
- オフ会を計画しています。
ID:XUtqxlXg3H名曲選
【編注:ここに挙げられているものは書き込みのごく一部(スレの始めのほう)から持ってきたものなので、特に昭和世代に偏ってるのはそのレスを選んだ編集者のせいもあります。】
- Longing/Love(あこがれ/愛) - フレーズに隙が無いようで曇(くぐも)らず、くっきりしていますよねメロが
- バッハの小フーガは原曲が名曲ですね(…過不足無く緊密・統一的に編むような多声音楽の神様みたいな人の曲に独自パートを加えて原曲を超えるのは難しいのでは)
- YMO-BEHIND THE MASK
- 「ベートーヴェン Schicksalssinfonie (運命交響曲) 全曲」
- 「ベートーヴェン Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125(合唱付き)より 第4楽章 歓喜の歌」
- 「ポール・マッカートニー(ジョン・レノン) Yesterday」
- 「ポール・マッカートニー(ジョン・レノン) Let It Be」
- 「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Klaviersonate Nr.11 A-dur K.331(トルコ行進曲付き)より 第3楽章 トルコ行進曲」
- 「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Eine kleine Nachtmusik(セレナーデ第13番)」
- 「なごり雪 伊勢正三」
- 「鉄腕アトム 高井達雄 (作詞、谷川俊太郎?)」
- 「赤いスイートピー 松任谷由実」
- 「『いちご白書』をもう一度 荒井由実 (バンバン、河村隆一)」
- 「いとしのエリー(※ Ellie My Love) 桑田佳祐 (エリック/エリコ?)」
- 「勝手にしやがれ 大野克夫」
- 「リンゴの唄 万城目正」
- 「ルビーの指環 寺尾聰」
- 「シルクロード・絲綢之路 喜多郎」
- 「モスラの歌 古関裕而」
- 「ゴジラ 伊福部昭(ラヴェル『協奏風狂詩曲』?)」
- 「秋桜 さだまさし」
- 「いい日旅立 谷村新司」
- 「ヨイトマケの唄 美輪明宏」
- 「帰って来たヨッパライ 加藤和彦 → (團伊玖磨、大島渚)」
- 「Diamonds 奥居香 (中川翔子、柳葉敏郎、夏木マリ、京本政樹、森三中)」
- 「ゲゲゲの鬼太郎 いずみたく (熊倉一雄、吉幾三、憂歌団、泉谷しげる、ザ50回転ズ)」
- 「丘を越えて 古賀政男」
- 「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス 坂本龍一」
- 「夢想花 円広志」
- 「すみれの花咲く頃(日本語詞) フランツ・デーレ」
- 「黒ネコのタンゴ(日本語詞) フランチェスコ・パガーノ」
- 「だんご3兄弟 堀江由朗」「およげ!たいやきくん 佐瀬寿一」
- 「おどるポンポコリン 織田哲郎」
- 「ひょっこりひょうたん島 宇野誠一郎」
- 「巨人の星 ~行け!行け!飛雄馬~ 渡辺岳夫」
- 「レッツゴー!!ライダーキック 菊池俊輔」
- 「オバケのQ太郎 広瀬健次郎 山本直純」
- 「ひみつのアッコちゃん 小林亜星」
- 「北の宿から 小林亜星」
- 「旅の宿 吉田拓郎」
- 「君といつまでも 加山雄三」
- 「上を向いて歩こう(SUKIYAKI) 中村八大」
- 「見上げてごらん夜の星を いずみたく」
- 「恋人よ 五輪真弓 (森進一/徳永英明) (ベトナムでは一番有名な日本の歌?)」
- 「聖母(マドンナ)たちのララバイ 木森敏之」
- 「駅 竹内まりや (中森明菜/甲斐よしひろ)」
- 「愛燦燦 小椋佳」
- 「川の流れのように 見岳章」
- 「神田川 (新宿区西早稲田3-1-3?) 南こうせつ(1973年9月20日発売?)」
- 「異邦人(白い朝?) 久保田早紀」
- 「ガンダーラ タケカワユキヒデ (1999年、3ヶ月限定で再結成?)」
- 「ウルトラセブン “パート1” 冬木透 (間奏より、ゾフィー登場のテーマ? コーラス三人目、尾崎紀世彦?)」
- 「I LOVE YOU 尾崎豊」
- 「ノヴェンバー・ステップス 武満徹 (1967年?)」
- 「キャプテンウルトラ 1-12話主題歌 冨田勲」
- 「UFO 都倉俊一」
- 「せんせい 遠藤実」
- 「贈る言葉 千葉和臣 (『エデンの東』のテーマの影響?)」
- 「乾杯 長渕剛」
- 「わたしの城下町 平尾昌晃」
- 「よこはま・たそがれ 平尾昌晃」
- 「ブルーライトヨコハマ 筒美京平」
- 「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ 宇崎竜童」
- 「雨上がりの夜空に 忌野清志郎」
- 「時間よ止まれ 矢沢永吉」
- 「夜霧のしのび逢い(浜辺) クロード・チアリ (1944年2月11日 ビートルズ“が”前座?)」
- 「夜霧よ今夜も有難う 浜口庫之助 (1967年?)」
- 「矢切の渡し 船村徹 (原曲1976年?)」
- 「万里の河 飛鳥涼」
- 「山口さんちのツトム君 みなみらんぼう (1976年?)」
- 「いつでも夢を 吉田正」
- 「風をあつめて 細野晴臣」
- 「風を感じて 浜田省吾」
- 「愛の讃歌(日本語詞) マルグリット・モノー (美川憲一/美輪明宏)」
- 「微笑がえし 穂口雄右」
- 「愛のメモリー(※ 愛の微笑み) 馬飼野康二 (原詩、藤原鎌足‥‥参考にした楽曲、フランク・シナトラ『マイウェイ』、ヘンリー・マンシーニ『ひまわり』‥‥発表時イベント“マジョルカ音楽祭”の審査関係者、フランシス・レイ、ポール・モーリア、ミシェル・ルグラン…??)」
- 「さよなら 小田和正」
- 「すみれ色の涙(小田啓義作曲)」
- 「氷の世界」 井上陽水
- パスピエ ドビュッシ-
この記事に対するXUtqxlXg3H氏の反応
●もうレスする気も無かったんだけどな(苦笑)、全面的に揶揄するものだとしても9zGE00P3xf さん、ちゃんと記事を作ってくれた事実に対しては込み上げるものが有った
何はともあれ喜んで下さったようだ。いたた…
ほんわかレスへのいざない
前振りなく唐突に始まる文章、説明なく使われる人物の呼び名や専門的用語、ところどころに交じるギャグなど、一般的な文章表現を期待する人やネット表現に慣れきった人は微妙な感覚を抱くかもしれない。
「読みにくい」というのは事実なので仕方ないとして、「長文自重」という反応はあまり的を射たものではない。
XUtwxlXG3H氏ばかりが発言している状態が異様に映るという側面も無くはない。
彼の書き方の癖や反応の癖さえ慣れてしまえば、会話らしいこともできるので、コミュニケーションをとってみるのもいいかもしれない。ただし、現在は充分なレスをする余裕のない場合が多いようだ。
当記事の主について
「めっきゃく」さん・・・『オウ王国』の「国王」。
独特の口調で持論を展開、音楽を鑑賞・作曲し、絵を描き、自分の国(文化)を築かんとするクリエーターである。
彼は当記事の掲示板をオウ王国関連の記述に用いている。
なを、オウ王国は独自の美術・音楽・言語等を編むだけではない。現在の社会を批判し、否定・拒絶するという一面もある。世俗を退けてその代わりに、オリジナルの芸術文明を創造する試みである。なぜそうする必要があるのかは、ユーザ記事の一説を引用し、説明とする(☆折りたたみページへリンクあり)
充分なレスをする余裕がない理由の説明。インターネット上の会話では相手の姿が見えないことから妄想に取り付かれて、混乱したり、レスの内容に困惑したりして【調子が狂う】場合が多々ある。特にカフェ生活においては時間がかかるとそのまま経済的負担となることから、寝不足など健康へも影響する。したがって無視せざるを得なくなるかもしれないとのこと。以下、掲示板レスへのリンクあり。(>>479など)
なぜそのような悪環境にいるかの説明(>>1240)(>>1251)
俺は天下の嫌われ者(変人中の変人の中の人)で大勢が排除したがっていると
思っているが何割(やんわり)か妄想かもしれない、これが一番大事な自己紹介かも‥‥(?)
‥‥というか目立たないから嫌う人も限られるので、目クジラ(化け物)を立てないで、排除しないで下さい‥‥ 【ユーザ記事より】
「俺がしたい作業とはこれです‥‥??」
つまるところ、ここの主は名曲語りを通じて何がしたいのか・・・・推測する参考に。
ID: Xutqxlxg3H専用>>1551>>1552 (>>2127へのレス)>>2139
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・・・・って、結局「ID:XUtqxlXg3Hの名曲論」は?
美しい旋律が名曲の命
以下は、編集者(とぅこ)が複数の掲示板レスから読みとった彼の名曲論であり、誤解や間違いがあるかもしれない。
- 名曲は誰が決めるのか、何か基準はあるのか・・・・?レコードの売り上げや歌手の人気といった、「音楽業界が作ったレールに乗った」曲、昔から名曲と「言われている」といった、目に見えない空気・雰囲気で、ただ認めているのか?
- 権威主義は受け容れ難い。しかし、世に名曲は存在すると思われる。
- 流行、ムード、聞く人の思い出補正、映画やゲームなど別の要素とのからみ・・・・そういった物は、音楽そのものの「名曲かどうか」を決める基準にはならない。
(その人にとっての名曲、ということは言っても良いが、彼の追い求める名曲とは観点が違う) - リズムや編曲や演奏方法(PVの出来を含む)などの要素も、音楽そのものの評価とは別に論じるべき。
- 『部分的な名曲』もかなり多い。
- では、名曲を名曲たらしめている要素は有るのか。
- 「旋律の美しさ」が、名曲の絶対条件であろう。
- 美しい旋律という物は、小さなひとつながりのパーツであり、それらが沢山、順序よく連なることで音楽となる。
- その美しい旋律のひとつながりを、彼はィデンァ
と呼んでいる。関連項目へ☆
- 彼もまた、美しい旋律を備えた名曲を作ろうと、頑張っている。
一例として、彼のオリジナル曲集→ - 美しい旋律の連なりは、リズムやアレンジを変えても強さ・輝きを失わない。
(彼自身がまだ研究段階であり、愛着のある旋律を音色や和音などを変えて しばしば作り直し、研鑽を重ねている) - 上記のような ある種の強さを持つ 人の心に響く旋律の連なりは、人類の宝とでも言うべき貴重なものであろう。
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- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/id%3Axutqxlxg3h%E3%81%AE%E5%90%8D%E6%9B%B2%E8%AB%96