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InterFM（株式会社InterFM）

東京（東京タワー）89.7MHz（旧周波数：76.1MHz）
　住所：東京都品川区東品川 1-3-3 テレビ東京天王洲スタジオ 7階
　愛称：Inter FM（コールサイン：JODW-FM）
　系列：MEGA-NET

名古屋（東山タワー）79.5MHz（閉局）
　住所：名古屋市瑞穂区北原町1-33-2 木下工務店名古屋支社 1階（スタジオ）・3階（Inter FM名古屋支社）
　愛称:RADIO NEO（コールサイン：JOCW-FM）

概要

1996年 4月1日開局。外国語放送局として開局した。当初の社名は「株式会社エフエムインターウェーブ」。
送信所はTOKYO FMと同じく東京タワーであるが、TOKYO FMよりアンテナの高さと、実効輻射電力が低く(TOKYO FM アンテナ高333m・実効輻射電力125kW、InterFM150m・11.5kW)、東京都内でも多摩地方の一部や諸島部では電波が届きにくい。横浜にも中継局(76.5MHz)がある。radikoでは関東1都6県エリア。
- こうしたアンテナ高の低さがここ数年の高層建築物の増加によって難聴取となってさらに現れており、さらに周波数もコミュニティ FMが使用する帯域に入って新規開局の妨げになっていること、外国のラジオで受信できる周波数から外れていることも要因となり、送信試験を行った上で2015年 6月に周波数を89.7MHzに変更する事が認可され、6月30日午後6時より東京タワーのアンテナ高を上げて送信を開始、旧周波数とのサイマル放送期間を経て11月に全面移行した。
開局当初は英字新聞社ジャパンタイムズを傘下に持つニフコが主要株主であったが、2009年から3年間、テレビ東京の完全子会社であった。2012年に不動産会社で映画製作にも取り組んでいる木下不動産グループの傘下に入る。その後2020年9月に全国FM放送協議会（JFN）への番組供給を行うジャパンエフエムネットワーク（JFNC）が全株式を取得し完全子会社とした。2021年にはインプレスや東京タワーなどに対して第三者割当増資を行ったが、JFNCは今なお株式34.9%を保有する筆頭株主となっている。
- DJにテレビ東京アナウンサーが出演する番組や、テレビ東京の番組CMを流す時もあった。
- 木下不動産グループ傘下になったのを機に、当局看板 DJののピーター・バラカン氏が執行役員になった。
- JFNC傘下になったのを機にJFNの特別加盟局となった。パラオの国営放送エコパラダイス FMに続いて2例目の特別加盟であり、2020年 11月よりJFNの一部番組（平日昼の生ワイド番組及び内包するニュース番組、収録番組数本）のネットを開始している。
- JFNCはTOKYO FMの持分法適用会社なので、JFNCの子会社になったという事はTOKYO FMの孫会社になったと言う事でもある。ちなみにTOKYO FMはInterFMの設立当初に出資していたこともある。その一方で同じMega-Net系列のFM COCOLOはFM802（JFL）の一部門なので、大元でねじれ現象が生じる事態にもなった。
外国語放送だけではスポンサー収入を得ることが難しく、外国語放送の大幅削減や改編期でもないのに突然改編を行うなど試行錯誤が続き、現在も経営が厳しい状況が続いている。
- Inter FMがキーステーションの外国語 FM局ネットワーク MEGA-NETは4局あったが、名古屋のRADIO-iが1度も単年黒字にならず開局10年余りで閉局になり、現在はInter FMと大阪・関西エリアのFM COCOLOと福岡・北部九州エリアのLove FMの3局のみ。FM COCOLO、Love FMともに、開局当初の事業者はほかの事業者に経営を譲渡し、清算の動きとなっているが、再び名古屋で外国語 FM局を開局する動きが出た。(次項へ)

Radio NEO

2000年 4月にMEGA-NETの4局目として開局した、名古屋のRADIO-iが1度も単年黒字にならず2010年 9月に閉局。これにより、名古屋圏は外国語 FM局空白区となった。
その2年後の2012年 10月に名古屋圏での放送計画を表明。2013年 8月に、10月に更新される放送免許で現在の東京圏の免許更新だけでなく、新規に名古屋圏の放送免許も申請した。
そして、2014年4月1日午前7時に開局の運びとなった。(ソース)
- RADIO-iが使用していた周波数79.5MHz、出力5Kwだが、送信所が先発局と同様に東山タワー(中京テレビ放送敷地内)とアンテナの高さは低くなった。これにより実効輻射電力は51kWから18kWとなり、現在豊橋中継局の設置は未定であることから、RADIO-iのエリアであった愛知県三河地域の一部、岐阜県などには聴取が難しいものとみられる。
- 1事業者によるラジオ1局2波体制は2例目であるが、異なるエリアにおいて新規で放送免許を申請しての事例は初である。
- 名古屋局の独自編成は天気予報、交通情報、P.S.A(在日外国人向け地域生活情報)が異なるのみで、ほぼ東京発の番組を放送している。
- なんと愛知県で7割以上のシェアを持つ中日新聞のラジオ欄には、開局直後はこの局の番組表が載っていなかった・・・。
  - かつては中日の愛知版のラジオ欄で、静岡のK-MIXの半分(現在は愛知県内の中日のラジオ欄には載っていない)だった、岐阜放送（ぎふチャン）ですらRadio-iの閉局を境に大幅に拡充したのだが。これでは周知の機会が増えにくいかも。
  - 開局から2週間後、やっと掲載されたが、隣県のラジオ局の2/3程度。かつては数行しかなかったぎふチャンより小さい扱い。ほかの在名局は多くのスペースを割いて聴きどころをふんだんに書いているが、ここだけは、最小限となっている。
2015年10月、ステーションネームがRADIO NEOと変更されることを、INTER FM東京本局の周波数変更の発表と同時に発表された。
- 同じエリアのFM局として、2015年 4月にFM　AICHIが@FMにステーションネームが変更されている。
- 名古屋発の番組は平日午前を中心に編成し、約2割が名古屋発となる。最もラジオが聴かれているといわれる平日9時-11時には、元フジテレビでフリーアナウンサーの本田朋子 DJのワイド番組を開始。
- 12月に入るとさらに名古屋発が増加。平日午後7時から1時間は、同月に開業した「イオンモール常滑」のサテライトスタジオに、名古屋のすべての民放FMでDJを担当した佐野瑛厘などが出演。そして午後9時にはSKE48など日替わりMCのワイド番組をスタートするなど、名古屋発が全体の3割以上となった。
しかし2020年 6月30日に惜しくも廃局が決定。皮肉にもRadio-iよりも短命となってしまった。

首都圏のラジオ局

周波数：親局	放送局名
594kHz	NHK第一
693 kHz	NHK第二
810 kHz	AFN
954k Hz/90.5MHz	TBSラジオ
113 4k Hz/91.6MHz	文化放送
124 2k Hz/93.0MHz	ニッポン放送
142 2k Hz/92.4MHz	ラジオ日本
78.0MHz	bayfm
79.5MHz	NACK5
80.0MHz	TOKYO FM
81.3MHz	J-WAVE
82.5MHz	NHK-FM
84.7MHz	FMヨコハマ
89.7MHz	InterFM

※TBSラジオ/文化放送/ニッポン放送のワイドFMは12月7日本放送開始

東海3県のラジオ局

周波数：親局	放送局名
729kHz	NHK第一
909kHz	NHK第二
1053kHz/93.7MHz	CBCラジオ
133 2k Hz/92.9MHz	東海ラジオ
1431kHz/90.4MHz	ぎふチャン
77.8MHz	ZIP-FM
78.9MHz	RADIO CUBE FM 三重
79.5MHz	Radio NEO
80.0MHz	FM GIFU
80.7MHz	FM AICHI
82.5MHz	NHK-FM