「いつも身分を隠してなくてはいけない 秘密探偵という仕事のつらいところだな」
甲斐武(S6号)
J機関(じぇーきかん)とは、漫画『秘密探偵JA』に登場する、架空の日本の諜報機関(スパイ機関)である。
概要
1960年代の漫画作品『秘密探偵JA』に登場する、日本国総理大臣の直轄にあたる国家系諜報機関で、正式名称は「日本秘密防衛組織」、通称「J」もしくは「J機関」。というか海外の敵対勢力にも「J機関」で通じる。
団体や犯罪組織、大国あるいは過激勢力などといった、日本を狙う者たちを秘密裏にサーチ・解析し、必要とあれば処理する任務を負っている防衛組織。表の部分は自衛隊が守り、裏の部分はJ機関が守っている。[1]
J機関長官をトップとして、100人以上のエージェントで構成されている。その中でも高い実力を持つものは"J機関のエース"の意味を持つ「JA」の称号を持っている(作品の主人公である飛鳥次郎もこのJAの一人)。
戦闘機や空母などの軍隊で使われるようなレベルの兵器も多数保有しており、日本政府よりさまざまな権限が与えられている。J機関の本部ビルは表向きの職業として出版社として活動しているが、"仕事"の際はビル内部にある秘密の部屋において会議や準備などが行われる。
J機関 長官 | |||
S1号 ~ S100号 (100人) |
JA | JA | JA (飛鳥次郎) |
- 【J機関長官】
- J機関のトップに当たる職。作中でこの職についているのは"大佐"のコードネームを持つ男。表向きの呼称は「編集長」。時々表の職業のクセで編集長と呼んでしまうエージェントもいるとか。
- 【Sナンバー】
- 大佐の下についている、S1号~S100号までのSナンバーが付く100人のエージェント。普段の"仕事"にはSナンバーが当たることになっている。殉職することもあり、その都度エージェントの補充が行われる。変装の名人が交通事故で死んだり外国に住むエージェントが暗殺者に燃やされたり
- 【JA】
- J機関のエージェントが試験による選抜を経て就ける、組織の中でも最も高い実力を有するエリートの地位。Sナンバーでも難しい案件を代わって解決する事を任務としている。それぞれが個別で大佐の下につくという、Sナンバー100人からは独立した命令系統になっており、第1巻の時点ではJAが3人いる。
- 基本的には大佐からの命令をそれぞれ個別で受けとりソロ活動しているが、上の判断しだいでは作戦に2人以上のJAが投入されるケースもある(秘密保持のためお互いの存在を知らされていないことも)。なお敵の実力がさらに高かった場合はJAでも殉職する場合がある。
- 【他】
- シー・アルプス号の操縦者や整備士、機関員の試験官、各地で一般職に紛れながら情報を集めたり機関員のサポートを行うサポーターたちなど、長官やエージェントたちを支えるメンバーが多数いる。
その他
- シー・アルプス号
- J機関が保有する巨大空母。しかも甲板を切り離すことによりそのまま海中航行できる潜水艦に早変わりする、文字どおりの「潜水空母」。ワイヤーで固定したまま振り回しながら格納庫から出して艦載機3機を同時発進させるという、カタパルトとは異なった独特な発艦方法を採用していたり、船内で巨大なジオラマを組めるスタジオを持っていたりと、色々と特殊な構造を持つ。
- 破壊班
- J機関が保有する専門チーム(50人)。エージェントたちが発見した日本に害をもたらす薬品工場など、指定した箇所を破壊処理する任務を負っている。1巻で敵の罠にかかり工場を爆破されて全滅した。
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関連項目
脚注
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