J3リーグとは、2014年に開始したJリーグの第3部のリーグである。
J1及びJ2リーグにはそれぞれ「Jリーグ ディビジョン○(○にはそれぞれの数字が入る)」の正式名称があったが、J3リーグの正式名称はディビジョン3ではなく、「J3リーグ」が正式名称である(2015年からタイトルパートナー契約により、明治安田生命J1リーグ・同J2リーグの名称に変更されている)。
また、「J3」そのものは、は別の意味合いを持つタグなので詳しくはそちらを参照。→J3
概要
日本国内で行われているプロサッカーリーグ「Jリーグ」は、2013年現在でトップカテゴリーであるJリーグ ディビジョン1(略称:J1・18クラブ)と、その次のカテゴリーに位置しているJリーグ ディビジョン2(略称:J2・22クラブ)が存在しているが、J2クラブの最大数は22で固定されているため、Jリーグに参入するクラブを受け入れる受け皿が必要になった。
2013年現在のJFLはプロ・アマ混在のリーグであり、またアマチュアクラブの大半はJリーグに昇格する意思が無い、もしくは昇格する基盤が無いなどの理由もあり、Jリーグクラブのすそ野を広げる場とする、新しいリーグを検討する動きが数年前より水面下で行われていた。
だが、J2のクラブが2012年のシーズン開始で最大の22となり、更にその年のJFLにおいてJリーグ昇格を目指すV・ファーレン長崎がJ2に昇格、その影響でJ2最下位だった町田ゼルビアがJFLに降格となる。この事がJ3設置の動きを早める事となり、2014年シーズンからの開始が内定した。
歴史
- 2013年
- 第1回のJ3リーグに加入するチームの募集を開始。「Jリーグ準加盟」の審査→スタジアムの審査→J3ライセンスの審査を経る必要がある。
参加できるチーム数は最大で12。審査を通ったチーム数が12を超えた場合、今年度の成績により参入チームを決定する(JFLのチーム(上位から順)→地域リーグ決勝大会出場チーム(上位から順)→それ以外の地域リーグのチーム、の順で優先権)。
同年11月に、まず10チームが決定。北よりブラウブリッツ秋田・福島ユナイテッド・町田ゼルビア・SC相模原・横浜スポーツ&カルチャークラブ(Y.S.C.C.)・AC長野パルセイロ・ツエーゲン金沢・藤枝MYFC・FC琉球及びJ1/J2の若手選手混成チーム(Jリーグアンダー22選抜)。
翌12月には残り2チームが決定。地域リーグに在籍しているクラブでJ3参加を希望している3クラブからグルージャ盛岡、J2/JFL入れ替え戦の敗者であるガイナーレ鳥取となった。 - 2014年
- この12チームで第1回のJ3リーグが開始。
- 2015年
- 前年度1位のツエーゲン金沢がJ2リーグに昇格し、J2最下位のカターレ富山が降格、そしてJFLから条件を満たした前年度JFL4位のレノファ山口FCがJ3に昇格。
Jリーグアンダー22選抜は2015年度も前年度同様に参加することとなり、チーム数は13に増加。
試合数も全39節と前年度に比べて増加、チーム数が奇数のため休みのチームが1チーム出てくるため1チームの試合数は36試合で行われることとなる。 - 2016年
- 前年度1位のレノファ山口FCがJ2リーグに自動昇格し、J2最下位の栃木SCが自動降格。またJ2・J3入れ替え戦の結果前年度2位の町田ゼルビアが昇格し、J2で21位の大分トリニータが降格。そしてJFLから条件を満たした前年度JFL4位の鹿児島ユナイテッドFCがJ3に昇格し、新たにFC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23が参加し、Jリーグ・アンダー22選抜が活動を終了。
これらにより、チーム数は16に増加したが、2回戦総当たりに試合方式が変更され、試合数は全30節と前年度よりも減少。 - 2017年
- 前年度1位の大分トリニータがJ2リーグに自動昇格し、J2最下位のギラヴァンツ北九州が自動降格。そしてJFLから条件を満たした前年度JFL3位のアスルクラロ沼津がJ3に昇格。
これらにより、チーム数は17に増加。
J2・J3入れ替え戦が廃止され、自動昇格2枠になった。
試合数は全34節と前年度に比べ増加、チーム数が奇数のため休みのチームが1チーム出てくるため1チームの試合数は32試合で行われることとなる。 - 2018年
- 前年度2位の栃木SCがJ2リーグに自動昇格し、J2最下位のザスパクサツ群馬が自動降格。前年度1位のブラウブリッツ秋田はJ2ライセンスがなかったため入れ替えは1枠のみとなった。
チーム数が変わらなかったためレギュレーションは前年から変わらず。 - 2019年
- JFLからヴァンラーレ八戸FCが新たに参入。計18チームとなり3シーズンぶりに偶数チームとなる。前年最下位だったギラヴァンツ北九州が優勝、ザスパクサツ群馬が2位となり夫々J2へ昇格、代わってJ2最下位のFC岐阜および21位の鹿児島ユナイテッドFCが降格することになった。
また、JFLで2位になったFC今治のJ3参入が決定。2020年は計19チームとなる。 - 2020年
- 当初は19チームでの開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響による開幕戦延期の影響で、試合会場の確保が困難になったことからFC東京U-23が参戦を辞退。18チームでの開催となった。
この年はブラウブリッツ秋田が優勝、SC相模原が2位となり夫々J2へ昇格。ただし、この年は降格なしという特別ルールが設けられたためJ2からの降格はなし。JFLからはリーグ4位になったテゲバジャーロ宮崎のJ3参入が決定(これにより九州全県からJリーグチームが誕生したことになる)。さらに、ガンバ大阪とセレッソ大阪のU-23チームの活動が終了し、2021年は計15チームでの開催となる。
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関連項目
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