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JR神戸線とは、東海道本線大阪~神戸間及び山陽本線神戸~姫路間の愛称である。
概要
JR神戸線は、阪急電鉄にも神戸線があるため、混同を避ける目的で「JR」と付いている。路線カラーはJR京都線と同じくラインカラーは青色で路線記号は「A」。
全線が複々線区間のJR京都線とは異なり、複々線区間は大阪~西明石間までに限られる。また、JR京都線と同様の方向別複々線区間は大阪~新長田間までであり、新長田~西明石間は線路別複々線となっている。
西明石~姫路間は複線区間となっており、発着本数も大幅に減少している。
保安装置はATS-P及びATS-SWである。
なお、JR神戸線を走る特急は通勤特急「らくラクはりま」を除いて全て山陰方面行きの特急。「はまかぜ」はキハ181系時代は新快速より遅い設定となっていたが、キハ189系導入により列車によってまちまち、という状態に変わっている。
この路線も他線との直通を行っていること、踏切が多数存在すること、岡山・名古屋・北陸方面からの長距離貨物が走ることもあり遅れがよく発生する。
以前は芦屋で新快速と普通の接続を図っていたが新駅の開業による所要時間増加により接続を取らなくなっている。
阪神大震災発生時、真っ先に全線復旧したのがこのJR神戸線である。復旧後は並行私鉄の乗客を一重に引き受けるために新快速電車等を大増発。他に劣らない速達性により乗客達はJRを選び、私鉄組の阪神阪急山陽は窮地に立たされた。(山陽電車・阪神電車で運転される直通特急の登場もこれが背景にある。)山陽特急から明石で新快速に乗り継ぎにくいダイヤなのは乗客を奪われないようにするため…らしい。
朝ラッシュ時の大阪方面行き快速は停車駅パターンが速達型に変化しており、明石~兵庫間ノンストップとなる(いわゆる"外線快速")。
ゆとりダイヤ導入前の新快速の所要時間は大阪駅~三ノ宮駅を19分、大阪駅~姫路駅を57分で結んでいた。安全性の観点から、今後この記録を超えることは叶わないだろう。
昼間時の本数
大 阪 |
・・・ | 尼 崎 |
・・・ | 須 磨 |
・・・ | 西 明 石 |
・・・ | 加 古 川 |
・・・ | 姫 路 |
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新快速 | 4本 | ||||||||||||||
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快速(高槻~明石間快速) | 4本 | 2本 | |||||||||||||
普通(JR京都線系統) | 4本 | ― | |||||||||||||
普通(JR宝塚線系統) | 4本 | ― | |||||||||||||
普通(JR東西線系統) | ― | 4本 | ― | ||||||||||||
合計 | 16本 | 12本 | 8本 | 6本 |
駅一覧
●:停車、─:通過、▲:朝の上り及び夕方の下り列車の一部(列車線を走行する快速)が通過、◆:一部時間のみ運転
快速は下り明石駅から先、上り西明石駅までは普通として案内される。
使用車両
- 207系(普通)
- 221系(快速・明石以西普通)
- 223系(新快速・快速・明石以西普通)
- 225系(新快速・快速・明石以西普通)
- 285系(寝台特急サンライズ瀬戸・サンライズ出雲)
- 289系(通勤特急らくラクはりま)
- 321系(普通)
- キハ189系(特急はまかぜ)
- 智頭急行HOT7000系(特急スーパーはくと)
関連動画
関連項目
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